夕暮菜日記

私的日記、教育、社会、音楽、等々について

今日は『開戦7年』

2010年03月20日 04時55分42秒 | 社会
3連続で記事を投稿。
こんなことして、みんな、きちんと読んでくれるのだろうか?

今日3月20日は、イラク戦争開戦日なのだ。
何かを書かなければならない気だけはあるのだけど、気はあって力が無い。。。。
無気力ってことか?
よって、転載でお茶を濁す。

以下は、Doshinweb(北海道新聞のwebページ)よりの転載。

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開戦7年(3月19日)
映画「ハート・ロッカー」がアカデミー賞で6冠を得た。イラクで爆弾を処理する米兵の話だ。「いくつ不発にした」「873」。そんなおぞましいせりふがある▼ライバル作の「アバター」は3賞を取った。未来物語の背景にあるのは、やはりイラクなどの戦争だ。2作の受賞から、米国内の厭戦(えんせん)気分の広がりもうかがえる。イラク開戦からあすで7年、米軍の死者は4300人を超えた▼イラクの市民では10万人が犠牲になったという。民間団体が報道を積み重ねた推計だ。2度目となる総選挙は、いま集計作業が進んでいる。まだ安定には遠くても、ともかく新しい祖国をつくりあげなければならない▼間違いの上に立つ、正当性のない戦争だった。当時のブッシュ米大統領は、イラク・フセイン旧政権の大量破壊兵器を開戦の理由としたが、実は持っていなかった。アルカイダとの関係も否定されている▼ブッシュ氏は情報の誤りを「痛恨」と述べた。英国では、参戦を決めたブレア前首相が先ごろ議会に呼ばれ、判断の責任を問われた。小泉政権が自衛隊をイラクに送った日本は、いまも真剣に総括しようとしていない▼時の流れにまかせ、忘れ去っていい記憶ではない。米政府が決めた軍事戦略に、日本は黙って従う。そんな「日米同盟」がいいのか、問い直す必要があろう。普天間基地の問題をみる際も、有効な視点ではないか。
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次は、愛媛新聞ONLINEより転載。

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社説2010年03月19日(金)付 愛媛新聞
イラク戦争7年 「開戦支持」の誠実な検証を
 「満州事変以来の日本外交は、動脈硬化症にかかっていた。行懸(いきがか)りにこだわることの禁物なゆえんである」
 第2次世界大戦後の1951年、当時の吉田茂首相の指示で外務省の若手職員らがまとめた調書の文章だ。題名は「日本外交の過誤」。
 なぜ軍部の暴走を許し、無謀な戦争に突き進んだのか。調書は敗戦という結果から歴史を検証する。外交関係者からの聞き取りに基づく批判と反省は誠実さに満ちる。
 日本独自の経済圏をつくるという「誇大妄想」にとらわれ、国際環境と国内世論が外交の選択の幅を狭める。調書はその過程をあぶり出し、外交理念の根本の大切さ、現実を直視する勇気を説く。
 この極秘文書の公開は2003年4月。イラク戦争が始まった直後だった。それは半世紀の時を超えた警告だったのかもしれない。
 開戦からあすで7年。オバマ米政権による米軍撤退が視野に入るなか、連邦議会の直接選挙が実現した。フセイン独裁政権が倒れ、民主化は進む。が、結果をもって過程を正当化してはならないのが民主主義であるはずだ。
 開戦当時、ブッシュ政権が主張した大量破壊兵器は「誇大妄想」だった。米国の独立調査委員会は中枢同時テロとアルカイダとのつながりを完全否定した。情報活動には明白な「過誤」があった。
 ブッシュ政権との蜜月をよりどころとした小泉純一郎元首相は、米英の武力行使をいち早く支持した。復興支援として自衛隊初の戦地派遣にも踏み切った。が、日本は戦争に加担したという自覚が乏しい。何の総括もないままこんにちに至るのは、国家の責任放棄というよりほかない。
 「大義なき戦争」を止められなかった各国の信用は大きく失墜したが、検証作業を怠ってはいない。復興支援に軍隊を派遣したオランダの独立調査委は「イラク戦争は国際法違反」と結論づけた。
 英国の独立調査委はブレア前首相ら数十人を喚問し、開戦時に財務相だったブラウン首相も証言台に立った。当時の英政府内の慎重論や外交努力を無にしてしまった過程が明らかになっている。
 「何事によらず後から批判することは、やさしい。既往を反省し、そこから将来に対する教訓を汲(く)みとって、初めて批判の意味もある」
 先人がのこす「日本外交の過誤」の最終章が記す。鳩山政権はもちろん、自民党も政争抜きで直視したい。
 開戦支持は「行懸り」だったのか。日米同盟重視のみを国益とする「動脈硬化症」にかかってはいなかったか。国会内外で第三者による検証委員会設置を求める動きがあるのは救いだ。小泉元首相や当時の閣僚は語る責務がある。
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当ブログではよく、産經新聞や読売新聞や朝日新聞の報道姿勢を批判してきたけれど、、、、
地方の新聞、まともじゃん!

日本政府は未だに太平洋戦争を総括していない。
だから、授業料無償化で朝鮮学校を除外しようとする。
だから、従軍慰安婦問題を論じるとき、狭義か広義かといった、下らないことでもめる。
せめて、直近のイラク戦争は総括しないといけないだろ。
ってか、まずそこから総括しようよ。
「大量破壊兵器!」とか言って、真っ先にブッシュの開戦を支持した首相を産んでしまった日本人有権者の一人としての私がいる。

ああ、私がこのブログを続ける動機は、罪悪感だったんだ。
ん? このブログだけかい?





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