goo blog サービス終了のお知らせ 

ベリーベリーdiary ~60代の可愛い暮らし~

素朴で可愛いものや自然 小旅行が大好き。
60代の心ときめく可愛い暮らしを目指します。

桜のこと あれこれ

2023-04-05 09:09:10 | 

 みなさんおはようございます 木の実ちゃんです。

今年の春は 桜が咲くのが早くて 

3月中に満開を迎え すぐに散ってしまうのではないかと 心配しましたが

木の実ちゃんの住む地域では 4月1日2日 土曜日日曜日に満開を迎え 

桜花絢爛 春爛漫でした。

雨も降らず いいお天気が続いていて 桜たちものびやかに

華やかに 咲き誇っていました。

4月になり新しい年度を迎えましたが

節目の時期に こんなふうに満開の桜を眺めることが出来るのは 幸せなことですね。

そして今 満開を終えた桜は 静かにひそやかに ゆっくりと散り始めています。

 

         ご近所のライトアップされた桜 幻想的です

 

 日本人の心や文化に 大きな影響を与える花 桜(さくら)。

「さくら前線の北上」がニュースで流れ始めると ウキウキし始め

三分咲き 八分咲きの知らせにソワソワし

満開になればなったで 喜んで花見に繰り出し

雨が降って散ってしまわないかと 天気予報に敏感になる私たち。

桜が満開にならないと 日本に春は訪れません。

まさに日本の春を代表する花ですね。

 

  世の中に たえて桜のなかりせば 春の心は のどけからまし  在原業平

 

  青空 陽光の下のソメイヨシノ

       

 

 桜にはヤマザクラやオオシマザクラなど 様々な種類がありますが

一般的にみられるのが 枝いっぱいにうすピンク色の花をつけるソメイヨシノ。

シダレザクラも 色が濃く 花弁が垂れさがる姿が妖艶で 心惹かれます。

シダレザクラといえば 京都平安神宮神苑のシダレザクラが有名ですね。

先日 NHKBSプレミアムで 平安神宮の桜の特集番組を放送していました。

谷崎潤一郎の名作「細雪」にも記述がある 有名な桜です。

平安神宮のシダレザクラには 特別な思い出があります。

 

 もう40年も前のことです。

時期は4月初め 大学4回生になったばかりの木の実ちゃん。

当時は奈良市内に住んでいました。

朝早く急に 実家の父親が兵庫から一人で 奈良まで車を運転して 

平安神宮の桜を見に行こうと やってきました。

びっくりしましたが その時は春休みで時間が空いていたので

2人で 奈良から京都の平安神宮まで行きました。

神苑のシダレザクラの見事だったこと!!

どこまで行っても 濃いピンクの雲の中。目を奪うばかりの 一面シダレザクラの海。

平安神宮のシダレザクラは 八重紅(やえべに)シダレザクラで

他のシダレザクラより色が濃く 花弁も多くて華やか

特別なシダレザクラだそうです。

たくさんの垂れ下がった枝に 華やかな紅色の花弁がいくつにも重なって

そよ風に優しく揺れていました。

桜の芳香が 風にのって かすかに香っていました。 

神宮の朱色の柱に シダレザクラのピンク色が映えて いちだんと素敵でした。

父親と二人 どこまでも濃い紅色のトンネルの中を 散策しました。

途中で見事なシダレザクラを背景に 二人で並んで記念写真を撮ってもらいました。

 

 父親はこの花見から2年後に 病気で急に亡くなりました。

まだ54歳の若さでした。

父親と一緒の花見は これが最後となりました。

亡くなった時期も この時期です。

父親のお葬式の式場の窓から 満開になったソメイヨシノの うすピンク色の花びらを見たのを

覚えています(この桜は 兵庫の桜です)

二人で写った記念写真は 長い間大切にしまっていたのですが・・・

いつの間にか失くしてしまい とても残念です。

 

  さまざまの 事おもひだす 桜かな   松尾芭蕉

 

     

 私にとって桜とは 美しく 華やか 妖艶で 心浮き立つものですが

反面とても懐かしく 慕わしく 切なく悲しい花なんです。

いつかこの時期に平安神宮の神苑に行って 父を偲びながら

シダレザクラの下を ゆっくり歩いてみたいと思います。

 

