ギルのヘヴィ-メタル、プログレ系音楽室

ヘヴィ-メタル、プログレ系、ハ-ドロック等、幅広く音楽CDの感想を書きます。

SCAR SYMMETRY

2006年04月30日 | Weblog
SCAR SYMMETRY / Pitch Black Progress 2006/4 マ-キ-

ピッチ・ブラック・プログレス

オフィシャルHP

試聴先

評価8.5/10

国内盤帯宣伝文句
アグレッシブかつメロディアスに攻め立てる新世代ヘビィメタルの若きリ-ダ-
美しき旋律の中に木霊する魂の咆哮を聴け!!

スウェ-デンの5人組ソイルワ-クタイプメロデスバンドの2nd。前作1stが日本でも話題になった。さっそく1曲目を聞くとクリ-ンボ-カル割合の多い事。キャッチ-&メロディアス加減さといい、パワ-メタルバンドが今回デス声を挿入しました!と思わせるような楽曲。デスメタルファンからは生温いと非難を浴びそうだが、デスメタルのインパクトは好きだが、デス声がいやなパワ-メタルファンには受けそうな楽曲。デス声も聴き易く、クリ-ンボ-カルはかなりうまくなり、しかもハモリまで良い(笑)。北欧らしいメロディ-センスも非常に心地よい。しかし、ソイルワ-クと何が違うの?と尋ねられると困ってしまう程個性は薄いな。もっと大きな個性が欲しい所。でもソイルワ-クがUSA寄りになった音に変化しているのに対し、彼らは非常にメロディアス。ジャケットの邪悪さからは想像できない音。アルバム通して楽曲の出来もなかなか良く、かなりの力作だと思う。


メロディックスピ-ドフォ-ク宴会メタル?

2006年04月25日 | Weblog
KORPIKLAANI / TALES ALONG THIS ROAD 2006 4/26 サウンドホリック
邦題
コルピクラーニ「世にもコルピな物語」

世にもコルピな物語

オフィシャルHP(まだ未完成なのか?)

試聴先

評価8.5/10

宣伝文句
フィンランドが誇る森の妖精軍団、コルピクラーニ!1年3ヶ月ぶりとなる3rdアルバムがいよいよリリース!前作の強烈なるインパクトで多くのコルピ・ファンを掴んだ彼等が更に飛躍する時が来た!今回もヴァイオリン、アコーディオンを用いたフォーク/トラッド・メタル全開のメタルを基本に、展開されるヘヴィ・メタルは誰にも追いつけない未知の領域!酒持ってこーいな楽曲満載の宴メタルが再び!


フィンランドの飲んだくれ野郎達のメロディックスピ-ドフォ-ク宴会メタル?3rd。え、この言葉だけで彼らの音楽性は理解したって?(笑)俺のCD感想など見る必要はないかも?笛やアコ-ディオン、ヴァイオリン等の楽器を多様して音がごちゃごちゃになるかと思いつつ、メタルサウンドと共に非常にうまくまとまっている。ちょっと下品でがなり気味のボ-カルに、美しいとは思えない?野郎共のコ-ラスが良い雰囲気を出している。あっ、けなしているわけではありませんよ(笑)。歌の節まわし等はいかにも彼らの土着音楽で印象は強烈。思わず踊りたくなってしまう素朴なサウンドはとても魅力的で楽しい。インスト曲もすばらしく、アルバムの完成度はかなり上質。難を言えば、ミドルテンポの数曲はちょっと平凡で退屈。音楽性は前作からの継承で、ファンの期待をまったく裏切らない良い出来なのだが、曲調は似たり寄ったりのために飽きられてしまうのではないかとちょっと心配だ。


Red Circuit

2006年04月19日 | Weblog
Red Circuit / Trance State 2006 Lmp [Spv]

Trance State

評価5/10

オフィシャルHP

レコ-ド会社

レコ-ド会社のサンプル音源を聞いたらなかなか面白そうなメロディックプログレメタルだったので購入してみた。

元?ファイアウインド(このバンドには興味なし)のChity Sompalaがボ-カルで、
Vanden Plasのメンバ-もこの作品にからんでいる1stアルバム。これは期待か?

