心もよう

 ・趣味の粘土細工、陶芸、パソコン画、
  詩などの紹介をしたい
 ・友達づくり

野花の囁き

2022-08-14 | 粘土細工

     
 

 何も言わず
 何も求めず
 何も叶わずとも
 何を伝えよう

 ただ ひたすら
 その日だけ 空を仰ぎながら
 雲や 雨や 山や 樹木や 陽と
 一緒になって 精いっぱいに生きる
 野原に咲いた 野花たち

 健気に咲いて
 誰の邪魔もしてないのに
 踏まれたり 引き抜かれ 捨てられ
 枯れてしまう

 可愛く咲いて 小さな花は揺れ上手
 目立たなく咲いて 素朴さが売りで
 いつも主役には叶わないと控え目
 だけど 誰にも負けない強さで
 いつか 野原いっぱいに咲いて 
 会いに来て欲しいと呟き 囁いている
 
 散歩道は花畑のよう~ ざわめくなか
 いつでも 黄色や紫や薄い青の衣で飾り
 野花は待っているよ!
 
 
 

 
 
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夏の枯れ葉よ!

2022-08-12 | 粘土細工
       

 

 何処からか 熱風が吹いて

 いつの間にか 舞い落ちた枯れ葉

 飛ばされ 廻され 踏まれながら

 何処かへ 転がって

 逃げ場を失ったら 吹き溜まり

 追いやられて 錆色になっても

 行き場を探して さ迷い

 照りつける陽射しに 背くように

 カサカサ カラカラ 泣いている

 夏の枯れ葉よ! 何処へ~

 

 
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映画「ひまわり」に想う

2022-07-24 | 粘土細工
      


  何時頃見た洋画だったか 
  はっきりとは覚えていない
  きっと 思いっきり
  青春を楽しんでいた頃かな

 「すぐに帰って来る」そう言い残して
 出兵した夫 終戦になっても帰って来ない
 消息不明になった夫を"生きている”と信じて
 異国へと探しに行く妻 大恋愛で結ばれた二人
 かって出兵で見送った駅から 列車に乗ることに
 なろうとは 想像もしてなかっただろう~
  
  車窓から広がる 美しい田園風景 
  広大なウクライナの地 ひまわり畑に咲いた 
  大輪のひまわり 
  遥か水平線の彼方まで埋め尽くすように
  黄色の花びらが風に揺れて 何処までも続く
  圧巻の映像に 映画のテーマ音楽が流れ始めると
  何かしら 切ないほどの悲しみを誘っている
  さがして さがして 辿りついた先に見たもの… 
  新たな家族と幸せに暮らす夫の姿だった
  再会の喜びはなく 話も出来ないまゝ
  動き始めた列車に飛び乗ってしまう

  平穏を裂かれ 傷つき 愛を砕かれた 悲しい別れ
  戦争の起こす悲惨な結末に 反戦の名作から
  われわれは何を学んだのだろう いま 
  世界に問われている 
  ひまわり畑の下で 多くの戦争犠牲者が
  眠っている真実 あまりにも衝撃的に映り
  忘れられない 忘れてはならない
 
 ひまわりのテーマ曲を聴くたびに
 繰り返されている 悲惨な侵略戦争が
 終結に向かうことを祈るばかり
  時は流れる 光りの中に
   溢れる哀しみを胸に抱いて
    探し続けた 愛は空しく
   めぐり逢いし 今は遥かな人
    二度と帰らぬ夢~

  世界中で愛されている”ひまわり”
   ”明るく強く生きよ”と歌っている
  
   
  
  

  




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夕焼けの海にひとり

2022-07-10 | 粘土細工
     

 
 何かを語りかけ
 何かを伝えるように
 何処までも 広がる大空を包み込み
 焦がしてしまう勢いで 燃え立つ夕陽
 濃いオレンジ色の光で輝かせ
 煌びやかに 魅せて
 何処へ 行くのだろう

 まるで キャンバスに描かれた
 油絵のようで
 時には強く 時には優しく
 色彩鮮やかに 表現したら
 何処へ 沈んでしまうのか
 雲の流れも 潮風も 陽の影も 海色も 願いも
 残したままで 遥か彼方へ~

 誰もいなくなった海
 波打ちぎわが呼んでいるよう
 波しぶきが打ちつけ 飛び散って
 押し返す波を黙って 見ている
 
 もう何色か 分からなくなって
 山並みの向こう 追いかけても
 淡い影だけが 夕影のように
 揺れるだけ
 何も描けなくなった浜辺に
 ひとり・・・ひとり佇んでしまう
  
 

 
 
 
 
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空からの贈り物~

2022-07-04 | 粘土細工
         


出窓のガラスを濡らして
いつの間に降り始めたのか 今朝の雨
木斛の小さな 濃い緑葉の下側 
キラキラ輝く 雨の雫 
白い光を放ち 生きいきとして 
何故だか 得意そう~
幹の小枝 その先までぶら下がって
風も吹かないのに 微かに揺れ
勢いずいている 
何もかも 空からの贈り物

