そして5分以上を歌うというのは。

そして今はまたも限界越えを強要されているヴェルディのアリアでございます。

「今まで何となく何でもすらっと歌えて来ちゃったでしょ、ここらへんで何となくじゃダメな歌に挑んでほしいんだな」って。せんせええええ、何となく歌ってなーい！と
思わず抗議（藁）しちゃいましたお。
トスカのどこが何となくだーぁあああああーーーーー！アデーレのドイツ語ぉおおお！
ファントムもぉおおおお！とか（ぷぷっ）。

と、どういう誤解やねん先生！って感じですが。

5分半、多少伴奏の長いところもあるから歌いっぱなしではないが、歌の表情が伴奏を挟んで多様に変化するので気が抜けないのは当然だし、後半にセリフっぽい歌っぽいのが入るし、嫌なのは伴奏と歌のタイミングがわざとずらしてあるところですね。これって聴いてると判らないかもですが、ちょっとしたズレを作ることで安心させない作りになっている仕掛けなのでした。
だから、聴いていることでそのズレを聴く側は受け取っていることになるのです、緊迫感があるから。
そういう作り。ズレが不安さを煽るし、そのズレを保たないとならないので伴奏との合い方が大事。

しかーし今はまだまだそんなところじゃなくて、譜を読みこなしているところ。あーあ、この半拍にも満たないこのちびっとの差、こいつー！って感じですね。

体力勝負ではあるけれど、色々やらなきゃならないのがほーんとイヤらしいわー。先生意地悪やーぃ。