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ミエルの居心地のいい場所

乳がんが気付かせてくれた事【心地よい場所を沢山もっていればきっと大丈夫!】そんな場所を毎日探しています。只今バラに夢中☆

小笠原の風(6)玉手箱

2006年03月28日 21時42分35秒 | 小笠原の風
船の揺れ具合はどんどん大きくなり、 この旅で一番の揺れとなっています。 ビュッフェでコーヒーを飲もうとすると、 大きな揺れが来て、中身が飛び出して半分になったそうです。 そのうちうどんやラーメンなどの汁物の食事は販売中止となり、 風当たりの強い売店は閉鎖されました。 行きと同じく帰りの船室も、 天文台の助教授と2人になりました。 ほとんど寝てばかりいらっしゃったので、 主人は一人でテレビを見てい . . . 本文を読む

小笠原の風(5)おいしいもの

2006年03月27日 19時43分50秒 | 小笠原の風
結局、母島はどしゃ降りとなりました。 パンでお腹を満たした後、雲行きを見た主人は、 これは帰った方が無難と判断し、早々に宿に向かいました。 30分歩き、宿に着くと案の定雨が振り出しました。 『母島には野球と相撲を見に行ったようなものだ。』 帰宅した主人が母島の様子を語った一言ですが、 そう言い切ったとおり、部屋でゴロゴロとWBCの韓国戦と、 相撲中継で日が暮れたそうです。 夕食を済ませると、 . . . 本文を読む

小笠原の風(4)暗雲

2006年03月26日 17時01分46秒 | 小笠原の風
母島へは、父島から船で2時間。 しかしこれも海の状況は最悪でした。 船が小さい為、身体に感じる揺れは強烈でした。 船での生活が長い主人曰く、男性の場合トイレで用を足すには、 片手でバーに捕まっているのが常識だそうです。 主人がその通りにしていると、 隣に来た人は両手を離して準備しています。 危ないなーと思った瞬間、 船は大きく横に揺れ、その瞬間隣の人が主人の位置に! 『おっとっとー。』 なんと . . . 本文を読む

小笠原の風(3)大漁だ~

2006年03月25日 19時44分49秒 | 小笠原の風
翌朝ケンちゃんは朝食の後片付けを済ますと、 海の様子を見に行きました。 残念ながらその日の海上はシケたままで、 釣り舟も職漁船も欠航のようです。 しかしケンちゃんは、 『隊長、行きましょう!』 力強い言葉で主人1人の為に、 自分の船を出して下さったのです。 港を出たとたん、 イルカの大群に熱烈な歓迎を受けました。 船の後を一緒に着いてきて、 戯れている様子に大感激! もちろん海は荒れた状態、 . . . 本文を読む

小笠原の風(2)奇跡の出会い

2006年03月24日 21時36分18秒 | 小笠原の風
船室は2段ベットが2つある4人用個室。 本来なら雑魚寝の2等船室で行こうと思っていたのですが、 スポンサーの計らいで1等船室を用意してくれていました。 同室になった人は1人だけ。 国立天文台の助教授の方で、小笠原にある世界一の望遠鏡の、 システム調整に何度も訪れていらっしゃるそうで、 いつもは4人満室なのにこの日は珍しいとの事です。 夜空の専門家と出会った事で、 主人はずっと疑問に思っていたこ . . . 本文を読む

小笠原の風(1)序章

2006年03月23日 19時47分15秒 | 小笠原の風
小笠原へ行っていた主人が、 一昨日の夜遅くに鹿嶋に無事帰ってきました。 おかげさまで命の洗濯が出来たようで、 日焼けして文字通り一皮向けた顔は、 とてもすっきりと穏やかな表情になっていました。 行きも帰りも、竹芝桟橋では、 今回の旅をプレゼントして下さった元部下達が、 見送りと出迎えをして下さり、 (詳しくは【男の涙】参照) おみやげ話を一花咲かせ、上機嫌でバスに乗り込んだようです。 バス停に . . . 本文を読む