緑には、東京しかない

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住友不動産 東京日本橋タワーの周辺工事 2016年1月15日

2016年01月29日 06時01分00秒 | 再開発・中央区


日本橋二丁目地区プロジェクト北地区の周辺工事:取り壊し率90% 2016年1月15日
2015年5月に開業した「住友不動産 東京日本橋タワー」ですが、高層オフィスビルの周辺部の工事が現在も続けられています。日本橋交差点寄り、敷地の北西側に建っている「日本橋交差点ビル」の解体工事が現在行われています。

都市再生特別地区(日本橋二丁目地区)
都市再生特別地区とは、都市再生特別措置法に基づく都市再生緊急整備地域内において、既存の用途地域等に基づく用途・容積率等の規制を適用除外したうえで、自由度の高い計画を定めることができる地区です。これは地域整備方針に沿い、かつ都市再生効果の大きい事業計画に対して、広範な都市計画の特例を認めることにより、事業者のアイディアを活かした土地の合理的で健全な高度利用を図ろうとするものです。

新しい高層オフィスビルの概要
永代通りと中央通り、昭和通りに囲まれた敷地面積約8800㎡の2つの街区に、業務、商業、多目的ホールなどで構成される延床面積約138000㎡(約42000坪)のビッグプロジェクトです。事業の中核となる免震タワー棟(地上35階、地下4階)は、中高層階にオフィス、低層階は店舗、地下には多目的ホール等を備えています。また、開発に併せて地下鉄「日本橋」駅との接続、駅前広場や観光案内所などの整備を予定しており、日本橋エリアのさらなる活性化の一翼を担うとともに都市再生への貢献を図ります。

2014年10月16日、住友不動産株式会社は「日本橋二丁目地区北地区」計画の中で、事業の中核となる超高層タワー棟の名称を「東京日本橋タワー」と決定したと発表しました。

都市再生への貢献
1.交通結節点機能の強化
地下鉄銀座線と東西線、浅草線が交わる「日本橋」駅の乗換動線や滞留空間を改善するため、コンコースと連続する地下に広場を確保するとともに、日本橋交差点に面して約1500㎡の広場を整備、交通結節点としての役割を強化し、駅前に相応しい玄関口を創出します。

2.歩行者空間の充実
憩いの空間ともなる駅前広場の整備と併せ、建物のセットバック等により、歩行者空間を改善します。さらに、本事業の位置する日本橋二丁目東側エリアでは現在整備されていない駅と地上間のバリアフリー化を進め、安全で快適な回遊性の高い歩行者ネットワークを実現します。

3.地域の防災機能向上
建物の不燃化、耐震化により安全な市街地の形成を図るとともに、災害時には日本橋駅前の防災拠点として機能するため、非常
用発電機による72時間分の電源確保、防災備蓄倉庫の整備、駅前広場の救護センターや物資供給場所としての活用に加え、仮設トイレの設置スペースを確保します。また、多目的ホールや駅前広場を帰宅困難者受入スペースとして運用するなど、地域の防災力向上に取り組みます。

4.交流・観光支援機能の導入
多くの老舗や百貨店等が集積し、日本を代表する商業・文化の拠点として発展してきた日本橋エリアのさらなる活性化の一助となるべく、空港アクセスの良い都営浅草線日本橋駅側の8番街区に観光情報等を発信する施設を設置します。また、展示会やレセプション等の交流支援、シンポジウムやセミナー等の業務支援にも利用可能なエリア最大規模の多目的ホール(1000㎡超)を整備します。

最新のBCP(事業継続計画)対応
超高層棟は、BCP(事業継続計画)の観点から、地震や停電等のトラブルに備える様々な最新設備を取り入れています。
① 地震などの揺れを低減する免震構造を採用
② 浸水被害を軽減するため受電設備等を6階に設置
③ 事故等で本線からの送電が停止しても予備線から受電可能2 回線受電方式を採用
④ 万一の停電時には、共用部に加え貸室内にも電力を供給する72時間対応の非常用発電機を装備
⑤ 通常時、非常時ともガスによる発電を併用したコージェネレーションシステムを導入

最先端のオフィススペック
中高層のオフィスフロアは、基準階貸室面積約820坪、室内に柱型がでない整形無柱空間を実現し、高いレイアウト効率を誇ります。また、快適なオフィス環境を創出するため、天井高3m+フリー アクセスフロア10cm、個別空調システムといった最先端の設備、機能を備えています。

