mickey3のパラオ便り

わたしの経験した米国研修から12年、第二の人生はJICAシニア海外ボランティア。太平洋の楽園パラオからお便り送ります。

グランドラピッズGrand Rapids市の囲碁事情

2011-12-13 09:30:14 | わたしの経験した米国研修 それから
私の研修にあたっては受け入れ先のグランドラピッズ市は大変好意的であった。担当者に私の個人情報が行き渡っていた関係もあってすべてにおいて的確に対応してくれた。おかげで研修の成果は大変密度も濃く、充実したものとなった。

行く先々で絶えず訪問相手に説明させられた。ミキオは私どもの姉妹都市から研修に来ている。ワンストップパミッティングOne Stop Permittingの仕組みを学びに来ている、と。私は、その都度私自身の言葉で繰り返し繰り返し答える。ちょうどオームのように、おかげで英語は随分と上達した。

もう一つ私の事を照会した履歴書のようなものが相手に渡っていた。世話係のジェームズJamesが見せてくれてわかったものである。
私の趣味の欄に、私は囲碁Igoと書いておいた。もちろん囲碁が大好きであることもさることながら日本文化の一つの象徴である囲碁にも向うで触れたかったのである。残念ながら囲碁との出会いを期待していなかったが、思いがけずその機会が訪れた。とある本屋を訪問して偶然見つけたのである。
中心市街地からは随分と遠いが、郊外にある大型書店の中にあった。本屋Barnes&Nobleは不思議だ。本屋の中にコーヒーショップがある。そしてその一角に、というよりちょうど正面入り口から見通せる真正面の誰もが気付く場所を占めている。20㎡位の空間で、階段一段分高くなっているステージのようである。
本屋に来て本を購入した人は、あるいは飲み物等を頼んでいく人は必ず気付くようになっているのである。囲碁のあるときは、机と椅子そして碁盤がセットされる。また入り口には囲碁をしていますという案内看板が配備される。もっとも、囲碁に興味を示して覗き込んだり、話しかけたりする人はまれである。

私が訪れたのは全くの偶然だった。広大な駐車場があった。ちょうど囲碁教室の開催日であったようである。四名ほどが楽しんでいた。ほとんどが級位者である。私が二度目に訪れた時対局した人は弐段であった。私は初段ということで対局した。彼は、中国からやってきて大学の教官としてここグランドラピッズ市に住んでいる。
人口二十万人の米国の都市にもあったということが驚きでもあり嬉しさでもある。そして東洋文化との遭遇、すべてが想定外の出来事だった。そして嬉しい限りだった。

その後わたしは何度か時間を割いては通うことになったが、ちと遅きに失した。もう帰国の日が近づいていたのである。次回行くときには是非訪問したい。また宿題が残った。


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