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パウロ・コエーリョ「星の巡礼」

2021年06月27日 | 海外の作家


訳・山川紘矢+山川亜希子
角川文庫
1998年4月 初版発行
2017年10月 19版発行
解説・黛まどか
286頁

作者自身のサンチャゴ巡礼体験を基に描いたデビュー作
パウロ・コエーリョは1981年にスペインのキリスト教神秘主義の秘密結社であるRAM教団と出会い、その一員として学び始めます
RAM教団は1492年に8人の騎士によって創設され、マスターと呼ばれる師から口頭でキリスト教の秘儀が伝えられ、各種の審問に合格すると、魔法使い(マガス)になれるというシステムを持っているそうです
その最後の試験に落第したパウロが、敗者復活戦としてガイドと共にスペインの北東部を東西に横切っている巡礼の道を1986年に歩いた体験をそのまま記したものが本作です

むしろ、作者の体験に基づいていなければ興味深く読めたかと思います
描かれている内容が事実となると…う~ん、ちょっと引いてしまいますねぇ
神のメッセージとか言われても困るって感じでした
残念ですが自分には合わなかったです

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