幸喜幸齢 生きがい 日記!       

八十路の青春賦 人生の黄金期を自分らしく あるがままに生きる幸喜幸齢者 感謝と幸せの生きがい日記 頑爺/肇&K

参差錯落 (しんしさくらく)

2021年12月19日 | 冬・喜寿の青春賦 日記!
す12月19日(日)2/10℃ 
参差錯落 (しんしさくらく)

この参差錯落とは、一見異質に思えるものが、不揃いに入り混じっている様子を言う事から転じて、変化に富み、その乱調こそを「美」とすると言う意味の四字熟語とか

没後25年  武満徹をしのんで「しんしさくらく」と題した伝統芸能公演会にご招待いただいた  
場所は大阪天神橋の朝陽会館・能舞台




実は古典芸能に触れる機会は少なく、鑑賞知識もなくお恥ずかしい限りだが、とても日本人の心の原点にあるような響きと舞う美に感動

稀代の現代音楽家・武満徹の曲を軸に、地歌舞や中国少数民族の舞踊家が様々な楽器によって、独自の創作舞として振り付け、音作りで能舞台を使って披露すると言うのが公演の特徴


(開演前の能舞台)
日本の伝統芸能で欠かせない琵琶 (筑前琵琶) や横笛に、中国由来の弦楽器・二胡や中国版チェロと言われる革胡が登場し、異種楽器と異種楽曲との出会いが新鮮で心に響いた

舞台美術はSDGs  かつて日本の自然の中にあった水辺の植物ヨシ(葦)を使ったアートなど、多くの出演者の「音」と「舞」のコラボに異次元の世界に入ったような不思議な時間を楽しんだ



特に印象に残ったのは 筑前琵琶奏者・片山旭星の演奏で踊る地歌舞古澤流二代目家元・古澤侑峯の創作舞と中国雲南省ダイ族舞踊家・遠藤智子お二人のコラボ舞「タケミツ」へのオマージュと題する「影法師」の地歌創作舞は素晴らしかった



後のダイ族舞踊「孔雀の舞」は手首や手の動き、特に指で孔雀の動きを動作表現する舞は見惚れた 



またインデアンフルート(ネイティブアメリカンフルート)なる楽器を初めて知り、その奏者・高田知華 また長唄囃子の能管に篠笛、横笛を操る和の笛奏者・阿部慶子のソロ演奏もよかった  他に二胡・革胡演奏家グループ ゼノ・トリアの鳴尾牧子 川野真広 重松涼子、ギター奏者・高田よしひで郎、夜想歌劇団の卯川あこ 各氏の演奏、舞、歌に楽しい一時を過ごした






日本の伝統文化や古典芸能などが日本以上に海外で人気があるというが、時には自分の常識や従来の生活リズム  慣習から離れ、知らない世界へ入ってみるのも、半分呆け気味となった自分自身の活性化に大きな刺激となった


(公演後の撮影タイムにて)


時を越えて人と神々の物語を舞う
地歌舞  jiutamai
「アバター・地歌舞」(検索)すると12月28日 オンラインで出演者との交流会があるとあった


コメント
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