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まさかのここに来てヅカオタ状態、日々叫んでおります、ほかにジョジョ、初代ガッチャマン等好きです。
管理人 Masayo

"Love Never Dies"憶えている限りの解説 9(いろいろネタばれ)

2010-08-29 23:27:24 | Love Never Dies
前回からずいぶん時間が経ってしまいましたが、いよいよ大詰め!シーンごとにまとめようかと思ったのですが、出来た分から出します。相当意訳くさくてすみません。


シーン7 クリスティーヌの楽屋

歌い終わったクリスティーヌは楽屋へ走りこんでくる。ファントムが待っていて、白い花の大きな花束を彼女に渡す。喜びに輝くクリスティーヌ。

ファントム
「ああ、クリスティーヌ、わたしのクリスティーヌ、きみは今宵なんと素晴らしい輝きに満ちた喜びを与えてくれたことだろう、わたしのクリスティーヌ!
暗く、押し黙っていた年月は去った、ああ、クリスティーヌ!」

クリスティーヌ
「この歌は美しいわ、なんと美しい響きなのでしょう、どの調べもどの言葉も。
その美しさを感じました、わたしはその美を感じたのです!」

ファントム/クリスティーヌ(重唱)
「この音楽に再び身を預けよう、音楽を感じ、高みへと飛んで行こう、再び共に生きよう!」

10年を経て、再び音楽を通してお互いの結び付きを確かめ合ったふたりはとても幸せそうで、ふたりだけが感じ、理解しあえる高揚を共有しあう。

ふと、クリスティーヌはドレッサーに置かれた一輪の紅い薔薇の花に気づく。
薔薇と一緒に手紙が置かれていた。
手紙を開いて読むクリスティーヌ。

クリスティーヌ
(セリフ)「わたしの愛しい妻へ...」

ラウルが下手に現れる。細いライトの中、歌う。

ラウル
「小さなロッテ、僕を許してほしい...」

クリスティーヌ
(セリフ)「ラウル、いや!」

ラウル
「小さなロッテ、ああ、僕らはなんと愚かだったのだろう...」

ラウル/クリスティーヌ(重唱)
「遠い昔、若かった頃...」

クリスティーヌ
「...パリで、そう、オペラ座で」

ラウル
(セリフ)「ロマンティックな夢...」

クリスティーヌ
「あの頃のふたりはもう居ない」

手紙を読み進めるクリスティーヌ。

ラウル/クリスティーヌ(重唱)
「わたしは行かなければ、我々は自分たちの道を選んだ。オペラの幕は上がり、最後の歌は歌われたのだ」

ラウル
「きみの音楽の天使はきみを見守り、そして僕ができることはこれだけ...。きみを後悔の中に残して行くことだけだ...」

ラウル、向きを変え、退場していく。

クリスティーヌ
「ラウル」
言葉を失い、茫然とするクリスティーヌ。
しばらくの後、はっと我に返る。

クリスティーヌ
「ギュスターヴ...」

それまで彼女を見守っていたファントムが、ただならぬクリスティーヌの様子に緊張する。

ファントム
(セリフ)「何か?」

クリスティーヌ
(セリフ)「ギュスターヴ...」

ファントム
(セリフ)「どうした?」

クリスティーヌ
(セリフ)「ギュスターヴ!」
混乱するクリスティーヌ、何が起こったのか判らずいら立ちつつ尋ねるファントム。

ファントム
(セリフ)「いったいどうしたのだ?」

クリスティーヌ
(セリフ)「ここに居るように言ったのに!ここで待っているようにと!」

ファントム(イライラと)
「愚かなラウルの仕業だ!あの酔っ払いの大バカ者、殺してやる!あの子を連れて行ったのか、彼の子供ではないのに!」

(セリフ)「ミスター・スケルク!」

部下のフリークスの一人を呼びつけるファントム。

スケルク(セリフ)「ご主人さま?」

ファントムは怒りに煮え立って大声で命令する。
「港を封鎖しろ! すべての道をブロックするのだ!わたしの手のものたち全てに連絡しろ!あいつをこの島から出すものか!」

スケルク
「子爵さまの馬車はここから出発されました、わたしはこの目で見ました、ご主人さま。あの馬車には子爵さまただ一人が乗っておられました」

ファントムは勢いのまま、スケルクの胸倉を掴んで引き寄せ、顔を間近につき合わせる。

ファントム(歯ぎしりするように)
「確かに、奴は一人でここを発ったと言うのだな?」

スケルク(うなづきながら)
「ご主人さま、ほかに舞台裏にだれかいたのでは?」

ファントム
「そう...そうだ!
 マダム・ジリー、彼女がいた! 悪意に満ちた嘲笑を浮かべていた。恩知らずな言葉を、まるで毒蛇のように吐いていた!
彼女の強欲...そのとおり、いいか、彼女をここへ来させろ、何が何でも!
行け、急ぐのだ! 彼女を連れて来るのだ、あの子を無事に生きて連れて来るのだ。
マダム・ジリー、彼女をバラバラに引き裂いてやる!」

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