黒坂黒太郎コカリナブログ

黒坂黒太郎のコカリナコンサート活動、東日本大震災被災地支援活動など

「奇跡の一本松」からできた布を纏(まと)い、コカリナを奏でるプロジェクト

2017-06-22 12:00:04 | 日記
また陸前高田に行ってきました。あの「奇跡の一本松」からまた、新たなプロジェクトが始まります。
「奇跡の一本松 」は保存するため、中をくりぬき鉄柱を通し、再建されました。中をくりぬいたときに出た木くず(チップ)は今でも陸前高田市に大量に大切に保管されています。(60キロの袋が約30袋)。
 大阪府阪南市にある繊維メーカー株式会社「和紙の布」(代表阿部正登氏)(http://www.washinonuno.com/)では間伐材から布を作る技術を完成させ、カバン、ハンカチ、服などを創っています。それはチップが原料となります。「地球釜」といわれる巨大な釜を使い、木の繊維を蒸解、和紙の原料となるセルロースを抽出、そこから木糸(もくいと)と呼ばれる糸を作り、それを縦糸、横糸の組み合わせることにより、様々な特徴をもった布を作りあげ、今まで不可能と言われていた木から布を作る画期的な方法を完成させました。この木を利用した織物は、ほとんどの原料を輸入に頼っている日本の繊維業界にあって、輸入に頼らず国内で生産可能な唯一の天然資源からなる、全く新しい素材として注目されています。また林業と繊維産業のコラボを実現し林業の活性化につなげられる仕組みとしても評価され、平成25年度間伐・間伐材利用コンクールにおいて、林野庁長官賞(最優秀賞)を受賞しました。
 先日. その株式会社「和紙の布」から、「国立競技場から譲渡された木を布や服にしたいので少し譲って欲しい」と依頼を受けました。それも良いと思いますが、あの「奇跡の一本松」も服になったら、素晴らしいことであると考え、「奇跡の一本松」のチップの現物を株式会社「和紙の布」に送らせていただき見ていただいたところ、布にすることは十分可能であるとのお返事をいただきました。また、奇跡の一本松の所有者である、日本ユースホステル協会、及び陸前高田市にお話をさせいただきましたところ、この企画に大いに賛同していただけるとの回答を受け、先日保管されていた陸前高田市の倉庫から搬出されました。 搬出された「奇跡の一本松のチップ」は、甲府、岐阜、名古屋、広島とそれぞれの専門の会社で処理された後、最後に大阪府阪南市に「木糸(もくいと)として到着、繊維メーカー株式会社「和紙の布」(代表阿部正登氏)で織られ10月中旬に布となります。当面、巾120センチ、長さ2500メートルの布ができる予定です。
11月に行われるコカリナカーネギーホールコンサートはニューヨークのプロモターやディレクターと相談の結果「奇跡の一本松」を中心に添えて行う事となりました。
そのコンサートで、日本人学校の子供たち80名には「奇跡の一本松からできた衣装」を、大人には「奇跡の一本松からできたスカーフ」を纏って演奏してもらったら、どれほど素晴らしいものになるだろう、と思います。
岩手放送のニュース
4年ぶりに日にあたり、報道陣に囲まれる一本松のチップ 
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追悼  猪股潔さん

2017-06-11 11:13:42 | 日記
 闘病中であった日本コカリナ協会公認製作者の猪股潔さんが他界されました。
 猪股さんは宮城県の大崎市にコカリナ製作のための工房を作り、沢山のコカリナを製作してくれました。特に東日本大震災の被災地の製作者として、震災で被災した木をコカリナにするため奮闘してくださいました。また、東北における僕のコンサートには必ずと言って良いほど顔を出してくださり、裏方としても動いてくださいました。演奏者としても2012年のウィーン楽友協会でのコンサートにも出演するなど、精力的に頑張っておられました。物腰が柔らかく、静かに、でも熱っぽくコカリナに付いて語られる姿は多くの人に愛されていました。もう、あの優しい声を聞くことができないと思うと、とても残念です。でも、あちらの世界でも、きっと天国の木でコカリナを作り、熱く語ってくれていると思います。ありがとうございました。合掌
ありし日の猪股さん(フェイスブックより)
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長野芸術館コンサート「世界中の友達に平和を」がユーチューブに公開されました

