ギルのヘヴィ-メタル、プログレ系音楽室

ヘヴィ-メタル、プログレ系、ハ-ドロック等、幅広く音楽CDの感想を書きます。

PERSUADER

2006年05月31日 | Weblog
PERSUADER / WHEN EDEN BURNS 2006 マ-キ-

ウェン・エデン・バーンズ

オフィシャルHP
Persuader WEB RADIO をクリックすると試聴できます。

スウェ-デンのメロディックパワ-メタルバンド5人組3rd。

宣伝文句

熱き血汐がたぎる若き獅子達!!
「サヴェージ・サーカス」のメンバーでもあるイェンス・カールソン(Vo)とエミル・ノーベリ(G)が在籍するスウェーデン産パワー・メタル・バンド「パースエーダー」渾身のニュー・アルバム。 究極のエナジーと疾走感を備え怒涛のアグレッシヴ・サウンドが炸裂する!!

メンバーが「サヴェージ・サーカス」にも在籍していることで知られる「パースエーダー」の新作がマーキー/アヴァロンよりリリース。 王道メロパワ・テイストにモダンな完成を叩きこんだ骨太のパワー・メタル・サウンドが炸裂!


メンバ-がサヴェ-ジ・サ-カスに参加した事で知名度が上がった彼達。ドイツのぶ厚いコ-ラス入り骨太メロディックパワ-メタルバンド、ブラインド・ガ-ディアン初期作に似た音楽性に、若々しくアグレッシブで、デス/スラッシュメタルの要素をちりばめた音楽性をプラスしたサウンドは今作でも健在。もちろんボ-カルもブラインド・ガ-ディアン似で熱唱。ここまで似ていると笑うしかない。宣伝文句にモダンとあるが、メロディ-のクサさは確かに少し薄い。

新作は、前作でもそうだったように曲自体の煮詰めが若干甘い。これは!と思わせるようなパワフルで良い曲も数曲あるが、全体的に中途半端で小さく平凡にまとまってしまっているような気がする。人真似をする時は、オリジナルバンドを超えるような完成度に迫るか、更なる強い個性を出さないとバンドとして成功できるとは思えない。

このアルバムで大きなインパクトを与えれば名前も売れただろう。少し残念。バンドを成功させる要素はメンバ-が持っていると思っているのだが。次に期待するか?

評価7/10


今月の目玉メロデス。DISARMONIA MUNDI

2006年05月27日 | Weblog
DISARMONIA MUNDI / MINDTRICKS 2006 サウンドホリック

マインドトリックス

オフィシャルHP

試聴先

レコ社(サウンドホリック)

評価9/10

イタリアの3人組キラキラメロディックデスメタルバンドの3rd。ボ-カルはソイルワ-クのビョ-ン・スピ-ド・ストリッド。演奏はエットレ・リゴッティ(Gu,Ba,Dr,Clean Vo,Key)一人で行っている。プロデュ-スまで全てこなしてしまうこの人は凄い才能の持ち主なのでしょう。早い話がエットレ・リゴッティ一人のバンドにビョ-ンがボ-カルで参加しているプロジェクトですね。

音楽性はソイルワ-クタイプのクリ-ンコ-ラス入りでキャッチ-なメロディ-のメロディックデスメタル。またソイルワ-クタイプか、もうこの手のサウンドは飽きたぞ。とお嘆きの諸君!大きな声では言えませんが、ソイルワ-クより格段に良いのですよ!(ソイルファンには内緒)。キレ、スピ-ド感があるダイナミックなサウンドに、魅力的に絡むギタ-とキ-ボ-ド。イタリアンらしい?メロディアスな歌メロとクリ-ン声コ-ラス。殆ど捨て曲が見当たらない出来の良いアルバムに思わず笑みがこぼれてしまう。前作2ndも出来が良かったが、新作は更に堂々とし、ワ-ルドクラスの存在感を感じさせてくれる。エットレ・リゴッティの音楽センスは抜群。

心地よいメロデスに飢えている人はとりあえず試聴コ-ナ-へGO!
今月末発売の目玉はこれ!

