ミス・サイゴン

7月のプレビュー公演が

コロナで何本か中止になりましたが…

8月無事幕があいた★ミス・サイゴン★

水曜日のソワレ観劇してきました。

前回はコロナで公演自体が中止だったので

念願のこのキャストでの舞台です。



高畑キム
今までの公演の番宣でテレビ出演なさってた時に歌を聞きましたが…

正直テレビではあまり良くない…イマイチな感じで

期待していなかったんですが…

少女から母親への変化・進化がすごくて芝居しながら歌うナンバーが…圧巻でした。

色んな方でのキムを観ていますが…大好きな市村さんが出てるので…

どうしてもエンジニアに目が行ってしまって全体を観ていたミスサイゴンでしたが…

こんなにキムという役に感情移入できたのは初めてでした。

母親の愛・強さ…まさに命をかけて貫いた愛…泣けました。

市村エンジニア。
ながく演じられてきたエンジニア～その時々で色んな顔をみせてくれて大好きな役です。

前回のギラギラ感は薄めにみえたけどその分秘めたる野望の炎がメラメラ見え隠れして

その塩梅が絶妙。

全然まだまだいけるね～って思いましたが…もぅこれで終わりにしてあげて欲しいな(笑)

以前は感じなかったエンジニアの弱さや夢が萎んでいく寂しさやつらさがひしひしと伝わってきて…

切なかったです。

そして…シルエットだけで見せるアメリカンドリームのラストシーンが…

もぅ流石ミスターサイゴン！

あの姿が…世界に誇れるエンジニアです！

演出がかわり以前よりベトナム・アメリカの違いがはっきり

わかりやすく簡潔になった気がしました。

今こういう時期…戦争…人間は過去の過ちから学ばず繰り返していく

愚かさを痛感しました。

多くの人に観てもらいたい舞台です。