**ももくり日記**

なんでもない日常が大切で・・・

CatCatCat

☆読書☆

2005-10-22 | にちじょう
あー忙しい1週間でした時々風邪をぶり返しそうになりながら、時々朝は駅までオットの車に乗せてもらいながら頑張りましたっ。
来週は打ち上げだい

昨日は、オットと夜9時過ぎに待ち合わせて、ご飯を食べて帰ってきた。あんまり遅い時間の外食は極力したくないんだけど、金曜日だし♪

その後、まるまる夜中、自分達の時間を堪能する。
当然私はPCではなく、読書「秋の猫」藤堂志津子 「東京タワー」リリー・フランキー

秋の猫は短編で読みやすかったし、題名通り、猫も犬も出てきて、動物に魅せられた女性やそののしたたさに、うんうん♪あっさり読み終わる。続いてハードカバー東京タワーを手に取る。
「ボクとオカンとときどきオトン」
巷で話題になっていたし、大体こんな話だろうと思っていたのだが、予想以上に最高だった。本当に最高だった。
ちょうど先日書いたような私の思いとリンクし、何より、涙が出るほど笑ったりほろっときたり、最後は号泣という、おかしいのも悲しいのも全部涙で、ものすごく感情を揺さぶられてしまったのです。

リリーさんの事、そう深くは知らない。バラエティなんかのコメントが私的にツボで、ひょうひょうとした感じとエグく毒なコメントが面白く、コラムや単行本なども割と目にしている。この東京タワー、副題通り、全般オカンのお話、そして自伝のようなものである。子供時代の描写がとにかく面白い。彼ならではの言葉が上手すぎておかしくておかしくて、涙を流しながらひーひー笑っていると、オットが、
「なんだよ。」と聞きたがるので、(既に私の笑いにつられて笑っている。)
そこを読んで聞かせる。オットもこらえきれんって感じで笑い出し、2人でひーひーお腹抱えて涙流して笑う夜。まぁ、繁忙明けの夜中ゆえ、テンションもおかしかったのだけど。
どうしても途中で止める事ができなくて、最後まで読んだ。朝の5時。
リリーさんのオカンはすごい。素敵なお母さんの息子さんなのだな。ずっとずっと一緒だったオカンとの日々から旅立つ息子。東京でどうしようもない程落ちぶれても、晩年オカンを東京に呼んで共に暮らした日々、2人を囲む温かい仲間達、オカンがガンと闘って亡くなるまで。ときどき、よくわからないオトンの登場。(笑)
なんだか何もかもが最高で上手く書けない。

こんな風に自分の親について書ける才能があっていいなぁ。息子が母親が大好きで何が悪い?全くもって悪くない。強く温かく、いつも息子の事を心配し気にかけて、自分の人生を切り分けて小さくなっていくオカン。ああ・・だめ。書いていても思い出し泣き。
ますますリリーさんが大好きになりました。
こんなオカンになりたい・・そう思った。そして自分の親を思った。誰もが避けては通れない肉親の死を思った。常々怖れている、当たり前にあったものを失くす時を強く思った。何が恥ずべきで何が本当の豊かさかも。そして東京---So what?

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今日も天気が悪く寒い。
ご飯を食べて、お掃除も終ったし、これからお買い物に行ってけまーす。