Edenbridge

2006年05月26日 | Weblog
Edenbridge / The Grand Design 2006

評価6.8/10

オフシャルHP

試聴先(全曲)

女性ボ-カル擁するオ-ストリア4人組シンフォニックパワ-メタルバンドの5th。Nightwishをお手本にしているようなサウンドはキャッチ-で馴染みやすいが、いつも中途半端で印象が薄い。でも女性ボ-カルのSabine Edelsbacherはなかなか歌唱力がすばらしいのでついつい新作が出ると期待してしまうバンドだ。多くの人が同じような理由で新作に期待しているだろうと思われる。

メンバ-はプログレメタルも好きらしく、ほんの少しだけ垣間見えるプログレ風味なシンフォニックパワ-メタルサウンドは前作からの継承で、キャッチ-で柔らかなメロディ-も健在。しかし、やはり曲は相変わらず平凡なのですよ。シンフォニックアレンジも工夫がいまひとつで盛り上がらないし。表面の綺麗さだけが目立ってガツンと心に響かないサウンドは、すぐに人の記憶から消え去っていくように思える。

この手のサウンドを気軽に聴きたい人と、メタルはやかましくてまだ馴染めないが気になるという人には入門用として良いのかも知れない。ああ~、平凡。次作はもっと工夫してね。

Sphere of Souls

2006年05月24日 | Weblog
Sphere of Souls / From The Ashes 2006

From the Ashes

オフィシャルHP
2曲試聴できます。

評価6.5/10

元Sun Cagedのボ-カルAndre Vuurboomが中心となってスタ-トした5人組みプログレメタルバンド1st。その他パ-トナ-にキ-ボ-ドが一人。

全体的にヘビィなリズムギタ-を前面に出したミドルテンポ主体のサウンドに、Andre Vuurboomがマイナ-調メロディ-で淡々と歌い上げつつ、サビのメロディ-は甘くなり過ぎない程度にメロディアスに歌うというパタ-ンの楽曲群。

殆どの楽曲は正直退屈。あまりメリハリもなく、ただ淡々と歌う場面にはまったく魅力を感じない。ヘビィなリズムギタ-も面白みはない。リ-ドギタ-が専任でいるのだが、彼の活躍も殆どなし。

唯一の救いはパ-トナ-で参加のキ-ボ-ド。彼が退屈な楽曲にうまく色を付けてくれる。彼が参加していなかったらかなりつまらないアルバムになっただろう。

もちろん全ての曲が退屈ではない。サンプルで聴けるUntruthはなかなか味があるし、1曲目のサビメロはメロディアスハ-ドのようだ。

でも退屈なアルバムには変わりない。俺にはSun Caged関連の音楽性は不向き。

スペインのシンフォニックゴシックメタル

2006年05月23日 | Weblog
Forever Slave / Alice’s Inferno (2005)

Alice's Inferno

オフィシャルHP

日本サイト
試聴できます。

評価8/10

キ-ボ-ド、専任ヴァイオリン奏者含むスペインの7人組シンフォニックゴシックメタルバンド1st。

フワフワした女性ソプラノボ-カルに時々男性濁声と、ミドルテンポ~ミドルハイテンポ、時々疾走のあまり大仰ではないプチドラマティックシンフォニックゴシックメタル。

女性ボ-カルはちょっとひ弱い感じだが、きちんと歌えていて無難にまとめている。掛け声のように挿入されるデス声もあまり嫌味はなく、女性ボ-カルとの対比が面白い。シンフォニック度合いも大仰ではないのだが、楽曲全体にうまく溶け込んでいて良い雰囲気を醸し出している。楽曲も大きなインパクトのある曲は少ないが、平均点クラスの曲が満載で、アルバムラストまで気持ちよく聴ける。総合的に見て、過激でもなく刺激的でもない自然な感じのサウンドは意外に好感度が高く、作りこまれた感じがするのも○。

下記のバンドがお好きならお勧め。
Nightwish
After Forever
Epica


フランスのプログレメタルバンド

2006年05月19日 | Weblog
SPHERIC UNIVERSE EXPERIENCE / Mental Torments (2005)

