mickey3のパラオ便り

わたしの経験した米国研修から12年、第二の人生はJICAシニア海外ボランティア。太平洋の楽園パラオからお便り送ります。

アメリカ人画家の描いた日本

2011-12-12 08:51:19 | わたしの経験した米国研修 それから
グランドラピッズ市にとって近江八幡市は最初に締結した姉妹都市であるが、1986年の締結以来、教員の親善訪問や中学生の派遣など相互に交流をおこない親交を深めてきた。1993年には女声合唱団の派遣もあった。
最初の大きな交流は近江八幡市英語指導助手(Omihachiman Language Teacher 略してOLTという。)としてGR出身者を雇ったことである。これは、文部科学省の事業として外国人を招致し若い子どもたちに生の英語に触れさせ国際化に対応しようということで始まった英語指導助手(略してALTという)をもじっている。
それまで、短期間の相互訪問交流はあったがこうして長くその地に滞在し、暮らし、人々とふれあい異文化を身をもって体験した初めてのケースであった。
その後、毎年のように近江八幡市はグランドラピッズからOLTを招致している。
さらに、締結5年目の1991年にはその記念事業として多くの市民を募って親善派遣交流事業がおこなわれた。
またグランドラピッズ市に在住の画家ポール・コリンズPaul Collinsによる絵画展が市立「瓦ミュージアム」を皮切りに開催された。このことはこれまでの交流の歴史の中で特筆すべきことである。
彼は、初めてやってきた1992年から10年の歳月をかけ日本各地で触れた人々や文化を「アメリカ人が描いた日本の描写」Japanese Portrait of Americanという表題で2002年瓦ミュージアムで絵画展を開いたものである。日本での作品の最初の展示会だった。東京でも開催され多くの美術愛好家が足を運んだ。
ポール・コリンズはGRで著名な画家で、これまで、アフリカを始めイスラエルIsrael、ヘルテェゴビナHerzegovina、メキシコMexico、キューバCubaなどでの絵画活動を行っている。
彼の最高傑作、GR出身のフォード大統領の生涯を描いた横5メートルは優に越す壁画はグランドラピッズの空の玄関ジェラルド・フォード・インターナショナル空港Gerald Ford International Airportでみられる。是非確認されたい。
彼の作品はGRのあちこちに見られる。特に圧巻は、アムウエイホテルAmway Hotelの2階のホールが専用ギャラリーのように飾られている彼の作品群である。その他にはGRの代表的な病院、スペクトラムヘルスSpectrum Healthのローカに所狭しと飾ってある収蔵家から寄付された多くの作品の中に見られる。その他には、GR博物館などいたるところで見られる。
因みに近江八幡市のグランドラピッズ市からの最初の贈り物は彼の作品で市長応接室に飾ってある。


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