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整備が進む首都圏の道路:三環状の外側、圏央道の整備について

2014年07月10日 08時00分00秒 | 都市の時代と、東京


まず最初に、東京始め首都圏の道路ネットワークは1964年(昭和39年)に制定された「3環状9放射」の構想を目指して整備が進められています。1968年(昭和48)に東名高速道路が首都圏側(東京IC-厚木IC)間で開業して以来、着々と工事が進められてきました。放射高速道路の整備は比較的スムーズに進んだのですが、環状高速道路の整備が遅れています。なお日経新聞の記事によると、海外主要都市の環状道路は、整備率でロンドンが100%、パリが85%。これに対し、東京の3環状は2012年度末時点で59%にとどまっているのだそうです。

3環状
1.首都圏中央連絡自動車道-東京湾アクアライン(40-60km圏)
2.東京外環自動車道 (第二東京湾岸道路)(15km圏)
3.首都高速中央環状線-首都高速湾岸線

9放射
1.東京湾岸道路 首都高速湾岸線東京以西-横浜横須賀道路
2.第三京浜道路-横浜新道
3.首都高速3号渋谷線-東名高速道路
4.首都高速4号新宿線-中央自動車道
5.(10号線)-関越自動車道
6.(首都高速1号上野線延伸)-首都高速川口線-東北自動車道
7.首都高速6号三郷線-常磐自動車道
8.首都高速湾岸線東京以東-東関東自動車道
9.首都高速7号小松川線-京葉道路-館山自動車道

圏央道は、3環状の一番外側の環状高速道路であり、東京都心から半径40~60キロ圏を描くルートとなっています。

圏央道、正式名称「首都圏中央連絡自動車道」の概要
神奈川県横浜市金沢区から東京都・埼玉県・茨城県を経由し千葉県木更津市に至る、都心からおおむね半径40-60kmの位置を環状に結ぶ高規格幹線道路であり、総延長は約300キロです。経由都市は横浜、厚木、八王子、川越、つくば、成田、木更津などの東京への通勤圏ギリギリの場所が多いです。沿線には横浜港や成田空港などの物流拠点が存在します。

2014年7月現在ですが、上記の引用地図を見てみると、開通している区間と未開通の区間が混在している状況です。2014年度から2015年度にかけて、未開通の個所が一気に開業することになり、完成に近づきますね。

2014~2015年にかけて、横浜港から東名高速へのアクセスが改善される
神奈川県区間で未開通区間が
1.釜利谷JCT~藤沢IC(2015年度)
2.東名・海老名JCT~寒川北IC(2014年度)
となっていますが、約2年後には神奈川県区間は全線開通することになります。今までは日本有数の国際貿易港である横浜港から東名高速、中央道、関越道方向へ向かうには、一度首都高速で東京都心部を経由しなければならなかったのですが、圏央道が開通することによって迂回しながら走ることが出来るようになります。

東京区間と埼玉区間も数年以内に全通へ
圏央道が開通する以前は外環道や中央環状線がその役割を担ってきていましたが、これによって外環道や中央環状線の渋滞緩和も期待されます。

千葉県区間は開通未定の場所も
稲敷IC~東関東道・大栄JCT間は2013年から14年度にかけて開通することになりますが、肝心の成田空港の脇を通ることになる大栄JCT~松尾横芝IC間は工事未定となっています。

「羽田空港から新宿まで20分」、3環状道路整備にめど 五輪で変わる東京(4) 日経新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK04024_U4A300C1000000/

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