科名:サトイモ科Araceae
属名:テンナンショウ属Arisaema
和名:マムシグサ
漢字:蝮草
学名:Arisaema serratum(Thunb.) Schott
読み:アリサエマ(アリセーマ)・セラータム
別名:――
流通名:――
英名:――
撮影場所:神奈川県 ズーラシア園内
撮影日:2007.05.04
5月に撮影してから、名前を探すまでに、
なんと一ヶ月以上かかってしまいました!!
マムシグサと決め兼ねていた理由は…
この付属体の形と苞の形や色、そして葉鞘の模様の色にあります。
まったくお手上げで、しばらくほったらかしてたのですが、
なんか引っかかるので図書館で調べてきました!
平凡社の「日本の野生植物 草本」に色々なタイプのマムシグサの写真があり、
比較すべき点も明確にわかったので、
ようやくこの植物がマムシグサでいいのだと判明!!
ご参考までに、
以下にマムシグサと同定した理由の一部を書いておきます。
↑↓苞は大きく開いてくるりと反り返っています。
そのため耳のように見えます…。
なので単純にミミガタテンナンショウかもと思ったんです・笑
ミミガタテンナンショウは手持ちの図鑑の絵合わせなどの段階で違うと判明。
ミミガタテンナンショウは
仏炎苞が葉よりも早く開くので、マムシグサよりも独特です。
草姿はコンニャクの花に近い雰囲気があります。
仏焔苞(仏炎苞)の色が濃い紫だそうです。
(緑っぽいものほとんど無い様子。)
また小葉の数が少なく、葉がもう少し丸っこいそうです。
マムシグサにしては、仏炎苞がやや開き気味ですが、
マムシグサにもこういうタイプがあるんだそうです。
次に、付属体がぷっくりしているマムシグサの写真が見当たりません。
どの写真も、もっと細めな感じです。
手持ちの資料には付属体についてあまり載っていないため
ものすごく悩んでしまいました。
これについては「日本の野生植物 草本」にマムシグサの付属体は
「(形に)変化がある」と写真付きでのっていたのでクリア!
葉鞘(茎のように見える部分)↑の模様も
私が知る「マムシグサ」のような濃い斑点がありません…
これは推測となってしまうのですが、
仏炎苞も色が薄いため、
全体的に色素の薄い固体なのかも…という結論になりました。
ヘンな図↑があると思いますが、
葉鞘の解説です。
茎(図の緑色部分)をとりまくオレンジ色の部分をいいます。
葉っぱの基部(付け根部分)が文字通り「さや」状になり、
茎を取り巻いています。
身近なところでネギなどがありますね!
イネ科なども葉鞘があります。
また色々な近縁の種類と比較しましたが、
それぞれに分布域や形状の特性について、
明らかに異なる点が見受けられたため、
マムシグサと同定しました。
ちなみに、テンナンショウ属の中でもマムシグサは特に分類が難しいそう。
アオマムシグサ、カントウマムシグサ、
オオマムシグサ、ホソバテンナンショウなど
それぞれ仏炎苞の色形が異なったり、付属体の形状、
葉の形状や模様が異なるものに、
別名が与えられています。
ですが、「日本の野生植物 草本」ではこれらの異なる和名をもつものを、
同種とするそうで、今回はこの分類に従いました。
ナナシノゴンベさん、長いことすごく気になっていたので、
だいぶスッキリしました!!
最初っから図書館で調べればよかったなあと思います。
属名:テンナンショウ属Arisaema
和名:マムシグサ
漢字:蝮草
学名:Arisaema serratum(Thunb.) Schott
読み:アリサエマ(アリセーマ)・セラータム
別名:――
流通名:――
英名:――
撮影場所:神奈川県 ズーラシア園内
撮影日:2007.05.04
5月に撮影してから、名前を探すまでに、
なんと一ヶ月以上かかってしまいました!!
マムシグサと決め兼ねていた理由は…
この付属体の形と苞の形や色、そして葉鞘の模様の色にあります。
まったくお手上げで、しばらくほったらかしてたのですが、
なんか引っかかるので図書館で調べてきました!
平凡社の「日本の野生植物 草本」に色々なタイプのマムシグサの写真があり、
比較すべき点も明確にわかったので、
ようやくこの植物がマムシグサでいいのだと判明!!
ご参考までに、
以下にマムシグサと同定した理由の一部を書いておきます。
↑↓苞は大きく開いてくるりと反り返っています。
そのため耳のように見えます…。
なので単純にミミガタテンナンショウかもと思ったんです・笑
ミミガタテンナンショウは手持ちの図鑑の絵合わせなどの段階で違うと判明。
ミミガタテンナンショウは
仏炎苞が葉よりも早く開くので、マムシグサよりも独特です。
草姿はコンニャクの花に近い雰囲気があります。
仏焔苞(仏炎苞)の色が濃い紫だそうです。
(緑っぽいものほとんど無い様子。)
また小葉の数が少なく、葉がもう少し丸っこいそうです。
マムシグサにしては、仏炎苞がやや開き気味ですが、
マムシグサにもこういうタイプがあるんだそうです。
次に、付属体がぷっくりしているマムシグサの写真が見当たりません。
どの写真も、もっと細めな感じです。
手持ちの資料には付属体についてあまり載っていないため
ものすごく悩んでしまいました。
これについては「日本の野生植物 草本」にマムシグサの付属体は
「(形に)変化がある」と写真付きでのっていたのでクリア!
葉鞘(茎のように見える部分)↑の模様も
私が知る「マムシグサ」のような濃い斑点がありません…
これは推測となってしまうのですが、
仏炎苞も色が薄いため、
全体的に色素の薄い固体なのかも…という結論になりました。
ヘンな図↑があると思いますが、
葉鞘の解説です。
茎(図の緑色部分)をとりまくオレンジ色の部分をいいます。
葉っぱの基部(付け根部分)が文字通り「さや」状になり、
茎を取り巻いています。
身近なところでネギなどがありますね!
イネ科なども葉鞘があります。
また色々な近縁の種類と比較しましたが、
それぞれに分布域や形状の特性について、
明らかに異なる点が見受けられたため、
マムシグサと同定しました。
ちなみに、テンナンショウ属の中でもマムシグサは特に分類が難しいそう。
アオマムシグサ、カントウマムシグサ、
オオマムシグサ、ホソバテンナンショウなど
それぞれ仏炎苞の色形が異なったり、付属体の形状、
葉の形状や模様が異なるものに、
別名が与えられています。
ですが、「日本の野生植物 草本」ではこれらの異なる和名をもつものを、
同種とするそうで、今回はこの分類に従いました。
ナナシノゴンベさん、長いことすごく気になっていたので、
だいぶスッキリしました!!
最初っから図書館で調べればよかったなあと思います。
わたしも「ウラシマソウ」を記事にしたことがあります。
今回は種小名のserratum, serrata, serratus「鋸歯のある」を調べていてお邪魔しました。
テンナンショウ属、面白いですよね!!
あの形がなんとも…
学名は組み合わせなものが多くて、なかなか探し物に当たらないこともありますよね…
探し物、見つかるとよいですね!!