事業概要
所在地 東京都中央区日本橋二丁目7番・8番の一部(地番)
地域地区 商業地域/防火地域 日本橋・東京駅前地区地区計画
敷地面積 8769 ㎡(約2650坪)
区域面積 約2.2ha
延床面積 約138000㎡(約42000坪)
計画容積 1400%
設計 株式会社日建設計
施工 株式会社大林組
主要用途 事務所、店舗、多目的ホール、貸会議室
階数 7番街区 超高層棟 地上35階 地下4階
階数 8番街区 低層棟 地上2階 地下2階
竣工予定 超高層棟:平成27年/ 全体竣工:平成29年
交通 東京メトロ銀座線・東西線、都営地下鉄浅草線「日本橋」駅直結

プレスリリース:住友不動産株式会社による報道資料 PDF 2013年1月18日
日本橋交差点角・新たなランドマーク 「日本橋二丁目地区北地区」 着工
プレスリリース:住友不動産株式会社による報道資料 PDF 2014年10月16日
日本橋交差点角、「東京日本橋タワー」 誕生



南東側から、「住友不動産 東京日本橋タワー」の敷地内から撮影しました。




南西側から「日本橋交差点ビル」の解体工事現場を撮影しました。




北西側から、日本橋交差点前から撮影しました。




再開発工事現場の地図です。

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高島屋 東京店再開発計画「C街区」の現在 2016年1月15日

2016年01月29日 06時00分00秒 | 再開発・中央区


高島屋 東京店再開発計画「C街区」の現在 2016年1月15日
日本橋交差点前で建設工事中の高さ180メートルの高層オフィスビルと、高島屋東京店(日本橋店)の建物間に広がっている区画の再開発工事です。高島屋日本橋店を中心にA~Dの4街区にわたって展開する「日本橋二丁目地区第一種市街地再開発事業」として、現在の高島屋東京店の建物の北側の「C街区」、東側の「A街区」では現在、既存の建物群の取り壊し工事が実施されています。

※今回の記事で取り上げるのは「C街区」です。



東京都の報道発表資料から拝借した図で説明していきます。「B街区」と書かれているのが既存の高島屋東京店の建物で、この高島屋の百貨店の建物はこのまま存続されることになります。百貨店北側の「C街区」と、東側の「A街区」の再開発のための取り壊し工事が現在行われています。

~規模~
A街区:延べ面積約5,7523平方メートル、地下5階/地上26階、高さ約139メートル
B街区:延べ面積約80,600平方メートル、地下3階/地上8階、高さ約43メートル (高島屋東京店)
C街区:延べ面積約140,085平方メートル、地下5階/地上32階、高さ約175メートル
D街区:延べ面積約288平方メートル、地下1階/地上1階、高さ約4メートル

~主な用途~
A街区:事務所、エネルギーセンター、駐車場等
B街区:店舗等
C街区:店舗、事務所、駐車場等
D街区:倉庫

高島屋の建物の敷地東側の「A街区」には、高島屋新館や太陽生命ビルが建っていたのですが、現在は全て取り壊されて更地状態となっています。地上26階・地下5階建て、高さ約139メートルの高層オフィスビルが建設されます。A街区は2014年11月7日に着工しています。

「C街区」には、富士ビルや高島屋北別館、高島屋の立体駐車場などの建物が密集していたのですが、古い建物群の取り壊し工事が始まっています。国の重要文化財に指定されている高島屋東京店の敷地の北側、日本橋二丁目地区に、31階建ての複合高層ビルが建設されます。新店舗となる「新新館」と既存店舗は空中通路でつながり、既存店舗と合わせた売り場面積は約62000平方メートル(25パーセント増)となります。計画では、本館部分の空中権を利用し、新新館部分に高層ビルを建設します。 開発には、三井不動産も参加し、オフィス賃貸部分を三井不動産、商業施設部分を高島屋が運営する体制となります。B街区は2014年12月22日に着工予定となっています。

「日本橋二丁目地区第一種市街地再開発事業」の主な特徴
優れた立地特性を活かした大規模で最先端の施設計画
1.「日本橋」駅直結、「東京駅」徒歩5分の国内外からの交通利便性に優れた立地
2.区域面積:約2.6ヘクタール、延床面積計:約282,000平方メートルの大規模開発
3.世界的に著名なSkidmore, Owings & Merrill LLP (SOM)による洗練された外装デザイン
4.安心で快適な高規格オフィス空間(BCP対応、商業施設等へのスムーズなアクセス等)
  
