子育て中のママ~子育て卒業生まで、
『赤ちゃんのときははちみつを与えてはいけない』
そんなの常識でしょ・・・みんなそう答えるでしょう
そうです。
それではなぜ赤ちゃんに蜂蜜を与えてはいけないのでしょう。
もともとハチミツは熱処理をせず香りと味をたのしむものです。
しかしながら元来のハチミツにはボツリヌス菌の元が含まれており、
消化能力が低い(離乳食の消化の練習中の)乳児は、ボツリヌス菌の毒素に勝てない・・
よって体力や消化能力のつく1歳ぐらいまではハチミツを与えないほうが良い、ということです。
さて、先日、知人の紹介で某会社の販売員の方が健康ジュースを売りにいらっしゃいました。
ある野菜が主成分なのですが透明に近い液体でさらっとしたハチミツ味です。
『こどもから大人まで安心して飲める。』
『健康に良いので自分も赤ちゃんにも哺乳瓶で与えていた。』ということでした。
確かに甘みも薄く、大人には良いのかもしれませんが、赤ちゃんにというとこれは問題です。
第一に熱処理をしていない蜂蜜が入っていればボツリヌス菌の心配。
第二に熱処理をしてあるハチミツであっても他の成分が含まれている可能性があること。
(安い値段のはちみつには健康に害を及ぼすショ糖が多く含まれていたり、 まれに異性化糖が添加されている事がある)
第三にいずれにしてもハチミツは虫歯になるリスクがあるということです。
はちみつは砂糖と違って虫歯にならない、と思っていませんか?
ハチミツの主な成分は糖類で、約80%を占めます。残りの約20%のほとんどが水分です。
この糖類は、花の蜜の主成分であるショ糖が分解したブドウ糖と果糖がほとんどを占めます
つまり、はちみつは立派なショ糖類ということになります。
お口に入れば虫歯菌の格好のエサになります。
哺乳瓶で液体を摂取している年齢のお子さんにはあまりお勧めできません。
年齢と必要量を考えた上お子様に与えるのが一番良いでしょう。