3月の初めに届いた桜草。(【桜草のまごころ】参照)
kanonさんが心を込めて毎年命をつないでいるお花達。
ちまたではもう終わっているようですが、
うちの子はまだまだ頑張って咲いてくれています。
もちろん株はすっかり地味になり、
一見貧弱には見えますが、どうしてどうして、
数は少ないながらもしっかりとした花を咲かせてくれています。
最初の頃は、黙っていても勢い良く咲き乱れていましたが、
そろ . . . 本文を読む
昨日の夜は、オカリナの先生のコンサートがあり、
私達生徒数人はお手伝い方々、心癒しに行ってきました。
私は、来て頂いたお客様に受付でパンフレットをお渡しする役目。
年配の男性客が多い事に気付きました。
先生は本職を持ちながら、趣味のオカリナを吹き続けて約10年、
コンサートは今回ちょうど10回目の節目を迎えました。
今までは鹿島神宮の森の中にある、
みたらしの池の周りで行っていた野外コンサー . . . 本文を読む
桐の花を見たことがあるだろうか?
天に向かって誇らしげに咲く
薄紫の花房たち
だが
近寄ってみるとそれぞれの花は
うつむいて下を向いている
高くそびえる白い幹に
薄紫の淡い世界が儚げにひろがり
どこか憂いと寂しさを感じるのは
私だけだろうか?
その昔
娘が生まれると桐の木を植えたと言う
15年の月日で立派に成長し
桐のたんすに仕立て
嫁入り道具にしたと言う . . . 本文を読む
青く澄んだ空に
沖縄から
爽やかな風が吹いたような気がして
誘われるまま
海に下りていった
青く光った海に
潮の香りが
どこか懐かしいような気がして
手を引かれるように
浜に下りていった
すぐに
誰に呼ばれていたのか
誰が呼んでいたのか
私にはわかった
浜辺には
浜昼顔が並んで咲いていた
あちらにも
こちらにも
あどけない笑顔で咲いていた
. . . 本文を読む
暗闇の2幕が始まった。
シーンと静まり返った舞台を、私達は息を殺して見入る。
澄ました耳に小さな鐘の音。
1人の神様が小さな炎を灯し、やってくる。
天岩戸の前で、心細げに手に持った小さな鐘を叩く。
『チーン』
耳に沁みいった。
するともう1人の神様がやって来て、
心細げに手にした木魚を叩く。
『ポク』
2人の神様は暗がりで出会い、挨拶を交わす。
そのおどおどした様子がコミカルで、
小さな笑いを . . . 本文を読む
舞台の幕が開くと、そこはどうやら天岩戸のよう。
いくつもの、金色に輝く大きなドラが釣り下がり、
イナセな立ち姿の若い衆が背中を向けて立っている。
琴と胡弓と太鼓と笛で、
神々の住む高天原を表現している。
この地は心地良い音が集う楽土であると、
唄い、囃したてていた。
まばゆいばかりの金色の衣装を着飾った、
玉三郎アマテラスが輝く光の中で舞い踊る。
完璧なまでの静かな所作に、観客の目は惹き付け . . . 本文を読む
私達の目的は、
世田谷パブリックシアターで行われている、
【AMATERASU】を観ることでした。
坂東玉三郎の演出、主演によるもので、
世界を股にかける和太鼓集団【鼓童】との競演です。
1ヶ月ほど前たまたま目にしたテレビで、
玉三郎さんの魅力に振れ【美の探求者】を書いたことが縁で、
シネマ歌舞伎を観に行き、
【鷺娘 in CINEMA】で美しさに魅了され、
ようやく今回、
本物の玉三郎さんを . . . 本文を読む
5月の風に誘われて
晴れた日のバラ園に赴く
と 個性溢れるレディー達が
様々な容姿で挨拶をしてくれる
背筋を伸ばして ゆったり微笑むレディー
