**ももくり日記**

なんでもない日常が大切で・・・

カテゴライズ

2005-10-01 | おもふこと
ちょっと数日、自分のなかで葛藤があった事を書いてみようと思う。
自分的整理メモなので、読み飛ばして下さい。

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先日の日記に、「来月友人達がくる」と書いたけどキャンセルしてもらった。
以前の日記が消えてしまったので、簡単に説明すると、友人とはオットの仲良し親友4人組であーる。(みんな幼稚園から一緒♪)オットと出会ってから彼らに混じって遊ぶ事も多く、下町のファミリー感覚ってやつで、私もとてもよくしてもらった。
今まで自分の周りになかった環境や価値観がまだおぼこかった私にはとても新鮮だった。

さて、その中の1人が一番に結婚したのが25歳の時。9つ上の姉さん女房。彼女はとても面倒見が良くて、私達をちょくちょく食事に招いてくれて夜通し飲んでは、楽しい時を何度も過ごした。お酒が強い私達は本当に楽しくお酒を飲んだ。(互いの夫は下戸。)
営業とは聞いていたのだけど、何のお仕事してるんだろうと言うのは不思議と話題にのぼらなかったのだ。というか、聞いてもやんわり濁っていて掴めなかった。数年たって、私達も結婚したある日、それが突然発覚する。ある日お家に呼ばれた私達は、「とても健康にいい!」と言われて数々の商品を見せられ、すすめられたのだった。ねずみチューである。(わかる?)・・・・・とても地獄な時間であった。当のオットの親友がそれを止めなかった事がショックでもあった。

その後、家に呼ぶ事があった時も「お風呂場見せて。」と言われて、洗面所やお風呂場で使っている洗剤、ソープ系を全てチェックされた事もあった。
この夫婦には一人娘あり。妻さんは妊娠中にガンが発見され娘を生んだ後、子宮摘出した。その事で会うたびに、「子供は?」「私はもう産めないから。」「早く作りなよ。」
言われるのもうんざりだった。気持ちは察するけれど、私とあなたは違うのだ。

そしてもう1人。去年中国人の女性と結婚する事になった。私達は久しぶりの朗報に心よく、みんな揃ってお祝いの会を開いた。
私も同じ年の友達ができるかも!と浮かれて、彼女も私を気に入ってくれたようだった。が、雲行きが怪しくなるのはすぐである。仕事中でもかまわず、だんなさんの愚痴電話をよこしてくる。私に異常に会いたがる。話を聞いてもらいたがる。何かおかしい。
そしてついに、去年のお盆に我が家で警察を呼ぶほどの痴話げんかをしてくれちゃったのであーる・・・・とても地獄な時間であった。当のオットの親友が、この異常な関係に神経が麻痺している事がショックでもあった。そして痴話げんかを体当たりで止めに入った私達は、「中国人いじめた敵」と彼女にののしられた。意味がわからない。いまだ彼女から正式な謝罪はない。

もう1人はあまりに大人しいキャラゆえに、嫌なエピソードはないのだが、いまだひとり独身という事で接点がなくなった。

ってなわけで~、私には20代の彼らとの楽しかった思い出がわんさかある。
オットには幼稚園からのかけがえのない友情や思い出がわんさかあるだろう。
が、しかしだ。共に成長し、社会に出て、それぞれ結婚をしてみたら、やっぱりそこには歴然とした互いの変化があった。というか、元からあまりに違いすぎている事が形となって現れたって事だと思う。
電話ではそれなりに状況報告をする事はあっても、もう、久しぶりに会いたいね!と気軽に会うような関係ではなくなっていた。
女も男で人生が変わる事は多々あるが、男も女で人生が変わる事はあるのである。
一番、ショックなのは、オットの親友たちが、昔はあんな事を許す人じゃなかったと感じる事なのである。いや、見えてなかっただけなのかなぁ。前述の親友なんて、今じゃ奥さんと同じ仕事を始めてしまったし・・。
親友と妻であれば、最終的には妻を取るのもわからなくもないけどさ。

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それでも、やっぱりオットの親友には変わりはなく、再来月披露宴までようやくこぎつけた、その中国人カップルのために、再び我が家で食事会という流れになったのである。
最初は、んー?何作ろう。なんて考える余裕もあったのだけど、次第に、自分の中で消化できない気持ちが出てきた。
そのいわゆる、「なに?この友情って?」

受けた不快は、長年培った友情では解決できない痛手であった事に気付く。
あー・・私、根に持ってたんだって。
特に去年の事件で、私は出掛けに何度も家に戻ってしまう強迫症のようなトラウマを受けたし、(錯乱した彼女が仲間集めて復讐するって言ったから;涙)
また、折角会っても、健康なんたらの薬を売っている人がいるとわかっている以上、気軽に話ができない。
私の大好きな化粧品の話や、はまってる健康法とか生活の何かを話せば何かすすめられるかもというトラウマ。いくら何もなかったように集まっても、近況も世間話もかみ合わず、いつも男達の昔の思い出話に終始する事にものすごい違和感を持ちつつ、「でも私達はファミリーだし」と思い込もうとしていた事に気付いたのだった。分かち合えない。

もういらない。彼ら彼女達を自宅にあげたくない。それが私の結論。
縁を大事にと言いながら、私は友人をカテゴライズする嫌な人間なんだなとつくづく思う。
オットも、彼らと同じように私を取る事になった。「あいつ変わったよなぁ」と言われてしまうんだろう。そんな葛藤。
でも実はオットも去年の事件で、中国人妻に殴られてまだ許せていない事は知っている。それなのに、もてなしをしようなんて言うのも大間違い。それは友情ではなく、うそっこである。オットの親友を思う気持ちを尊重して今までやってきたけれど、他の家庭があんなに縦横無尽にふるまわれると・・・さすがの私もギブアップ。

私はもう付き合えないような気がする。それが果たして正しい判断かわからないけど、自分の妻が友人に迷惑をかけるという事を謝ってこない時点で、彼らの友情も終っているのだと思う。
きっと、私にとってはおかしく見える彼らにしたら、許せない私の方が異常になったとしても、腹を割らずにさぐりあう友情は「もういらない」のである。きっぱり。

・・でもまたうわべの笑顔作って、披露宴だけは行くんだろうけど。
実は彼(新郎)のお父さんお母さんにも娘のように可愛がってもらったのねぇ。どっちかって言うと、そのご両親に会いに行くくらいの気持ちで。本家の1人息子が中国人と結婚するという難儀な心労(あからさまな差別とかではなく、伝統的な家ゆえの習性の意。)を想像するに、酒を酌み明かしたいほど。・・・なんつぅか、完全に「義理」になってるね・・。とほほ。難しいな。

ま、縁はあればまた「いつか」はあると思うけれど。怖いね。純粋な男の友情は、妻たちによって、はちゃめちゃになったのでした。