1曲目は確かにシンフォニック硬派系サウンドで、キャッチ-なメロディ-のプログレメタル。なるほど、Vanden Plasらしいな。なかなか良い曲なのでアルバムに期待。この曲はサンプル音源曲。

しかし、2曲目は単調なパワ-メタルそのもの。以降の曲もミドルテンポでメリハリもなく、非常に退屈。

大ハズレ.......1曲目以外はほぼ捨て曲じゃないか。これは詐欺。
Chity Sompalaの歌は雑。

宣伝文句
RED CIRCUIT is the new Prog Metal Supergroup from Germany based around singer Chity Sompala (ex-Firewind, ex-Avalon) and keyboarder Markus Teske (ex-Sheela).

RED CIRCUIT are the human symbiosis of technical perfection and deeply emotional, atmospheric sounds.

Melodically with a view to the highest standard of the genre, RED CIRCUIT open a new door to Prog Metal.

Markus Teske is the producer and engineer of bands such as Vanden Plas, Symphony X, Neal Morse, Mob Rules, Weissglut and Ian Parry´s Consortium Project.

Co-produced by Andy Kuntz, singer of Vanden Plas.

Guest soli by Patrick Rondat (Elegy, Jean Michel Jarre), Stephan Forte (Adagio) and Stephan Lill (Vanden Plas).

hicalculator(ヒカリキュレーター) 応援者募集中

2006年04月14日 | Weblog
hicalculator(ヒカリキュレーター) 応援者募集中

先日、友人のNKさんが紹介していたインディ-ズ女性ピコピコポップス。楽しくてメロディアスなエレクトリックポップス。hicalculator(ヒカリキュレーター)と言う名らしい。

一人で演奏&歌を歌っている22歳?のステキな女性。(写真)かわいい~~~~~~。
一発でお気に入りな俺(笑)

しかしすげ~な、全部自分で音まで作っちゃうなんて。これ必聴ですよ、マジ。仕事の疲れが一発で飛んだ!ちょっと俺は壊れ気味…..
リセット!リセット!人生リセット!

音源はここで聞いて☆

ここも

ボイスブログ

mixiコミュ

NKさんレビュ-

8bit風のcute-techuno popにちょっとお洒落な歌メロが乗る
「人生」から毒を全部抜き去ったような音楽です

どうやらmenberはヒカキュンなる女性一名のみのようです
音空間での遊び方が可愛いです、萌えではないです

どうやら22歳のようですが80年代の匂いがめちゃくちゃします
年齢詐称?w


Elysion~楽園パレードへようこそ~ ライブDVD

2006年04月13日 | Weblog
Sound Horizon / Elysion~楽園パレードへようこそ~  2006 ライブDVD 初の映像化

オフィシャルHP

試聴先

評価8/10

Elysion~楽園パレードへようこそ~(通常版)

通常のロック編成(Key含む)にヴァイオリン等のストリングス編成+フル-ト等を使用した幻想音楽集団。透き通る高い声の女性ボ-カルがとても印象的。知る人ぞ知る熱狂的なファンが多い楽団。

説明
壮大なテーマ、ストーリーで創り出されているSound Horizonの世界をRevo、Aramaryの実像の二人を中心に幻想楽団が演じた110分間。コンサート演出、DVD監修にハリウッドの鬼才スクリーミング・マッド・ジョージを迎え、Sound Horizon独自の世界を更に妖しく演出。なかのZEROホールでのライブを全曲収録!

