
6月下旬の平日、ようやく快晴の天気の東京を散策することが出来ました。この日の関東地方は全体的に北風が吹いてきたので、梅雨期とは思えないようなカラッとした空気に包まれていました。雲量は結構多かったですが、空気がきれいだったので色鮮やかな青空を眺めることが出来ました。

ゆりかもめ・国際展示場正門駅を下車して臨海副都心のエリア内を歩いていきます。お台場地区を東西方向に伸びている都市公園「シンボルプロムナード公園」を散策していきます。

国際展示場正門駅前から東京ファッションタウンビル脇を通り抜けると、シンボルプロムナード公園の広大な緑地帯に出ることが出来ますが、少し寄り道してりんかい線・国際展示場駅方向へ歩いていきます。

りんかい線・国際展示場駅前から東京ビックサイトへ伸びている広大な広場を撮影してみました。広場周辺は1990年代後半は空き地が多かったのですが、いつの間にか高層ビル群が形成されていました。

国際展示場駅がある「有明地区」から西側(お台場方向)へ向かって「シンボルプロムナード公園」の緑地帯がまっすぐ伸びています。この緑地帯をこれから散策していきます!!!

国際展示場駅前の広大な広場脇にはパナソニックグループのショウルームである「パナソニックセンター東京」の建物が建っています。2002年9月に「パナソニックセンター」としてオープンし、2004年に「パナソニックセンター東京」に改称された経緯があります。

振り返ってみると「東京ビックサイト」の広大な施設群が国際展示場駅の南側に広がっています。この日も展示会が開催されていたためか、平日であっても駅から多くの人たちが東京ビックサイトへ移動していました。

パナソニックセンターは東京以外にもう一か所、大阪にもあります。今までは大阪ビジネスパーク内に設置されていたのですが、2013年4月からはJR大阪駅前のグランフロント大阪内へ移転しています。

1995年の世界都市博覧会の開催中止後翌年の、1996年4月に開業したシンボルプロムナード公園。開業してから約15年以上経過しているので、植えられている木々などもすっかり成長し、周辺の風景に溶け込んでいました。

平日の午前11時過ぎの散策だったのですが、殆ど人通りがありませんでした。公園の敷地自体がものすごく広大ですし、カラッとした天気でしたが、気温も高くなってきたからでしょうか。

シンボルプロムナード脇に建っている「東京ファッションタウン」の建物の脇を通り抜けていきます。世界都市博覧会構想の一つとして建てられたビルですが、約10年程前に運営会社が経営破たんしていたのだとか。

広大な緑地帯や個性的なビル群に囲まれているお台場・臨海副都心ですが、1990年代初頭のバブル崩壊や世界都市博覧会の開催中止など、未だにその傷跡が癒えていないのではないでしょうか。

ショッピングセンターや大学キャンパス、タワーマンション等を誘致して、何としても街全体の活気を盛り上げていきたいという都当局の姿勢は痛いほど理解できるのですが…。

埋立地なので、何処までも平坦な地形が続いているイメージが強いかもしれませんが、公園自体が橋そのものになっているなど、起伏に富んだ公園を歩くことが出来ます。

前方にパレットタウンの大観覧車や、去年(2012年)に開業した「ダイバーシティ東京」の高層ビルが見えてきました。…本当は雲一つない快晴の天候が理想的なのですが、梅雨期の今では贅沢は言えません。
