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まさかのここに来てヅカオタ状態、日々叫んでおります、ほかにジョジョ、初代ガッチャマン等好きです。
管理人 Masayo

"Love Never Dies"ロンドン千穐楽。

2011-08-28 14:26:41 | Love Never Dies
といっても行けたわけでもなく。
尻すぼみ的に、打ち切り同様に突然の終演が決められてしまった本作、悲しすぎて昨日はCD(もはや幻よっ!)聴きながら泣いてました。

ロイド=ウェバー卿がロンドン版きらーいとか言ってらっしゃったとかなんとか仄聞しましたが、自分の作品を嫌いだなんて言ってはいけません、しかもたっぷり時間をかけて作ったものを。。。なんで?
しかもよくわかんない?新版も出しちゃうし、もーわからんがなー。
メルボルン版はいつまで上演するのかしら、でもDVD用の撮影来月するんでそ? ロンドン版にしてよ。って終わっちゃったけどさ。
RaminさんとSierraさんで撮影しておいてほしかったわよ。ぶつぶつ。

という感情的な問題はあるものの、やはり今の時代ショウビズ界とはいっても儲からなければサヨウナラなんですね、ぐすん。すごくどうでもいいことながら、あと半年分の劇場借り上げ費用とかどうすんだろとかね、余計なお世話です。そんなに赤字だったのかしら、わたくし観た昨年5月、今年の2月末なんてちゃんと満員だったけどなあ。。。うーんー。さくっと見渡して満員ぽかっただけかな、いや、詰まってたぞぃ。

オペラ座ありきの続編でしたが、ジリー親子の描かれ方とか扱いがひでえー、とかラウル気の毒すぎだろーとかイタすぎる展開が強引すぎてしまったんだけど、観てみるとそれはさておき系になっちゃって、楽曲とやっぱりファントム&クリスのふたりの存在感に持ってかれてしまってもう涙よー!みたいな。そこらへんがずるいという気もするんですけどね。最強鉄板カップル出せば海も渡るし子供も出来ちゃうわよ?

ウェバー卿がロンドン版のどこがお気に召さなかったのか、でも豪版でもロンドン新版の流れみたいだから、話はいいわけか。歌は変わってないだろう、じゃあセットか衣装か、キャストかよ?
いや、RaminさんSierraさん、またはCeliaさんのプリンシパルが気に入らないとか言うなら、「そこ座れ!」ですよ、ネ申といえども(そんなこと言ってないだろって)。
だってー、寂しいんだもん、満を持しての新作が出してみたら嫌いなんて言われたら、LND命なわたくしはどうしたらいいねん。
つってもう観られないんだけどさロンドン版。 またもちょっとして再演したりしない? でもRaminさんはもう出ないけどさ。
一番割食ったのは9月から来年1月までファントム役になってたTamさんだよなあ。気の毒すぎるわよ。

日本じゃあり得ない「明日から来なくていいから」みたいなドライなぶった切り方は欧米合理主義というべきか、うかうかしてらんないつうか、キャストですら「えっ?」だったそうだし。もへー。

まあ、何を言っても唇寒しですが、LND公式ツイッター(っていうのか)では、いきなり"'Till I Hear You Sing"でショウストッパー10分スタンディングとかありましたよ、のっけからかー!
しかしRaminさんも渾身だったろうし、そりゃもうむっきゃ「灼熱のファントム」だったろう。
拝見した回で、あまりに毎回毎回熱唱されるので、「あなたが死んじゃうんじゃないの」と思いましたけど、それくらい「火に油を自ら注いで回っている」ような燃え上がるファントム像、新たなファントム像を作り上げたRaminさんは苦労もされたと思いますが、やっぱり希有な天才だと思いました。
物語は10年後だけど、キャストとしてはファントムが実年齢30歳ちょいすぎくらいでうんと若くなっていて驚いたけど、楽曲もロック的だったり現代的なアプローチ、発声が出来ないと歌えない歌も多かったので若いRaminさんが選ばれたんでしょう。それ以上に、オリジナルではファンタジー要素が強く謎めいた存在であったファントムを、新作ではどこまでも人間臭く描くことでのリアリティを求めて新しい存在として作らなくてはならなくなったのは大変な挑戦だったと思います。製作側もキャストも。
どこまでも夢見る人な部分がまだまだ残っているファントムではありましたが、人生ままならん!なイラ立ちをそこここに波立たせる歌や演技は、大変刺激的で素晴らしかった。
嫉妬に狂ってシャンデリア落とすなんて時代じゃないのだ、金だ!とちゃんといじこく現実的なブツでラウルを滅ぼそうとするあたりのやり口が憎らしくて良かったですが、こういう手管はオリジナルを尊重する方々には受け入れられないだろうし、ギュスターヴの存在や、クリスがファントムの元へ行った云々もダメな方多いと思います。

でも一度観て、聴いてみたらハマりますよ。ってもうメルボルンに行くしかないんだけどRaminさんじゃないよって(涙)。

うーん、わたくしなんかミーハー野郎ですから、「マンハッタンの怪人」をついに作るかね、ふーん、くらいに思っていたのが、さくっとCD買って聴いて、DVDのRaminさんSierraさんを観たらふたりまとめて「ゾッコンラーブ!(年バレすぎる)」ですよ。どっちかだけいい、じゃだめなのよね、ファントム&クリスは。

若く美しいふたり、キャー青春ドラマミュージカル?みたいな。クリスは若くて当たり前か、でも新作なのよねえと思ってSierraさんを観てました。
なんなのこの仲良しで可愛いふたり、この人たちが新しいファントムとクリスなの? CD擦り切れるほど聴いたわー! 居てもたっても居られなくてロンドン行ったわー!みたいな。

まあそのあとも熱はますます上がるばかりだったので、打ち切りには泣きました。

オリジナルでは憧れに過ぎなかったクリスへの想いを金と力に任せて?呼び寄せ、わたしのために歌ってくれと迫るファントム、相変わらずだけど。新版では子供人質だみたいなエゲツない事まで言うのは嫌だったけどね。
あんたの子だおって。 子供に手を出すなんてさーいてーぃ(BYミレディー)! そこが実はお客さん離れの原因になったんじゃないの、そんな変更するから(毒毒)。
あくまでも、高いギャラは建前、10年待って富も力も備えて、後ろ指差されなくなった自分の元へ来て歌ってくれえええ!なのがファントムの本音だったんだと思うし。
見えないところであまりあれこれ推測するのは作品に対して失礼になるので、それは観る人それぞれが思いを巡らせばよい事ですが。

クリスも大人になってて良かったんだよーん、昨年のオリジナル版では、再会するなりファントムに抱きついた揚句、平手まで食らわす激しさで素敵でした、あれ残して欲しかったよ。
だって、一大決心して17歳あたりの乙女が明日結婚つうのを押して、隠れてるファントムに会いに行って愛し合っちゃったのよ、目が覚めたら男は居ないってそりゃ怒るわよあんた!
ああー、二発目は食らうまいと尚も手を振り上げるクリスの手首をぐぐぐとつかむファントムにも愛だったんだけどさーううう。

妻が大成していくのを見ているだけならともかく、生産性の無い己を卑下して酒と博打に溺れるラウルってのは情けないけど、男連中がクリスを取り合って賭けまでやっちゃってるのに、クリスは自分のやるべきことをしっかりやるの!っていう実は一番男前だったんじゃないかという。 妻もやり、歌手もやり、母もやってますって。

さて、また気が向いたら続きを書こう。

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