徳間文庫
2013年 6月 初刷
2016年 9月 25刷
解説・東えりか
375頁
幼馴染の結婚式で聞いた祝辞に感動した二ノ宮こと葉、27歳
その祝辞を述べた女性、伝説のスピーチライターとの出会いがこと葉の人生を大きく変えていきます
平々凡々でぱっとしないOLだった彼女がスピーチライターとして一人前の仕事を成すまでになっていきます
所謂、お仕事小説です
こと葉という女性、憎めません
無条件に応援したくなります
小説の登場人物たちが概ねこと葉に好意的なのも安心して読んでいられます
気付いていないのは本人だけで、周囲を惹きつける大いなる可能性を秘めた女性なのでしょう
随所に盛り込まれた人生訓に感動の連続でした
小説の展開より、そちらが印象に残っているのはアレかもしれませんけど
現実には無理な話でしょうが、本書に登場するような政治家に日本の舵取りを任せたいものですねぇ
帯にも解説冒頭にも引用されている言葉
“困難に向かい合ったとき、もうだめだ、と思ったとき、想像してみるといい。三時間後の君、涙がとまっている。二十四時間後の君、涙は乾いている。二日後の君、顔を上げている。三日後の君、歩きだしている”
名言です!!!
昨夏に部下の結婚式でスピーチを頼まれた主人
四苦八苦の上なんとか頑張ったようです
その前にこれを読んでいたら参考にしてもらえたのですが後の祭り(^o^)丿
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます