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辻村深月「島はぼくらと」

2021年02月06日 | た行の作家

講談社文庫
2016年7月 第1刷発行
2019年4月 第5刷発行
解説・瀧井朝世
415頁

舞台は瀬戸内海に浮かぶ人口三千人ほどの小さな島、冴島
村には中学校までしかないため、高校二年生の朱里たちはフェリーで本土の高校に通っています
同学年の幼馴染は網元の一人娘・衣花、父のロハス計画で二歳の時に東京からやってきた源樹、島で保育園を営む母親を持ち、演劇の脚本に興味を持つ新
大学進学をきっかけに島を出ていく彼らにとって、家族や仲間と一緒に過ごせる残りわずかな期間に体験する、島にやってくる人々との交流、トラブル、冒険、謎…

主要人物の四人がそれぞれ悩みを抱えながらも基本、屈託なく伸びやかで仲が良く、世間ずれしていないのと、地方都市の持つ様々な問題点を明らかにしつつ肯定的に描いているのが心地よい作品でした
といっても決して安直ではなく、故郷とは何か、について深く考えさせられる内容でした


後半に登場する脚本家の女性と彼女の台詞に大喜びしたのでした!(^^)!


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