船の揺れ具合はどんどん大きくなり、
この旅で一番の揺れとなっています。
ビュッフェでコーヒーを飲もうとすると、
大きな揺れが来て、中身が飛び出して半分になったそうです。
そのうちうどんやラーメンなどの汁物の食事は販売中止となり、
風当たりの強い売店は閉鎖されました。
行きと同じく帰りの船室も、
天文台の助教授と2人になりました。
ほとんど寝てばかりいらっしゃったので、
主人は一人でテレビを見てい . . . 本文を読む
結局、母島はどしゃ降りとなりました。
パンでお腹を満たした後、雲行きを見た主人は、
これは帰った方が無難と判断し、早々に宿に向かいました。
30分歩き、宿に着くと案の定雨が振り出しました。
『母島には野球と相撲を見に行ったようなものだ。』
帰宅した主人が母島の様子を語った一言ですが、
そう言い切ったとおり、部屋でゴロゴロとWBCの韓国戦と、
相撲中継で日が暮れたそうです。
夕食を済ませると、 . . . 本文を読む
母島へは、父島から船で2時間。
しかしこれも海の状況は最悪でした。
船が小さい為、身体に感じる揺れは強烈でした。
船での生活が長い主人曰く、男性の場合トイレで用を足すには、
片手でバーに捕まっているのが常識だそうです。
主人がその通りにしていると、
隣に来た人は両手を離して準備しています。
危ないなーと思った瞬間、
船は大きく横に揺れ、その瞬間隣の人が主人の位置に!
『おっとっとー。』
なんと . . . 本文を読む
翌朝ケンちゃんは朝食の後片付けを済ますと、
海の様子を見に行きました。
残念ながらその日の海上はシケたままで、
釣り舟も職漁船も欠航のようです。
しかしケンちゃんは、
『隊長、行きましょう!』
力強い言葉で主人1人の為に、
自分の船を出して下さったのです。
港を出たとたん、
イルカの大群に熱烈な歓迎を受けました。
船の後を一緒に着いてきて、
戯れている様子に大感激!
もちろん海は荒れた状態、 . . . 本文を読む
船室は2段ベットが2つある4人用個室。
本来なら雑魚寝の2等船室で行こうと思っていたのですが、
スポンサーの計らいで1等船室を用意してくれていました。
同室になった人は1人だけ。
国立天文台の助教授の方で、小笠原にある世界一の望遠鏡の、
システム調整に何度も訪れていらっしゃるそうで、
いつもは4人満室なのにこの日は珍しいとの事です。
夜空の専門家と出会った事で、
主人はずっと疑問に思っていたこ . . . 本文を読む
小笠原へ行っていた主人が、
一昨日の夜遅くに鹿嶋に無事帰ってきました。
おかげさまで命の洗濯が出来たようで、
日焼けして文字通り一皮向けた顔は、
とてもすっきりと穏やかな表情になっていました。
行きも帰りも、竹芝桟橋では、
今回の旅をプレゼントして下さった元部下達が、
見送りと出迎えをして下さり、
(詳しくは【男の涙】参照)
おみやげ話を一花咲かせ、上機嫌でバスに乗り込んだようです。
バス停に . . . 本文を読む