そう 久しぶりに降る雨
熱波のような昨日を 忘れたふり
少しだけ潤し いっぱいに溜めて 
草木も 野花も 欅も 樫も 躑躅も…
みんな ひとときを楽しんで 囁きのなか
雨だれ 跳ねる滴 風の揺すり 花香 雲行き
動き始めた仲間たち

いつまで続くのか 止まない雨
部屋の窓から 天を眺めて~ 


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風と一緒に~

2022-06-05 | 粘土細工


   

  
  何処からか 青葉の梢を
  揺する風が吹いて
  緑の香りを運んでくる
  
  眩しいほどの 光の屑や光の波
  揺すり 揺すられながら
  木々の合い間で踊らされ
  草木や野花が風のなかで
  仲良く 遊んでいる

  何時までいるのか
  何処へ行くのか
  
  風は 踊りながら
  優しく 等しく 楽しく
  みんなと一緒に 野原を駆け巡り
  風を吹かせて~
  
  何処へ行くのか
  何処まで行くのか
  風は赴くまま
  風は気まぐれ

  何処へ行こうと 
  何処まで行こうと
  いつでも 何処でも
  いまを 楽しませる  




 
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六月の空

2022-06-03 | 粘土細工
    

  
  
  書けない
  描けない…

  そっと 白いページを開いて
  何かを伝えようと
  書き始めたけど 何も書けない
  言葉を探しても
  気持ちに問うても
  今はまだ 行き着かない
  
  伝えられない
  伝えきれない
  
  心の窓を開けてみようと
  四角い空を見上げている
  いつもの 何でもない風景が
  手招きしているようにも想えるけど
  行き場所のない 空間で
  ただ 向き合っている
  
  気持ちを宥め
  心を休め
  いまを 通り過ぎて行く
  
  ”想いのままでいい”
  誰かが そう言っているよう
  若葉色のカーテン 開けたり 閉めたり
  繰り返してしまう 

  庭の欅や木斛の緑のなか
  六月の空は眩しすぎて~
  
  
  

  
   





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私のブログ

2022-04-10 | 粘土細工
        

 不思議だけど
 くだらないことを言いながら 続けるブログ

 不思議だけど
 ぼかして言ったら 本音で向き合える気持ち

 不思議だけど
 不思議の中で 言葉が発揮できるツール

 不思議だけど
 空と 雲と 風と 樹と 野花と 恋とが定番で

 不思議だけど
 この歳まで ブログ ポエム 粘土が友達仲間かな

 不思議だけど
 メール友は出会って 知らぬ間に離れてしまう

 不思議だけど
 何かを追求したら 不思議でいきずまって

 不思議だけど 
 永遠は”何処に”と 聴いてみたい

 不思議だけど 
 不思議のなかで 不思議はあるのか教えてよね

 不思議だけど 
 不思議を隠して 本音を言ってみる

 不思議だけど
 閉じ込めたい言葉は 忘れないだろう

 不思議だけど
 不思議と言って ボヤかせられる抜け道
 
 不思議だけど
 使い方によっては どうにでも解釈できるシロモノ

 不思議だけど
 このままでは終われないと 悪口にも

 不思議だけど
 好きなフレーズ 言葉 言い訳 ドはまり 適語 中途半端 素敵も

 不思議だけど 
 いつまでも終われない 不思議の言葉と意味

 不思議だけど
 何処までいこう 否定できない話
 
 不思議だけど
 不思議の中に 嘘も 真実も 愛も 隠れ蓑も 優しさもある
 
 不思議だけど
 不思議を解いたら 不思議で終り
          私のブログは不思議がいっぱい!
          だから 楽しみも苦しみも一緒かな?
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心もよう

2022-04-08 | 粘土細工
   

 
  何かを
 そっと 何かを話したいのに
 何も描けない
 
  何かを
 描こうと 心に問うて
 何を描こう

  窓辺の碧空
 薄雲が流れ 日差しを隠して 風を追い
 何が描けるだろう

  四角い空
 何処まで続くのか あの山並みの向う
 何かが待っている

  何かが
 木魂のように 呼んでいるような
 空間にも似たて 不思議な感覚

  何かは
 漂う…さざ波のような 掴めない
 何かを見つけるための 心もよう

  何かに
 何かをみつける 隠されたもの
 探せない 波間の小舟か~
  
  踏み出すために 揺れて
  揺れながら 何かを問うて
  行き場のない荒海で さ迷い
  ひたすら 風景のなかに居て
  何を 発信したいのだろう
  
 私が私に問う ブログの世界~ 

  
  


  

  

 

 
 

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不思議な雨空

2022-03-18 | 粘土細工
     


窓辺の雨空を眺め
雨音に耳を傾けている

濃い灰色の雲を敷き詰めて
風も 陽射しも 花香も 吐く息すらも
閉ざしてしまい 微かに 
それでいて 響かすように
しとしと しんしん しとしと シャン…
小枝を 幹を 小さな緑葉を濡らす 
今朝の雨

何処まで続くのか

隙間もないほどの 広がりに
何を求めているのか 解らないけど
雨天はどこからきて 何処へいくのだろう
雲間の流れ 樹々の叫び 野花の囁き 人の安らぎ
何もかも受け止めながら 
誰かに 何かを 伝えているようで~

雨は何処へ 向かう

空の声を聴きたい
天の声を聴きたい
雲や 風や 氣や 陽や 兆し  
雨間のなかで 何を語り合う
如何にかしたいけど どうにも出来ない
空想に想いを馳せる 不思議さよ

雨はいつまで続くのか
誰にもわからない

分らない素振りの雨音に
そっと 尋ねてみるのも
面白い…かな! 

