【瀋陽=蒔田一彦、北京=五十嵐文】満州事変の発端となった柳条湖事件(1931年)の発生日にあたる18日、中国各地では早朝から記念行事が行われた。
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昨年はこの日に合わせ、日本政府の沖縄県・尖閣諸島の国有化に抗議する反日デモが100都市以上に広がったが、今年はデモの情報は確認されていない。
柳条湖事件が起きた中国遼寧省・瀋陽の「9・18歴史博物館」での式典では、市民代表らが午前9時18分、終戦までの年数に合わせて14回、鐘をつくなどした。会場周辺一帯は封鎖され、混乱はなかった。
昨年は大規模なデモ行進が行われた北京の日本大使館周辺は18日午前、いつもより多めの警察車両や軍車両が出動して警戒にあたり、正門付近の側道を駐車禁止とする措置が取られた。同大使館によると「具体的な危険情報はない」(広報担当)という。
中国政府は昨年はデモを容認したが、今年は抑え込む姿勢に転じた。デモが社会に不満を持つ層を刺激し、政権批判に向かうことを警戒したとみられる。
(2013年9月18日16時44分
読売新聞)
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