オフィシャルHP
MEDIAS → Sounds で5曲試聴できます。

評価8/10

フランスのKey含む5人組プログレメタルバンド。2003年のデモ盤を経ての1stフルアルバム。ディスクユニオンのプログレメタルコ-ナ-にあり、気になってゲット。

全体がミドルテンポ~ミドルハイテンポ中心のメロディアスでドラマティック&テクニカルな楽曲群はドリ-ムシアタ-タイプと言うよりも、北欧のアンドロメダに憧れて硬派系プログレメタルを演奏してみました。僕達はヨ-ロッパのバンドです。と言いたげなサウンド。

スペ-シ-な感じだったり美しいピアノ音だったりするキ-ボ-ドが良い具合にテクニカルサウンドに溶け込み、全体的によりアンドロメダ風味を増している。もちろんテクニックばかりではなく、歌物メロディ-もかなり丹念に作られていて、時折色気を見せるボ-カルが歌い上げる。メンバ-の実力はかなりのものと見た。

タイトルとジャケットから予想されるサウンドは暗く、精神的な内面をサウンドに表しているように思えるが、そこまで内向きな物ではない。陽気でもなく陰湿でもない絶妙なサウンドは1stとしてはかなりの出来具合ではないか?もちろん手放しで大喜びするほどのアルバムではないが、良質アルバムとして認めても良いと思う。

プログレメタル好き&アンドロメダ好きは名前だけでも覚えておいてください。どこかで大化けしそうな予感がします。センスは抜群。

少し残念なのはA級とは言えない音質。ちょっとギタ-の録音が悪いかな?程度。

ディスクユニオンのプログレメタルコ-ナ-恐るべし!ハズレも多いけどね….

HIGHLORD

2006年05月17日 | Weblog
HIGHLORD / Instant Madness 2006 サウンドホリック

インスタント・マッドネス

レコ社
Artists → HIGHLORD/ハイロード で2曲試聴可能。

評価5/10

宣伝文句

イタリアが誇るメロディック・メタルの宣教師、ハイロードが記念すべき5作目を完成!メロディに富み、リズムに長け、スピードに狂う。。。彼等だけのサウンドに抱かれメロディック・パワー・メタルの世界に浸れ!

こんな音が好きで、イタリアンB級バンドだろうと分かっていながら毎回聴いてしまうバンド。もう5thか。3rdアルバムから聴いているが、毎回もう少し頑張れ?と次作を期待させるバンドだ(笑)。彼らの演奏したい音はクサクサメロディ-のメロスピ/パワなのだろうが、いつも何故か歯車がかみ合っていない。センスは悪くなさそうなのだが。プロデュ-スが悪いのか?興味ある人はぜひ試聴を。過去作も聴けます。

ボ-カルはイタリアンB級バンドにありがちなへなちょこ系ハイト-ンボ-カル。声に力がなく、はっきり言ってヘタクソ。彼のせいで更に評価を落としているとしか思えない。もったいないな。

まったく話題になっていない彼らの新作はもしかしたらリリ-スしているのを知らない人大勢では?3月に国内盤が出ていますよ。


SONATA ARCTICA のライブDVD

2006年05月16日 | Weblog
SONATA ARCTICA / FOR THE SAKE OF REVENGE (DVD) 2006 マ-キ- 

フォー・ザ・セイク・オヴ・リヴェンジ~レコニング・ナイト・ジャパン・ツアー2005

評価9/10

オフィシャルHP

試聴先

ビデオ

フィンランドのキラキラメロディックスピ-ドメタルバンド。2005年2月の東京公演を収録したライヴDVD作品。なんと3200円。

数あるメロスピバンドの中では飛びぬけて、この手では代表するようなバンドに成長したSONATA ARCTICA。貫禄もでてきたし、誰もが認める大物になった。もちろん有名になると当然非難もされるが、誰がなんと言おうと俺は好き(笑)。美しく親しみやすいメロディ-と、パワフルでスピ-ディ-な演奏は魅力的。まだ聴いたことがない人はぜひ試聴&ビデオを!

