Rageのチャレンジ精神に拍手

Rage / Speak of the Dead 2006　

スピーク・オヴ・ザ・デッド

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評価9/10

ドイツのベテランメタルバンド、レイジのなんと18作目だそうだ。これだけ続けられるバンドはそういない。実は彼らの作品は最近のものしか聞いていないが、3人で演奏しているとは思えないパワフルな演奏と、少々プログレッシブ風味が利いた硬派系サウンドは魅力的だ。新作はなんとフルオ－ケストラ組曲（22分）を導入したアルバムだ。ベテランなのに違う事にチャレンジする精神はすばらしい！保守的なファンからは賛否両論になることは想像できるが、私は高く評価したい。アルバム1曲目からいきなりオ－ケストレ－ション。これは凄く、今まで以上にスケ－ルの大きな大作で、思わず鳥肌が立ってしまう。まるでシンフォニックプログレッシブメタルではないか！彼らの特徴である骨太のジャ－マンメタルとの相性もばっちり。楽曲も甘くなり過ぎない程度にメロディアスで聴き所満載。もちろん今までのレイジファンにも必ず受け入れてもらえると信じている。