2017-05-05 10:00:44 | 日記

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ニューヨーク、ロスアンゼルスより帰国  ニューヨーク編

2017-04-27 10:21:36 | 日記
 今年11月に控えているニューヨークカーネギーホール、ロスアンゼルス合同教会100周年記念コンサートの公演のため、打ち合わせや、ホール下見を兼ねて両都市を訪問、プレコンサートもしてきました。ニューヨークは30代後半から40代にかけて、ピースボイスという国連に高校生達を連れて行くプロジェクトで毎年のように訪れていた町。今回、十数年ぶりの訪問です。あの頃に比べると随分キレイな町になった、というのが第一印象。治安も良くなったとか。確かに何となく落ち着いた空気を感じました。ただ物価は驚くほど高い。以前は日本より安いものが沢山あったのですが、今は朝食ひとつでも日本の倍近くはする。アメリカの物価がすべて高いわけではなく、ロスアンゼルスなどは日本と変わらない。ニューヨークだけが異常に高いのだそうです。
 カーネギーホールは今まで外からは何度も見ているのですが、中に入ったのは初めて。アメリカ一の格式と伝統を誇るホールにもかかわらず、スタッフの皆さんはとてもフレンドリーに出迎えてくれました。そして、ステージで試奏。客席は4階まであり、客席数は2700、とかなり大きめなホールなのですが、席数ほどの広さは感じさせないまとまりのある客席。響きはさすがに良く、気持ちよく試奏させていただきました。あの響きだったら音響はほとんど使わずに演奏できます。コカリナ合奏団のハーモニーも美しく響き渡るでしょう。
 「ニューヨーク日本人学校」はマンハッタンから北に車で1時間ほど行ったグリニッジという高級住宅地の中にありました。昔は全寮制のミッションスクールだったと言うこと。礼拝堂もあり、まるであのハリーポッターの学校のようです。そこでミニコンサート。子ども達約160人に「国立競技場のコカリナ」を手渡しました。話には聞いていたのですが、何とも素直な子ども達で、小鳥を抱きかかえるようにコカリナに息を吹き込み、真剣にミニ講習会を受けてくれました。午後はおかあさん達とのコンサート。煉瓦作りの古い講堂にコカリナの音と周美の歌が響き渡り、楽しい時間を過ごすことができました。コンサート後、すぐに書いて手渡してくれた四年生の感想文も素晴しいものでした。
「今までコカリナという楽器を知りませんでした。でも、この世の中にこんなキレイな音がする楽器があることを知ったので、とっても嬉しかったです。黒坂さん達に言い切れないくらいの感しゃの気もちでいっぱいです」
「日本にいた友だちとお別れするのはとても悲しかったけど黒坂さん達のえんそうで楽しくなりました。日本にいる友だちにじまんしたいです」
 この日本人学校のコンサートにはカーネギーホールのコンサートの実行委員でもあるアメリカ人女性イレーン・リプカンさんも同行してくれました。
 彼女もコンサートやコカリナを吹く日本の子ども達に痛く感動してくれました。
そしてリプカンさんのご主人があの世界一の美術館メトロポリタン美術館の学芸員とのこと、日本人学校コンサートの後、私と周美をメトロポリタン美術館に連れて行ってくださいました。そしてご主人と一緒に、ちょうどやっていた世紀の大写真家アーヴィング・ペンの企画展や一般の人が入れない地下の収蔵庫も案内してもらいました。そこには日本の古い本がビッシリ。相当価値ある資料だとのことです。
日本に何回か来た事があり、日本語も少し話せる情熱的な女性です。

そして翌日は、ニューヨーク在住の日本企業の集まりでもある「日本クラブ」(http://www.nipponclub.org/about_us/?lang=ja)を訪問しました。
広報の方にお会いできればそれで良い、と思っていたのですが、なんと商工会議所の事務局長さん他、中心の方が3名も応対してくださり、その人達がまたとても良い人たちで、「この企画は素晴らしい。全面的に応援させていただきます」
と、おっしゃってくださいました。というわけで、11月のカーネギーホールコンサートに向けとても良いスタートが切れた、と思っています。
日本人学校コンサート

カーネギーホール舞台にて


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長野芸術館2日連続コンサート  大成功のうちに幕

2017-04-12 18:01:24 | 日記
4月8日、9日と別プログラムで長野芸術館にて行われた「響けコカリナコンサート」。全40曲。コカリナソロ、矢口周美の歌、コカリナ合奏団LIFE、さわやか合唱交流会、講師を中心にしたコカリナ合奏、そして200名の大合奏。やりたいと思っていたことをすべてやらせていただいたコンサートでした。N響主席コントラバスの吉田秀さんも素晴らしいコントラバスの響きで支えてくださり、また主催のコンテンツビジョンさんが創ってくれた映像が曲ごとに映し出され、多くの人々を感動に包み込みました。2日目の最後は長野県歌「信濃の国」を福澤達郎氏がコカリナ用にアレンジしてくれた「信濃国抄歌」の大合奏。子ども達も見事に吹きこなしました。そしてアンコールはこのコンサートで初披露した「世界中の友達に平和を」をコカリナをバックに、子ども達と会場で大合唱。戦争で犠牲になっているシリアや世界各地の子ども達のことを思いながら、演奏しました。 15日は東京コカリナフェスティバル(曳舟文化センター)翌日からニューヨークです。

コンサートの最後、手をつなぎながら「世界中の友達に平和を」を歌う子ども達とそれを支える200名のコカリナ合奏団



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