国土交通省が30日発表した2012年度の新設住宅着工戸数は、前年度比6・2%増の89万3002戸で、3年連続で前年水準を上回った。
08年秋のリーマン・ショック後から徐々に回復し、東日本大震災の復旧・復興需要に加え、年明け以降に安倍政権の経済政策「アベノミクス」の効果が数字を押し上げた格好だ。
総戸数の内訳をみると、持ち家は同3・8%増の31万6532戸、貸家が同10・7%増の32万891戸、マンションや戸建てなどの分譲住宅が同4・4%増の24万9660戸。
また懸賞情報一覧、地域別では首都圏が同3・1%増、近畿圏が同3・5%増だった。
同省は、13年度の住宅着工戸数について「国民の所得・雇用がどこまで戻るかだが、アベノミクスの効果でしばらくは持ち直しの期待感は続く」(建設統計室)とみる。
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