巻き髪に 鼻筋の整った涼しげなレディー
ふくよかな笑顔に 甘い香りを漂わすレディー
どこか憂いを含んだ 儚げなレディー
一見おとなしそうでも 香りは豊潤なレディー
十人十色に咲き誇る
見た目も違えば
生きる姿勢もそれぞれに違う . . . 本文を読む
小さな胸で
清らかに願った祈りは
空駆けて 天まで昇り
神の御心に通じた
風よ
雲よ
無垢な花びらを
どこまでも
高く 高く
飛ばせ 祈りの花を
幼き魂で
純に願った祈りは
海越えて 遥かにとどき
大きな奇跡を生んだ
風よ
波よ
けがれ無き花びらを
どこまでも
遠く 遠く
運べ 祈りの花を
先日ご紹介させて頂いた、沖縄の子供達 . . . 本文を読む
昨日は朝になって急遽、主人の仕事に付き合う事になりました。
4トントラックで県内を回って荷物を引き取る仕事ですが、
主人が膝が痛いというし、
その日のスケジュールもハードな内容なので、
私が運転を交代しながら付いて行く事にしました。
3年前まではよく一緒に運転しながらトラックで回っていたので、
運転には慣れていますが、今の私は右手が無理できない為、
少し心配ではあったのですが、ギアの操作は左手 . . . 本文を読む
一昨日、嬉しい荷物が届きました。
送り主を見ると、遠い南の島、小笠原の研ちゃんからでした。
研ちゃんは、ちょうど2ヶ月前に主人が始めて訪れた小笠原で、
偶然泊まった宿のオーナー。
怖いぐらいの偶然の出会いで、
すっかり主人と親しくなった研ちゃんから、
何やら冷凍便で送られてきた物とはーー??
新聞紙を開けてビックリ!
大きな伊勢海老がずっしりと固まっていました。
しかも2匹もー!
『ワーッ! . . . 本文を読む
光り輝く満月の夜に
我が家に舞い込んできたムーニ―
もう6歳になるんだね
最初は1人っ子の箱入り息子だったけど
弟たちが次々にやってくるたび
少しずつ大人にならなくちゃいけなくてー
我慢しなくちゃいけなくてー
ほんとは一番の甘えっ子なのにね
でもだいじょうぶ
君の優しいところ
ママが一番良く知ってるからー
大好きだよ
MOONY
今夜はどんな夢を見ているのか . . . 本文を読む
母のいない子
母になれなかった人
母になっても苦しんでいる人
母がいても悲しんでいる人
今日の”母の日”を心から喜べなくても
あなたは母から生まれてきた
あなたからその子は生まれてきた
心が邪魔をしても
身体のすみずみに刻まれた愛の遺伝子は
母なる愛を知っている
母がなくては私は成り立たない
母から生まれてきたこと
母がいてくれたこと
身体に沁みこんだ愛が
. . . 本文を読む
昨日は県立佐原病院で、乳腺外科の超音波検査がありました。
いつもと違い、朝一番にエコー室の前で待っていると、
ベットごと患者さんを運んでゆくナースが通りかかり、
私の名前を呼ぶので顔を見ると、
入院していた時に仲の良かった病棟のナースでした。
彼女と私は同じ年。何かと話が合い、縁もあるので、
外でもバッタリと会うことがありましたが、
この日もバッタリと会えたのですね。
『久し振り~!一年ぶり? . . . 本文を読む
【 花 と 夢 】
夢乃 ミエル
痛めつけられようとも
手折られようとも
小さな祈りにも似た
命の営みは
花を咲かすことに全霊をそそぐ
咲かせた花は
だれかの命を繋ぎ
だれかに命を与えてゆく
汝 花であれ 夢であれ
打ち砕かれようとも
踏みにじられようとも
大きな祈りにも似た
明日への望みは
夢を咲かすことに心血をそそぐ
. . . 本文を読む