開院以来、当院には常に院内技工士が居ります。
理由は2つ。
患者さんの顔を見て作品を作り上げたい
確かな材料・確かな製作工程を肌で感じて欲しい
こんな理由からです。
そんな手作り感とは反対に、
10年ほど前から中国から輸入された技工物が出回っております。
コストが安く、納期が約一週間。
国内の技工所に発注しても同じぐらいの期間で技工物が出来上がってくることを考えれば、
値段の安いもののほうがコスト削減になります。
しかし、この製作された技工物、実は『発がん物質のベリリウム』を含む金属が使用されているものがあります。
そして金属アレルギーがおこり易いニッケル、モリブデン合金を使用しているのです。
日本でもようやく今になって、
『長妻昭厚生労働相は記者会見で、中国製の歯科技工物から安全性に問題のある物質が検出されたとの一部報道に関連して、輸入された歯科技工物についての具体的な基準の策定に乗り出す考えを示した。』
こんな報道が公になりました。
一日も早い歯科技工物の規制策が必要です。
そして、日本の技工士育成にも何らかの対策が必要でしょう。
昨年度20代の歯科技工士の離職率が70%を超えてしまったのですから。
※東京マラソン~仮装編~UPしました!
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前歯はオールセラミックが一番よいでしょう。
まだ、受診中であれば保証期間内で値段の交渉ができるのではないでしょうか?
当院の例からいけば、5年間の保証制度があります。一度相談してみては如何でしょう。
前歯の差し歯を4本入れ換えた一ヶ月後、足~腹にかけて発疹と猛烈な痒み。
病院受診で金属アレルギーらしいことがわかる。
パッチテストで一番反応が強かったのが、ニッケルと銅。歯は外してもらったけど、またセラミックの入れ換え高額なんだよね。