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ウォレス・S・ブロッカー/ロバート・グンジグ「CO2と温暖化の正体」

2010年05月20日 | 教養・学習本
久し振りに付箋だらけになりました
そうでもないかな?




半世紀以上にわたり気候変動を研究してきたブロッカーが一般向けに著したもの

海洋の熱塩循環を模型的に表した「ブロッカーのベルトコンベア」はご存知ですよね


難しい論文のようなものかと気合を入れて読み始めたのですが
共著者のグンジグの目線でブロッカーの生い立ちから研究、過去の気候研究者達の業績まで客観的に解り易く著わされているので
私のような者でも容易に短時間で読むことができました

きちんとした下地も無くセンセーショナルな言葉でもって読者を引き付けようとし読者を混乱に導くだけの環境関連本が氾濫している中、本書はピカイチではないでしょうか
少し疑問に思う箇所もあるにはありましたがそこは読み飛ばしても許されると思います


書かれたのが2007年
地球の氷河期~間氷期(現在)~氷河期についての研究や夢のCO2浄化装置の構想はまだまだこれからも進んでいくことでしょう


長い長い地球の歴史の中のわずかな時間に繁栄を謳歌しているヒト
何万年か後、氷河期を迎える地球でヒトは存在しているのでしょうか
それより以前、ヒトが社会活動により温暖化を加速させた地球にヒトは存在できているのでしょうか




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