DVD内容: 「なかのZEROホール」でのコンサート(2005/07/24、2005/09/19)を収録【収録時間 約110分】

以前、初めて彼らのCDを聞いて驚愕した。そしてここで騒いだ(笑)。


楽園パレ-ドへようこそと言うテ-マに沿って2枚のアルバムをメジャ-リリ-スしているが、今作DVDは楽園パレ-ドへようこその再現。メンバ-を見たことがないのでファンは興味深々だろう。実は俺も(笑)

なるほど、演出がなかなか凝っている。ボ-カルのあらまりが次から次へと衣装変えして登場する。舞台もそれなりに凝ったセットを使用し、彼ら独自の幻想空間を出そうと努力しているようだ。だが、ちょっと中途半端な感もするが、ライブセットとして見ればかなり良い舞台となっている。序盤のあらまりはすばらしい歌声だ、フル-トの音色と共にグイグイと映像に引き込まれる。しかし動き回るのがつらいのか、中盤あたりから歌がヘタクソになる。演出に気をとられて歌がおざなりになってしまっているのか?それとも実は歌がヘタだったのか?ボ-カルのあらまりは今作で集団から外れるらしい。CDで聴いた歌声がステキだったのでちょっと残念。

中盤は淡々と進行する。このあたりは楽曲のインパクト不足もあるのだろう。しかし後半~アンコ-ルにかけてはかなり盛り上がる。観客は終始椅子に座ったままだったのが、皆立ち上がって観客と一体になる。ライブはこうでなければな。

音楽と映像を融合させる事はすばらしい。不満が少し残るライブだが、何度も見たくなるような幻想音楽DVD作品になっている。



ロックの総合新着情報サイト

2006年04月12日 | Weblog
ロックの総合新着情報サイト ア-クライトオンラインが面白いです。

ここには時々CD感想を書かせてもらっています。音源試聴やクロスレビュ-、沢山の音楽サイトの記事等盛りだくさん。ロック好きならぜひ覗いてみてください。

Vanden Plas新作クロスレビュ-がここに平均90点ですね。かなりの高得点。国内盤が出ないのが不思議。
Mixiで彼らのコミュニティが立ち上がりました。興味ある方はぜひ!


Evergrey新作クロスレビュ-はここ平均75点。新作はちょっと期待はずれかな?

Queensryche の新作クロスレビュ-はここ平均65点は評価厳しいな~。

そしてQueensrycheの名盤がここに平均83点はやはり偉大なアルバムか?

The Flower Kingsの新作はどうなんだろう?まだ私は聞いていません。

Kalmah新作は評価が分かれていますね。これもまだ未聴。

Scar Symmetry新作はボロクソ?(笑)

ヘヴィロック化したLacuna Coilはいかに

ちょっと面白いRaunchy

Rage新作は評価が分かれました。

お時間があればどうぞ訪問してみてください。


チェロ3重奏メタル

2006年04月11日 | Weblog
Apocalyptica タイトル同  2005

Apocalyptica

オフィシャルHP
ビデオと試聴あり。RELEASESをクリック、アルバム名をクリック。

評価8.5/10

フィンランドのチェロ3重奏メタル集団5th。基本的にはインストバンド。

2005年発売のアルバムだったが、UK盤の値段が高く、国内盤か安いUSA盤を待っていた。(前作は国内盤リリ-スあり)しかし、いつまでたってもUK晩のみで待ちくたびれた。最近アマゾンをチェックしたらお手頃価格になっていたので購入。

1曲目がいきなり男性ボ-カル入り歌物メランコリックなロックンロ-ル調メタルでゲンナリ(ビデオ)。こんなはずでは?状態。しかし2曲目からはチェロがすばらしい泣きのメロディ-&ハ-モニ-を奏でるメタル調インスト。美しく刺激的なメロディ-にうっとり。3曲目も2曲目同様だが、劇的&スリリングな面も見せ、思わずゾクゾク。4曲目は男性ボ-カルの歌入りバラ-ド。5曲目からは再度インストで、彼ららしいサウンドを存分に披露してくれる。癒されつつ刺激的なサウンドはとても魅力的。