 
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いまから、何処へ

2022-03-17 | 粘土細工
        
 
  何かを伝えるのは
  この白いページ…だけど
  
  何も浮かばず
  何も書けず
  何も言えない
  
  いま 何に救いを求めるのか
  立ち止まってしまう

  心に問いながら
  隠れ蓑のなかで じっとして
  動かずにいて 空騒ぎのよう

  何を待つ
   何に迷う
    何が言える

  振り返り
  迷いながらも
  前を向く
  その先にある 
  小さな未来はあるだろうか?
  現状を 静かに受け止めてみる
  
  空白のページに向かう
  ・・・・・いまから~何処へ…
  
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山茶花

2022-03-13 | 粘土細工

       

 
 いつ頃からだろう 冬木立のなか 
 野辺いちめんを 包み込むように 
 鮮やかに咲いていた 薄紅色の山茶花
 大勢の仲間と咲いて 競い合い 
 
 誰も来ない
 誰もいない
 寒風が通り抜けていく道
 樹木の合い間 陽射しで
 草花や雑草が 小刻みに光り
 枯れ葉と絡まって
 照らされているようでもあり
 野咲きがよく似合う
 
 誰を待っているのだろう
 誰に見て欲しいのだろう
 
 花びらが 揺れながら
 はにかむような 仕草で
 天を仰ぎ 静かに時を
 待っているのか

 もうすぐ 春風が吹いたら
 季節を終える…花
 いま 精いっぱいに咲いて 
 訪れる人を楽しませる 
 
 いつまでも 可憐な花よ! 
 

 
 

 
 
 
 
  
 
 
 
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雨音を聴いて

2022-02-15 | 粘土細工
       

 何となく目覚めた朝を
 宥めるように 音もなく降る雨 
 何故だか 密やかで
 好きだったけど 
 どうだろう 今朝の雨 
 まだ明けきらぬ空 群青色に染めて 
 激しさを演出しているのか 
 窓辺のガラス戸 叩くような雨音が
 何処からだろう 聴こえて~ 

 バタバタ ポンポン ザワザワ…
 面白いほどの ざわめきに
 思わず 庭木に駆け寄りたくなる
 薄紅色の山茶花も 
 黄金色の水仙も
 柔らか色の菜の花も
 驚いたように 雨と戯れながら
 空を仰ぎ 潤いのなか
 花芯を必死に守っている

 いつまで 降り続く
 いつまで 濡らしていく

 何処までも 覆いつくす空色に
 何もできない
 天よ 雲よ 風よ! 
 このままでいいから 少しの間
 雨音を聴いて
 雨天に癒されたい
 

 
 
 
 
 

 
 
 
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心って何処に~

2022-02-11 | 粘土細工
        

  
  こころ 心 ココロ 志・・・ 

  胸の中で 呟いて
  そっと 覗いてみたけど
  何も見えなくて
  何故だか 探している

  何処にある 
  何処かへ 隠れたのか
  呟きながら 空を仰ぐと
  そこは いつもの 蒼空

  遥か彼方の 山並みの向こう
  流れる雲が 風を呼んで
  風音の囁きに 木の葉を呼んで
  揺すられた小枝が 樹木を呼んで
  幹の合間から 草花を呼んで
  
  風も 雲も 山も 樹も 陽も
  一緒になって 宥めているよう 

  何処にあるのか
  さ迷う 気持ちに
  そっと 耳を傾けて 
  この空間に 身を任せる

  心って 
  きっと ここにある
  それは 誰にもわからない
      誰にも見えない
  
  心 コロコロ 転がって
  何処かで 天を仰いでいる
  何処かで 天が呼んでいる
  その先にある 異空間
  誰もが持っている 天の底
  
  ほら 大空のなか
     浮遊しながら 何処へ  
  

  




  
  
  

   

  

  

  
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いつもの朝へ

2022-02-09 | 粘土細工
       


小さな出窓
 
いつもの朝 いつも通り

何も言わないまま いつもの景色を

そっと 醸し出して

わずかな陽射しと 薄雲と 梢の間をそよぐ風と 澄んだ蒼空が

窓辺で呼んでいるみたい

二月の宙 いつもと

何が違うのか 解らないけど

変われない 変わらない 私という名の私を

このまま そっと

いまの いつもの 

天に委ねて 飛ばしてみたら 

吐息の後で 誘われている 

いつものなかに 

出て行けるだろうか?




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