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三浦しをん「まほろ駅前番外地」

2014年03月07日 | ま行の作家

 

文春文庫
2012年10月 第1刷
解説・池田真紀子
293頁

             

 

「まほろ駅前多田便利軒」で描かれた一年の次の年に多田便利軒周辺で起きた騒動を描いています

 

 

桜が散って以降、まったく鳴らない多田便利軒事務所の電話
暇に飽かせて窓拭きをする多田と、一向に協力する意志を見せない居候の行天 
そこにやってきたのはまほろ駅裏に暮らす自称コロンビア人の娼婦・ルルとハイシー
4人で手土産のチーズケーキを食べながら駄弁っていると、ひとりの依頼人が訪ねてきた
25歳、女性、独身
依頼内容は、職場の同僚のエンゲージリングを隠してほしいという厄介なものだった

  

まほろ市の裏社会で生きる星良一
市民病院に入院中の曽根田のばあちゃん
以前、塾への送迎をしたことのある小学生・田村由良
庭掃除とバスの運行監視を依頼する常連客・岡夫妻

 お馴染みの面々に新しい登場人物も加え、多田と行天が巻き込まれる騒動の数々
曽根田のばあちゃんの昔話と岡夫人の多田&行天観察の2編が良かったかな

 

多田に新しい恋の兆しがみられたり、多田と行天共にあまり恵まれていなかった家族関係と、二人の深層心理が垣間見えたり
次の「~狂騒曲」が楽しみです

 

映画やドラマを観た方は同感だと思うのですが
多田と行天=瑛太と松田龍平以外にあり得ないですよね~

 

 

 


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2 コメント

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役者 (たんぽぽ)
2014-03-10 20:33:25
>多田と行天=瑛太と松田龍平以外にあり得ないですよね~
全く同感です。
でもこの松田龍平が「舟を編む」では、馬締だったりするので、恐れいります。やっぱり、さすがの役者さんです。
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たんぽぽさん (こに)
2014-03-12 08:24:11
松田龍平さん
日本アカデミー賞ですものね~。
「御法度」以来、ずっと観てきた役者さんがどんどん上手くなっていくのは嬉しいことです。
あ、私は「長州ファイブ」の龍平さんが好き♪
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