山の恩師のお葬式の日
弟さんが挨拶なさいまして
「皆さん○○さんを忘れないでください
皆さんが思い出して下さる間 ○○さんも生きています」
と。
今年も匂いエビネが咲きました
我が家に来てくれて40年、その間何人かの方に
株分けして差し上げているので
我が家では年数の割には一鉢で花も1本しか咲きません。
この花は主人の幼馴染の方からいただきましたが
その方は若くして病死されてしまいました
ですのでこの花が咲くと必ず主人に報告します
「Aさんのエビネが咲きましたよ」と。
そして朝のひと時Aさんの話をします
こんな時 前記の先生の弟さんのお話を思い出します
亡くなってもこころの中に人は生きているということ
思い出す人がいる間は亡くなった人も生きている~とは
こういうことなんですね
同じ事がまた昨日ありました
今、二階の部屋のガラクタを整理しているのですが
カセットテープやCDの中から
ヘンデルの LARGO が出てきました
十数年前友人からいただいたCDです
すっかり忘れていて十年以上もの間聴いていません
たまたまオカリナでこの曲も習っているので
さっそく聴きながら家事をしました
友人は今の私の歳に病気が元で亡くなってしまい
彼女を姉のように思っていたので
私はかなりショックで落ち込んだことを思い出します
ものを片付けることでそんな大事な人からいただいた品が
再び日の目を浴びる事になりました
あらためて友人に感謝し、これからは身近に置いて聴くことにします
友人にはこころで謝りながら
貴女を忘れたことはないのよ・・・と語りかけつつ。
話は変わりそんなことがあった昨夜
帰宅途中の長男が寄ってくれて
私たち夫婦の老後もいろいろ気にかけてくれているようでした
難しい面をもっている人でこれまでいろいろありましたが
そんな気持ちは素直に有り難かったです
「元気なうちに大いに出掛けてください」とも。
子供たちに迷惑はかけたくないと思いますが
体が不自由になればそんなことを言ってもいられないでしょう
少しでも長く元気でいたいものです
オカリナレッスンにいってきま~す
の話を聞きますが・・昔はその意味が
心にまで届きませんでしたが・・
この頃は、故人を偲び思い出して語る・・
そのことが、その故人を通じて自分を
振り返っていることに、気が付きました
前向きに生きると言うことは時に後ろを
振り向いて、足跡を見なさい・・と故人
が教えてくれています。
振り返ってばかりでは困りますが・・・
お見腕の品や花、言葉などからその人を偲ぶことは
そこに自分も確かに関わっていたはずですから
本当、その頃の自分を顧みる事でもありますね。
コメントありがとうごいざいます☆