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映画・葡萄畑に帰ろう

2019年01月14日 | 映画(海外)

 

 

 

英題 THE CHAIR
2017年 ジョージア
【名演小劇場】

 

故郷に残した母のことはすっかり忘れ、政府の要職“国内避難民追い出し省”で大臣の椅子(JAGUAR社特製)の座り心地を満喫しているギオルギ(ニカ・タヴァセ)
2年前に妻を亡くし、長女とは政治的思想の違いから折り合いが悪いですが、地位も権力もあり可愛い一人息子と義理の姉と立派な家に暮らしています
さらに、ある日出会った美しい元ヴァイオリニストのドナラ(ケティ・アサテアニ)との恋も成就
順風満帆に思われた毎日でしたが、選挙で野党に敗北、嘘と騙し合いと忖度の政界で大臣の椅子から陥落
自宅も差し押さえられ、故郷の母の元へ逃げるように帰るのでした

 

これは邦題で損をしています
THE CHAIR
鍵となるのは『椅子』です
権力を手にすると立派な『椅子』に座りたくなるものなんですネ

 

ソヴィエト連邦から独立後、激動の時代に政界に身を投じていたシェンゲラヤ監督だから表現できる権力社会への痛烈な風刺をユーモアも交えて描きます
そして監督のジョージア愛=周辺の国々に翻弄されながらも人々が守り続けてきた、独自の言語、宗教、ワインなどなどがそこここに散りばめられています

 

人によって好みの別れる映画かもしれませんが、私は好きかな^^

 

ジョージア映画にて勿論ジョージア語
挨拶する時の言葉が「が~まるちょば」に聞こえるのです
最初は空耳と思っていましたがやっぱり聞こえる…
帰宅してから調べたら「こんにちは」という意味で、サイレントコメディの『が~まるちょば』はここからつけられたそうです(@_@)

 

 


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