昨日の雨は、しぐれと云うより嵐。風も強くて、少し外にいるだけで濡れてしまうほどでした。
そんな中での旅もまた一興です。
西洋美術館でゴヤを観ているあたりはまだシトシトという感じでしたが、かじわらさんで寿司をつまんだ後からザーッと。谷根千散歩どころではなくなりました。
こんな時、電車でどこにでも行けるってのは便利です。
ちょいと足を延ばして世田谷まで行くのも苦ではありません。
桜新町という町に「弦巻茶屋」なるカフェがあります。そこは、松任谷由実さんがやなせたかしさんとの対談のために訪れた場所。住宅街の中にあって、築50年の日本家屋にモロッコ家具。ミスマッチなようで、しっくりおさまっている不思議な空間でした。
窓際の席、庭の緑がしっとり歌い踊る様をしばらく眺めて心を鎮めるのも、雨降りだからこそ。
店を出た頃は、風も強まって嵐のようになってました。
田園調布に「パテ屋」というその名の通りの小さい店があります。
こちらは伊藤まさこさんからの情報。
バゲットにつけるパテがほしいと思い、訪れたわけですが…。なんと凄い繋がりがありました。
度々訪れてブログにも書いていたレストラン「Genjiro」。そこのオーナーであるみどりさんと、パテ屋のオーナーさんが友達だったんです。これにはびっくり！
なにかに導かれた…と云ったら大袈裟ですが、意外な縁を感じました。
しっかりレバーパテとカキペーストを買い込み、早速今朝いただきました。
嵐の中でも行って良かった～。
そのころは嵐もピークで、傘かぶっててもびしょ濡れになってしまいましたが…。
優しいオーナーさん。バスが来るまで雨宿りを…と。
ありがとうございました。
このように、ずーっと雨な一日でしたが、だからこその何かを感じることができた日帰り旅。
思い付いたら即、の旅も良いもんです。