そんな彼らのライブはアイアンメイデンフェスティバルでしか見ていない。2005年の東京公演は見逃しているので興味深々なDVDだ。

DVDをスタ-ト。おお!映像は綺麗だし録音もすばらしい!リニアPCM(ステレオ)と5.1ch再生が出来る。ライブ会場で見るよりもメンバ-がアップで見られるのはライブDVDの特権。ベスト盤のような選曲も良いのでグイグイ映像に引き込まれていく。会場も盛り上がっていて臨場感も抜群だ。演奏も安定していて見所満載。いつの間にかTVの前で一緒に騒いでいる自分が…..ライブ馴れしているように見えるSONATA ARCTICAが頼もしい。この公演に行けば良かったな。楽しそうだぞ。

ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!

ソナタファンは必ず買いだ!いや、ファンではなくても買いだ!(謎)。俺は感動した!満足だぞ。高品質メロスピ万歳!この内容で3200円はお買い得。


収録内容

1. PRELUDE FOR RECKONING
2. MISPLACED
3. BLINDED NO MORE
4. FULLMOON, extract from “WHITE PEARL, BLACK OCEANS”
5. VICTORIA'S SECRET
6. BROKEN
7. 8TH COMMANDMENT
8. SHAMANDALIE
9. KINGDOM FOR A HEART
10. REPLICA
11. MY LAND
12. BLACK SHEEP
13. SING IN SILENCE
14. SAN SEBASTIAN
15. THE END OF THIS KEYBOARD / SING ALONG
16. GRAVENIMAGE
17. DON'T SAY A WORD
18. THE CAGE 19. VODKA / HANA NAGILA - SING ALONG
20. OUTRO “DRAW ME”

+ THE MEN OF THE NORTH IN THE LAND OF THE RISING SUN
+ MISPLACED CAMERAS ON TOUR, BIOGRAPHY, DISCOGRAPHY, PHOTOS

話題作のクロスレビュ-

2006年05月15日 | Weblog
ア-クライトオンラインの新作話題盤クロスレビュ-。

期待のHoobastank新譜は61%?あまりよろしくない?

Eternal Tears of Sorrow の新譜。これまだ聴いてません。評判良さそうね。聴かなきゃ。

話題のTool 新作は沢山のレビュ-が凄い。かなりの注目盤なのね。

Far-Less 話題のスクリ-モ新人が気になる。試聴したけどメロディアスで良さそうだな。

Dark Lunacy 凄いよ。82%。

OSI がいまいち話題になっていない。どなたか聴かれましたか?とりあえず私はパスしました。

渾身のRage新作はちょっと評価が低い?

Kalmah新作はいいぞ。


ANGELLA NIGHT

2006年05月14日 | Weblog
5月13日
女性DJ陣が主催する暗黒系DJイベントのANGELLA NIGHTに行った。雨が降って寒い。5月とは思えない温度にちょっと困惑。一緒に行かれる人を募集したが、残念ながら俺一人…..DJの皆様、お役に立てませんですみません。

会場に入り、数人の顔見知りの方と挨拶。このようなイベントでしか顔会わせがなかなかできないので良い集会場だと思う。皆さんお変わりなく元気そうで良かった。

イベントでは俺の知らないバンドの音楽がバンバン流れる。暗黒系は奥が深すぎ。
その中でやはり光っていたのはDark Lunacy新譜の1曲目。会場で聞くとより一層良さが伝わる。

それとドイツのソイルワ-ク風ドラマティックプログレデスメタルのDisillusion(2004) (試聴とライブビデオ有り)
がやはり光っている。このアルバムは俺の一押し。試聴してすばらしいサウンドで泣いてくれ!アマゾンで今買うと安いな(笑)。再度アルバムを聴きなおしている。

アマゾン

メロデス担当のDJさんが選曲した曲は俺の好きそうなバンドばかり。後でセットリストをチェックしてみよう。メロデス万歳!

ちょっと雑用があったの終了前に会場を後にする。皆さんお疲れ様でした。会場は雨なのに大盛況。