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おうち映画(海外)・ジョン・F・ドノヴァンの死と生/下女

2022年02月21日 | 映画(海外)
「ジョン・F・ドノヴァンの死と生」
原題 THE DEATH AND LIFE OF JOHN F DONOVAN
2018年 カナダ、イギリス
【Netflix】

2006年、ニューヨーク
人気俳優のジョン・F・ドノヴァン(キット・ハリントン)が29歳の若さでこの世を去ります
自殺か事故か、あるいは事件か
謎に包まれた死の真相について鍵を握っていたのはイギリスで母・サム(ナタリー・ポートマン)と暮らす11歳の孤独な少年ルパート・ターナー(ジェイコブ・トレンブリー)でした
10年が経ち、新進俳優として注目される存在となっていたルパート(ベン・シュネッツァー)はジョンと交わしていた100通以上の手紙を1冊の本として出版
さらには著名なジャーナリスト・オードリー(タンディ・ニュートン)の取材を受けてすべてを明らかにするというのですが…

女優を目指し息子を連れてアメリカからイギリスに渡ったサム
母の都合で転校を余儀なくされクラスに馴染めず友人もいないルパートの楽しみはテレビでジョンの出演するドラマを観ることと彼に手紙を書くことでした
ある日、ジョンから返事が届き大喜びのルパート
しかし、本能的にその事実は自分だけの秘密にしておいた方が良いと判断し、誰にも内緒の文通が始まります

自身のセクシュアリティを隠し仮面をつけて生き続けなければならないスターという稼業の哀しさ
やがて精神的に不安定になったジョンは薬を常用し台詞もまともに覚えられなくなりエージェント(キャシー・ベイツ)から三下り半を突き付けられます
母親(スーザン・サランドン)との関係も彼の人生に大きな影を落としていました
グザヴィエ・ドラン監督の描く母と息子はいつも辛くて厳しい関係にあります
切り離したくても切り離せない関係性からどうしたら脱却できるのでしょう
その点、本作のルパートと母・サラは互いに思いの丈をぶつけ合うことが出来て改善がみられたのは救いでした

本音で生きられない『スター』は本意とは裏腹に大切な人を傷つけ自身をも苦しめてしまいます
スターとして生きる前に人として正直に生きられなかったジョン
誰か、彼に手を差し伸べていたら…と思えてなりませんでした

ジェイコブ君はもとより、ナタリー・ポートマン、キャシー・ベイツ、スーザン・サランドン、3人の女優さんが素晴らしかったです!
      



「下女」
原題 THE HOUSEMAID
1960年 韓国
【ムービープラス】

妻と2人の子どもとともに平和な家庭生活を送る音楽教師のトンシク(キム・ジンギュ)
工場で働く若い女性たちに音楽を教える一方、妻は内職仕事に励み、念願の二階建ての新居に移り住みます
そんな折、3人目の子どもを妊娠中の妻が病で倒れたことからミョンジャ(イ・ウンシム)という若い女性がメイドとして雇われます
怪しげな彼女の存在が一家を思いも寄らぬ破滅へと導くことに…

ツッコミどころ多々あり
しかし、ミョンジャがトンシクを誘惑し…と展開はありきたりなのですが、次にどうなるのか予測がつかない恐怖がありました
怖かった~、で終わりと思いきや「皆さん~」にビックリ
何にせよ、目的の為に視野を狭くしてはいけない、といったところでしょうか?

この頃はまだ一般に漢字が使われていたようで新鮮でした
     




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