男性ボ-カル入りの2曲がちょっといまいちだったが、インスト曲はすばらしい出来。ラストの10分超えの曲ではゆったりしたインストで、途中から女性ボ-カルが歌い上げ、綺麗にアルバムを締めくくる。こんなチェロメタルもいいよな。

もし彼らを初めて聞くなら前作(2003)のREFLECTIONS REVISEDがかなりお勧め。国内盤が出ています。このアルバムは傑作!オフィシャルHPで試聴もできますよ。


前作REFLECTIONS REVISED
リフレクションズ


すばらしい出来のVanden Plas新作

2006年04月07日 | Weblog
Vanden Plas / Christ 0

Christ. O

評価9/10

オフィシャルHP
3曲試聴できます。

湿り気系メロディ-&サウンドが特徴のドイツのプログレメタルバンド新作6th。

本当に待ちに待った久しぶりの新作が嬉しい。1曲目はいきなりシンフォニック&クワイア入りの荘厳な幕開け。これはかなり期待できそうな出だしだ。全体的に前作よりもダイナミック&劇的になっている。更に中途半端になりがちなプログレメタル特有のマイナ-調メロディ-から一皮剥け、楽曲の質もかなり向上した。4曲目はまるでメロディックパワ-メタルバンドのキャメロットがプログレメタル系音楽方向に挑戦しているかのようだ!6曲目のしっとりバラ-ドも出来が良く、ベテランバンドの奥深さも見せる。ボ-カルもかなり深みのある声がすばらしい。これはかなりキャメロットを意識していると思われるのは気のせいか?

このアルバムは彼らの渾身作で、最高傑作ではないかと思われる。輸入盤だけで終わるのは惜しい。どこか日本国内盤をリリ-スしてください。かなり良質です。

暫定MY2006アルバムベスト1。

Evergrey

2006年04月06日 | Weblog
Evergrey / Monday Morning Apocalypse 2006 

Monday Morning

オフィシャルHP新作から1曲フル試聴できます。

評価7.5/10

スウェ-デンの5人組プログレメタルバンド6th。

まさしくグレイな雰囲気漂うプログレッシブパワ-メタルバンド。コンスタントに6作目をリリ-スする彼らは既にベテランの貫禄をみせている。ヨ-ロッパで行うプログレ系フェスティバルではほぼメインバンド扱いになるほど人気は高い。日本での知名度の無さが歯痒い。

新作は1曲目から以外にキャッチ-な楽曲でスタ-ト。しかし以降の曲はどちらかと言うと地味目であまり印象に残らない。コンパクトにまとまり過ぎているように思える。ドラマティックな1面も今回は影を潜めているようだ。ヘヴィ-でグレイ加減の雰囲気はいつも通りなのだが退屈。各楽曲は平均レベルで安定しているとも言えるが、もう一歩踏み出してくれないとインパクト不足で新たなファンは獲得できないと思う。期待した新作だけに残念。

AKASHIC

2006年04月05日 | Weblog
AKASHIC / a brand new day 2006

3曲試聴できます。

評価7.5/10

ブラジル出身の5人組key含むプログレメタルバンド2nd。

サウンドは完全にドリ-ムシアタ-に影響を受けたスタイルの硬派系メロディアスプログレメタル。前作1stの出来はいまいちだったが、新作の完成度は飛躍的に良くなっている。南米産は音質が悪い物が多いが、これは音質も良好で嬉しい。

ミドルハイテンポ中心で少しだけ劇的感のあるサウンド。どちらかというと歌に重点を置いているようだ。楽曲は意外と落ち着いた感じで、全体的にメリハリは少し足りない。大人のプログレメタルかな?各楽曲の出来不出来は少なく、平均点サウンド。個人的にはもっと劇的で高揚した楽曲が欲しかったのだが、これも悪くはない。

もっと個性を出してくれるとなお良いバンドになると思う。テクニック等はまったく問題ないレベルなのだから頑張れ!

ディスクユニオンでゲットしました。