(日本シリーズ第6戦、巨人4-3日本ハム、巨人4勝2敗、3日、東京ドーム)巨人に王手をかけられていた日本ハムは、第6戦で頼みの先発・武田勝投手(34)が2回3失点でKOされた。
六回に中田翔外野手(23)の1号3ランで一度は追いついたが、七回に突き放された。
就任1年目での日本一を逃した栗山英樹監督(51)は「勝者にしか歴史は作れない。
敗者は美談にしかならない」と悔し涙を流した。
敵将・原監督の胴上げを三塁側ベンチから見つめていた。
胸に去来するのは、ただ悔しさだけだった。
「なんであそこで胴上げされているのが自分じゃないんだろうと思ってみていた。
選手に勝たせてやれなかったことが申し訳なかった。
こんな悔しさは何十年ぶりかな」
激闘を終えた後のインタビュー。
栗山監督の言葉はこの後、しばらく途切れた。
目は真っ赤で声も鼻声。
流れ落ちそうな涙をこらえた。
「勝者にしか歴史は作れない。
敗者は美談にしかならない」
就任1年目の指揮官はこうも言った。
後がない第6戦。
試合前に「巨人の戦力を考えたら延長はない。
選手をそこ(九回)までに使い切る」と宣言した通りの戦いだった。
1点を追う九回一死で打席に送ったのは代打鶴岡。
これでベンチ入りの野手16人をすべて起用した。
投手9人も八回までに5人をマウンドに送った。
まさにチーム一丸で挑んだが、巨人の壁は厚く高かった。
「悔いはないけど課題は残った」。
そして、栗山監督はまた声を詰まらせた。
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