時代小説文庫(ハルキ文庫)
2015年8月 第1刷発行
280頁
着物始末暦シリーズ第5巻
着物の始末屋・余一が着物から人の心を読み取り困りごとを解決していくシリーズ
お糸、おみつ、綾太郎、六助の各人の視点で描かれる4編
余一から決定的な別れの言葉を浴びせられ悲しみのどん底に追いやられたお糸
突然、お糸を秘かに9年も見て来たという紙問屋の若旦那から求婚され…
5年も思い続けてきたのに、ようやく父親も認めてくれたのに、余一もお糸を思っているのに
どうして余一は頑なにお糸を拒否するのでしょう
今回は六助の編が良かったです
六助、過去に疵持つ人間ですが、心根が優しくて好ましく思えてきました
50歳代というのに30歳代にしか見えない踊りのお師匠さんも好き♪
いよいよ謎解きが始まるのか
次巻も楽しみです
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