念願だった 辻井伸行氏 の ピアノノコンサートが地元のリリア・メインホールで
公演されることになり、夕方、小雨降る中を友と出掛けました。
今年の２月にチケットが売り出され、寒い中を２時間以上待って手に入れ、
今日の日を心待ちにしていました。
ホールは３階席まで全て満席でした。公演が始まり２千名の会場が
水を打ったような静けさの中、辻井氏のピアノ演奏が始まりました。
聴いているうちに自然と涙が出てきました。どのように表現してよいか言葉が
見つかりませんが、感動！感動！としか言いようがありません。
目を閉じて聴いていると１台のピアノの演奏がオーケストラにも負けないほど
ダイナミックに、そして、繊細に珠玉の音を紡いでいました。
胸の中に入ってくるピアノの音、辻井氏のピアノ（音楽）に向かう真摯な態度、
とにかく素晴らしくて、観客を感動の渦に巻き込みました。
今迄 何度もピアノコンサートに行きましたがこんなことは初めての経験です。
さすが国際的に活躍されている日本を代表するピアニストだとよくわかりました。
最後の演奏の後も、会場の拍手は鳴り止まず何度もステージを出たり入ったり、
そして初めて彼の言葉で今年の２月から始まった日本ツアーの最終日が
今日のこの公演という事で、特別に彼が作曲したTV用の新曲と
アンコール曲等サービスして演奏してくれました。
あっという間の２時間でしたが生涯忘れられないコンサートになりました。
やっと手に入れたS席の値段もとても安く感じられました。
皆さんにも是非、辻井氏のコンサートをお奨めします。