桜にどんな思い出がありますか?  よかったら 教えてください。

      (平安神宮の桜の画像は ネットからお借りしました)

 

 

 

もしよかったら いいね等ポチっと お願いします。

フォローもしていただけたら嬉しいです。

よろしくお願いします。

 

 


コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お孫ちゃんとトレッキングそ... | トップ | 桜のこと あれこれ2 »
最新の画像もっと見る

6 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ryukobasiri)
2023-04-05 12:55:27
おはようございます

桜の季節ですね~
お父様との思い出は
色褪せないですよね✨
シダレザクラの下を歩く時に
色々な思い出がよみがえりますね🎵

桜🌸は息子をおんぶして
見た記憶があります(´∀`*)ウフフ
返信する
桜の思い出 (木の実ちゃん)
2023-04-05 21:14:47
ryukobasiriさん コメントありがとうございます。
そうなんです 普段は忘れていて日々ギャーギャーと走りまわって過ごしているんですが 桜の花を見ると なつかしいいろいろなことが思い出されますね。なんかしんみりします。
芭蕉の句が 今の心情にぴったりはまったので 記事にのせました。
桜の木の下の幼い息子さんの笑顔は 桜花に匹敵するぐらい可愛くて愛らしかったでしょうね。
返信する
Unknown (ポテト姫)
2023-04-06 04:40:20
 木の実ちゃんさんにとって、「桜の花」は、お父様との「美しい&切ない」思い出に繋がるモノだったのですネ。♪( ´θ`)
 私の場合、父にとって「かなり遅い子」で、父が52歳の時の子どもでした。(*´-`) なので、感覚的には、世間一般の「爺ちゃん」的な感じで、晩年は「介護生活」に近いモノでしたが、それでも、私が28歳になるまで、生きてくれました。
 父親との「良き思い出」も、無いように思ってましたが、いざ亡くなってみると、自分が、父親から「どれだけ愛されてきたか」改めて「思い知らされた」感じでしたね。(*_*)
 木の実ちゃんさんの場合は、まだまだ「お若い」お父様で、それも「突然のお別れ」では、さぞかし大変だったでしょうネ。
 ところで、私は「うたごえ広場」という講座をやっている関係で、毎月「今月の歌」のメニューを考えているのですが、「さくら」をテーマにした歌は、実に多いですよ。(^.^)
 講座生には「年配者」が多いので、その方たちが「気楽に歌える曲」を選んでますが、先月は、森山直太朗の「さくら(独唱)」を、そして今月は「さくらさくら」「花(春のうららの隅田川…)」「荒城の月」「夜桜お七」を選びました。
 これらの曲は、むしろ、この時期の「定番曲」となってますね。^_−☆
返信する
Unknown (まんじゅう顔)
2023-04-06 13:12:54
ありし日のおじさんの顔が頭に浮かびます。
ダンディーな、男前のおじさんでした。
でも亡くなる前に、桜にまつわるそんな素敵な出来事があったのですね。いい思い出ですね。
そうか、おじさんのお葬式はこの桜の時期でしたね。
わたしの母も桜が咲き始める頃に亡くなりました。父もその後を追うように亡くなったので、春はちょっと寂しい季節。桜も美しさと共に儚さを感じます。
返信する
桜の歌も素敵! (木の実ちゃん)
2023-04-06 20:22:24
ポテト姫様 コメントありがとうございます。
桜の歌も多いですね。
森山直太朗さんの「さくら」なんて 胸にグッときます。
「夜桜お七」なんてかっこいいですね~坂本冬美さんが歌うから よけいかっこいいんでしょうね。
返信する
美しいけれど 儚い (木の実ちゃん)
2023-04-06 20:27:54
まんじゅう顔様 コメントありがとうございます。
そうですか お母さんの亡くなられた時期は桜が咲き始める時期だったんですね。
お父さんも 後を追うように亡くなったんですね。
まんじゅう顔様のお母さんお父さんの在りし日の面影  今でもまぶたに浮かんできますよ。
2つのお葬式 お参りしたのを覚えています。
お互い 咲き誇る桜を見ると その姿は美しすぎて ちょっと切なく悲しくなってしまいますね。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

」カテゴリの最新記事