重要文化財高島屋日本橋店を核とした賑わいの空間計画
1.高島屋日本橋店を核とした、周辺エリアと一体となった新たな賑わいの創出(商業施設、オープンテラス、展示施設、観光案内所等)
2.高島屋日本橋店の屋上を中心とした緑に囲まれたオープンテラスの整備(約6,000平方メートル)
3.周辺地区や駅をつなぐ快適な歩行者回遊空間の整備(歩行者専用道路、地下通路、駅前広場等)

防災機能の強化と環境負荷の低減
1.災害時の電力確保(72時間対応の非常用発電機等)
2.震度7クラスの地震(建築基準法で求められている地震波の1.5倍レベル)に対して構造耐力上の安全性を確認するなどの高い耐震性能
3.帰宅困難者受け入れ機能の整備
4.環境負荷低減への取組み(CASBEE「Sランク」、PAL・ERR「段階3」)













「計画断面図」
事業名称 日本橋二丁目地区第一種市街地再開発事業
施行者 日本橋二丁目地区市街地再開発組合
参加組合員 三井不動産株式会社、太陽生命保険株式会社、帝国繊維株式会社
所在地 東京都中央区日本橋二丁目地内
交通 東京メトロ銀座線・東西線「日本橋」駅、都営浅草線「日本橋」駅 直結 JR線「東京」駅 徒歩5分
区域面積  約2.6ha、延床面積:約282,000㎡
設計 日本設計・プランテック設計共同企業体
外装デザイン Skidmore, Owings & Merrill LLP (SOM)
施工 A街区:株式会社大林組
    B街区:株式会社竹中工務店
    C・D街区:鹿島建設株式会社

「事業経緯および今後の予定」
2005年3月  勉強会スタート
2005年11月 「日本橋二丁目5番、6番地地区まちづくり協議会」設立
2008年4月  日本橋二丁目地区市街地再開発準備組合設立
2011年12月 都市計画決定
2013年4月  日本橋二丁目地区市街地再開発組合設立認可
2014年2月  権利変換計画認可
2014年4月  解体工事着手
2014年11月 A街区着工
2014年12月 C街区着工
2018年度   全体竣工(予定)

プレスリリース:東京都発表の報道資料 2013年4月11日
日本橋二丁目地区市街地再開発組合の設立認可について
プレスリリース:三井不動産株式会社発表の報道資料 2014年11月13日
「日本橋再生計画」第2ステージ進行 -重要文化財島屋日本橋店を核とした新たなビジネス・商業・文化拠点誕生-
「日本橋二丁目地区第一種市街地再開発事業」着工




C街区の敷地西側で整備工事中の「街角広場」ですが、敷地内では鉄骨組みの構造物が設置されていました。これは一体何でしょうか。




その街角広場の構造物前から「C街区」の再開発工事現場の全景を撮影しました。背後には、国道15号線(中央通り)沿いのオフィスビル街の街並みが広がっています。




高層オフィスビルの鉄骨の組み立て工事が始まれば、この風景を眺めることもできなくなります。




C街区の敷地東側部分を撮影しました。




街角広場の整備工事現場の構造物の全景を南西側から撮影しました。




C街区の敷地東側を通っている道路の工事用資材搬入口を撮影しました。




C街区の敷地北側を通っている道路を撮影しました。この道路の北側は、住友不動産 東京日本橋タワーの高層オフィスビルの敷地です。




北東側から再開発工事現場を撮影しました。背後には高島屋東京店本館の建物が建っています。




国道15号線(中央通り)側に、何か構造物が建っていましたが、モックアップでしょうか。




場所を移動して国道15号線(中央通り)の歩道にやってきました。




やはり新しいモックアップみたいですね。去年の秋ごろに見かけたものとはまた別モノになっています。




南西側から、「日本橋二丁目第二交差点」前から撮影した「C街区」の再開発工事現場の全景です。




モックアップ模型をズームで撮影しました。




鉄骨群が出現するのは、まだ先になりそうです。




北西側から撮影したC街区の再開発工事現場の全景です。




高島屋日本橋店の本館北側が「C街区」となっています。

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