名古屋市の各区に設定されている史跡散策路のひとつ
西区の「美濃路散策コース」を歩きました
名鉄名古屋本線東枇杷島駅スタート
庄内川堤防から名古屋駅手前で停車中の上り新幹線が見えました
名古屋駅で何かあったようです
①美濃路の碑
美濃路は東海道熱田宿(宮宿)から、名古屋、清須を経て、岐阜・垂井で中山道と合流する街道です
天候などに影響される熱田から桑名の東海道の海路のバイパスとしての役割がありました
②中島黒體龍王大神社
2019年に旧地から西へ70mほどの現在地に移転
名前からして雰囲気のありそうな神社を想像していたのですが拍子抜け
以前は薄暗く重々しい異様な雰囲気だったのが堤防に野ざらしのような格好になって残念、という意見もあるようです
③子安地蔵尊
寛永年間(1624~1644年)、尾張徳川藩の重心の夢枕に地蔵菩薩が現れ、地蔵菩薩を建立するようお告げがあり祀られたのが始まり
子供に関する願い事は何でも成就して頂けるとか
昭和20年(1945年)3月の名古屋大空襲の時、一帯は焦土と化しましたが地蔵尊とお堂だけは無傷で残ったそうです
熱田区にも似た話があったような…(*_*)
④清音寺
治承3年(1179年)、平清盛により尾張国井戸田(現・瑞穂区)に流された時の太政大臣藤原師長が、都に帰る時、その地で寵愛した娘に形見として薬師如来と白菊の琵琶を残しました
しかし、娘は別れを悲しみ、この地で身を投げたため、この地を琵琶島と名付け娘の菩提を弔うためこの寺を建立しました
師長が流されたという瑞穂区は今年1月に歩きました
1年の余、鳴海潟を眺めながら琵琶を弾くなどして自らを慰めたとのこと
傍らにはかの娘もいたのでしょうか
⑤八幡社
尾張初代藩主・徳川義直以来、歴代藩主の崇敬も厚かったとか
鷹狩の折に立ち寄っていたようです
⑤庄内用水路(惣兵衛川)
庄内川を水源とし、北区から港区に至るまで名古屋市の北部から西部にかけての庄内川左岸を一手に潤す農業用水路
⑥八坂神社
毎年5月第3土日に行われる長寿延命と豊作祈願の「提灯祭」が有名で特に「山笠提灯」は壮観とのこと
周辺の店舗、会社の入口にポスターが貼ってありました
社殿正面に鉄製の門があり鍵がかかっているのが奇妙です
⑦白山神社
文明9年(1477年)創建
織田信長が永禄3年(1560年)の桶狭間合戦の時、勝利祈願に太刀一口を寄贈(名古屋大空襲で焼失)、また藩政時代に美濃路を通る諸大名は必ず参拝したといわれています
⑧海福寺
寛永14年(1637年)創建
ここも藩祖義直が鷹狩に行く道中、休憩したと言われているそうです
⑨林貞寺
ナマコ壁の高塀は元禄時代(1680年~1709年)に建立されたもの
境内に「おもかる地蔵尊」があるということですが、門を入ってすぐのところに自家用車が二台駐車されていて中に入るのは憚られました
⑩宝周寺
文化11年(1814年)建立の山門
門が締まっていて近づけませんでした
ゴール 名古屋市営地下鉄鶴舞線浅間町駅
美濃路では屋根の上、軒先に祀る名古屋独特の神さま「屋根神さま」が見られるとのことでしたが、これかなぁ???
美濃路全体、かつての面影が偲ばれる古い町並みの雰囲気はほとんどなく残念
次は、どこを歩こうかな♪
参考になりました。また一つ行ってみたい場所が増えました。
案外、他所の人のほうがそれらの良さが分ったりしてね^^
私も、栄生は何度か利用していますが東枇杷島は初でした。無人駅でした(笑)
大徳寺さんルポ、完結したらお邪魔します!
京大阪は近くて行きやすいですね。