自費治療と保険治療。
現在の歯科における全般的な治療は、ほとんどが健康保険で対応が可能です。
しかしながら、補綴物(つめもの、被せもの、ブリッジや入れ歯など歯の代わりとなってくれるものを
こう呼びます)においては、健康保険では最低限の保障のもので作られています。
日々、素晴らしい材質や技工テクニックにより自分の歯と比べても遜色のない色・形を復元できますが
これらのものはなかなか健康保険に導入されることがありません。
新しい材質で、最良のものを、その都度保険に導入していれば、健康保険も破綻
もしくは私たちの保険料の額も大幅にアップすることになるでしょう。
ご自分の予算範囲内で気に入った歯を入れたいと思うのは、だれでも同じことです。
唾液により浸食される金属は入れたくない、白い歯でも数年で色が変わる歯もいやだ、
でも高額なものは無理。(特に最近は金属アレルギーの方がふえています)
それぞれの希望にあった補綴物を入れるには、
事前の治療計画を聞くこと、そしてその都度説明される事項をよくきいて理解すること。
わからない点は質問をすること。
そして、自費の歯と保険の歯それぞれの歯の違いや適応症例かどうかカウセリングをうけ、
見積もりをいただきましょう。
当院では補綴物を入れる際、すべての方に、保険の歯と種類の多い自費の歯の説明を行っています。
もう一度カウンセリングを受けたいという方には、別途お時間をいただきその歯に適する保険と
自費の歯のお話をさせていただいております。
そして、最後に選ぶのはご自分です。
保険であっても自費であっても満足のゆく歯を入れていただきたい、そう心がけて
説明しております。
治療途中で治療方針が変更する場合もあります。治療計画を聞いたうえで、
補綴物の決定には時間をかけて相談してみましょう。
あとで失敗した!と思う前に、なにか解決策があるはずです。
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