若狭・鯖街道歩き旅 4月〜
日本海から太平洋へ
2024.3.31 10/21℃
プロローグ
東海道57次歩き旅を始めたのは75歳になった日からだった ひ孫訪ねて100万歩の一歩は人生の思い出の地 大阪・箕面船場から東京へ向けて始まった
あれから鹿児島薩摩藩・鶴丸城址から北海道松前藩・松前城まで「日本列島縦断・江戸歴史街道歩き旅」をコロナ禍の行動制約で区切り乍らも延161日間、4162㎞、612万歩で完歩したのは77歳の時だった
その紀行文は拙著「喜寿の青春賦 街道歩き4000km」澪標(みおつくし)社にて出版
その後は「青春18切符で巡る日本一周ローカル列車の旅」や「JR大阪環状線19駅周辺探索・探訪記」などを経た
更に自然大学校と文学学校に入学 川柳、絵画、日本自然保護協会 日本森林保健学会、地球環境自然学講座始め大学エクステンションセンターや各種講座受講など、青春のやり残し症候群を現在も継続しつつあっという間に5年、傘寿を迎えた
「75歳からの狂い咲き」と言われようと、この5年間はボクにとって人生最幸のひと時 毎日が充実し今も感謝と共にその生き甲斐に幸せと喜びがあふれている
前置きが長くなったが、4月からまた小さな歩き旅を始めて見ようと思い立った
今回は身近な若狭街道 起点地の福井・小浜から京都・出町柳までの通称・鯖街道をメインに、そのまま関西万博会場のある大阪湾・舞洲まで日本海・若狭湾から太平洋・大阪湾まで列島横断の歩き旅を計画
距離は歩数で約 250㎞ 程 体力脚力が相当落ちたが、ゆっくり体調に合わせ10日間を予定 春の息吹を楽しみながら歩くことにした
懸念するのは今までと違いどこでも「熊の出没注意」との標示があり、冬眠明けの熊や冬眠できなかった熊情報などがあり、netで見れば既に若狭ルート上でも目撃報告と警告がなされているので、山越えだけでなく里にも下りてくるので歩き旅の今や天敵となっている
熊は走れば時速40~60㎞ 木登りは得意、最近は餌不足で人も襲うと知り熊の餌にはなりたくないね 🤣
若狭・鯖街道のルートはいくつもあり、どのコースにしようか迷う
(1)海産物は小浜から今津へ出て、湖上を船で運ぶ琵琶湖経由ルート
(2)陸上では小浜―今津から湖西岸を陸路で辿る西近江路ルート
(3)小浜―保坂ー比良山地の西側の谷沿いー途中峠ー大原ー鞍馬街道を経て京都への若狭(花折峠・大原)街道ルート
(4)小浜ー根来坂峠ー小入谷ー経ヶ岳ー貴船・鞍馬を経る鞍馬街道ルート
(5)小浜ー五波峠ー佐々里峠ー京北ー雲ヶ畑の雲ヶ畑街道ルート
(6)小浜ー八ヶ峰ー深見峠ー丹波高地から入る小浜街道ルート
(7)高浜ー頭巾山越えー周山街道から入る高浜・周山ルートなどがある
選定は周囲に迷惑や心配をかけない事を第一に、自分も楽しめるものとして次のルートを選定した
<予定ルート概要>
日本海を望み、若狭・小浜湾をスタート地点としー若狭・鯖街道起点地ー上中ー日笠ー熊川宿ー水坂峠ー保坂ー旧朽木宿ー朽木栃生ー市場ー朽木越ー梅ノ木ー花折峠ー途中峠ー魚山ー花尻の森ー大原ー三千院口ー八瀬ー修学院ー京都・出町柳(若狭・鯖街道南の起点地)ー京都御所ー西国街道ー京街道ー枚方宿ー守口宿ー淀川沿いー大阪湾・舞洲ー夢洲・関西万博会場ー大阪まいしまシーサイドネモフィラパークを終着地として太平洋を望む(予定)
*一般的な鯖街道ルートとされる針畑超・根来坂コースは事前観光案内所に聞けば、まだ積雪が残り急坂の峠越えが続くため、危険とのことでルートを変更した。
何かあった時は ケセラセラ🎶 臨機応変に、そして最善を尽くし一歩一歩前へと進む 今までと信条は変わらない
4月から~ さあ八十路の青春
元気に出発の準備をしよう!
*写真は若狭パンフレットから
*風景写真は千里南公園散歩道から