【北京=竹内誠一郎】アニメーション映画の宮崎駿監督の引退が発表されたことについて、中国でも惜しむ声が出ている。
北京紙「新京報」は「日本のディズニー」「アニメ大師」とその業績を手放しでたたえ、「多くのファンがその引退を惜しんでいる」と伝えた。映画専門のネットメディア「時光網」も「人を感動させるストーリーと温かい作品のスタイルで、世界のアニメ界で独自の道を開き、揺るぎない地位を得た」と絶賛。新作の「風立ちぬ」については、「日本のナショナリズムと戦争の危険さを警戒するテーマが含まれ、日本の右翼の攻撃に遭っている」と説明した。
日本のアニメ作品が大人気の中国では、「千と千尋の神隠し」や「風の谷のナウシカ」など宮崎作品の知名度は高い。中国版ツイッター・微博では「宮老(宮崎監督への敬称)、多くの感動をありがとう。我々がみているのはみんな海賊版だけどね」との書き込みがみられた。
(2013年9月5日07時27分
読売新聞)
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