小川三四郎
熊本の高等学校を卒業して東京の大学へ入学するため郷里を後にする
東京へ向かう列車の中から話は始まります
途中、名古屋で一泊するのですが、女性一人より安全だから、と一緒に泊まって欲しいと頼まれた女性に何もしなかった三四郎は翌朝からかわれる
熊本で教育を受けてきた三四郎にとっては当然の価値観に基づく行動なので女性にからかわれたことは全くの謎である
東京という大都会で見るもの聞くもの驚きの連続
夜、下宿で一人、母からの長い手紙を読みながら、ふと故郷を思う
そんな三四郎も東京での暮らし、大学生活にも慣れてきて
友人と出掛けたり、集会に参加したり
友人の敬愛する先生や都会の女性たちとの交流が始まる
愛しているだけでは成就しない恋も経験する
爽やかな青春小説
だけで片付かないのが漱石
長く読み継がれて当然の作品です
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