「抜け毛が多くなった」、「髪の毛が薄くなってきた」「ボリューム感が少なくなった」と悩んでいる女性は少なくありません。
薄毛や抜け毛で悩んでいるのは、男性特有ではなく、髪の毛の悩みは女性も多く、女性用育毛剤を使っている方も増えてきています。
ストレスから薄毛や抜け毛になってしまう女性が増えているのです。また、薄毛になる人の年齢は、中高年に限らず、10代の女性にまで及んでいることから、最近では、女性用の育毛剤にも種類が増えてきました。
育毛剤には女性用育毛剤と男性用育毛剤があるのをご存知でしょうか。
薄毛や抜け毛の原因は個人個人で様々なのですが、基本的に女性の薄毛や抜け毛は、男性とは特徴も対策方法も異なります。
例えば、男性用育毛剤に使用されている、「フィナステリド錠」という内服薬がありますが。
これは、妊娠中の女性が服用すると、男の胎児の生殖器に異常を起こす可能性があるのです。
ホルモン系の育毛剤では副作用を起こす恐れがありますので、男性用と限定されている育毛剤を女性が使うことのないよう、注意しなくてはいけません。
全ての人に効果がある女性用育毛剤や育毛方法はありませんが、10年以上前に比べると、効果や効能は数段上がっています。
豊かでキレイな髪を維持するためにも、予防法や治療方法などをしっかりと学んだ上で、女性用育毛剤を使うべきです。
さて、女性用育毛剤を購入する前に知っておくべき知識として、頭皮についての知識があります。
通常の健康な頭皮の状態というのは、1つの毛穴に対して髪は数本、頭全体では約10万本の髪の毛が生えています。また、髪の毛の太さは、平均0.1ミリと言われています。
女性の薄毛や抜け毛は、頭頂部を中心としてボリュームが少なくなるのが特徴で、髪が細くなったり、本数が減ってしまい、薄くなることが多いようです。
こうした女性特有の症状があるために女性用の育毛剤というものがあるわけです。
毛の成長には「毛周期」というサイクルがありますが、ストレスやホルモンバランスなどにより、髪が成長する「成長期」が短くなったり、成長が止まった毛が自然に抜け落ち、しばらく休む「休止期」が長くなったりします。
中高年以降の女性の薄毛や抜け毛で、一番多いと言われているのが、頭頂部の広範囲の毛が薄くなる「びまん性脱毛症」です。
過剰な洗髪や、毎日のドライヤー、整髪料などにより、頭皮に負担がかかってしまうことや、ダイエットによる栄養不足、経口避妊薬(ピル)によるホルモンバランスの崩れなどが原因で起こります。
男性の薄毛と同様、髪の休止期の割合が多くなったことも、原因とされています。
年齢を問わず、心理的、精神的ストレスが原因の「トリコチロマニア」もあります。
これは円形脱毛のような症状になる薄毛です。
このようにいろんな要因から女性の薄毛は発症しますので、症状にあわせた女性用育毛剤を使うことが大切なのです。