ギルのヘヴィ-メタル、プログレ系音楽室

ヘヴィ-メタル、プログレ系、ハ-ドロック等、幅広く音楽CDの感想を書きます。

RAUNCHY

2006年02月27日 | Weblog
RAUNCHY / Death Pop Romance 2006 2/20

Death Pop Romance

評価7.8/10

オフシャルHP

その他試聴先

デンマ-クの6人組メロディックデスメタル、ハ-ドコアバンド?の3rdフルレンスアルバム。

彼らのサウンドは初めて聞いた。さらっと聞いた感じはメロデックデスメタル?スクリ-モ?吐き捨て系ハ-ドコア風ボ-カルにメロディアスな普通声コ-ラス。一見ソイルワ-クの音楽スタイルに似ているような気がするが、よりハ-ドコア度が強いようだ。1曲目のメロディアスなギタ-の旋律とハ-ド&ダイナミックなサウンドのおかげでグイグイアルバムに引き込まれていく。荒々しく刺激的なボ-カルのインパクトはかなり強いが、メロディアスなサビメロを歌う普通声コ-ラスが非常に対照的でコア度合いを下げてくれるおかげで聞きやすくなっている。電子音系キ-ボ-ドもなかなか効果的。

ただし、アルバム全編を通して聞くと似たようなパタ-ンの曲が多く、少し飽きてしまう。もう少し起伏をつけたり、クリ-ンボ-カルで歌ってもらう等の工夫が欲しかった。アルバム自体の完成度は高いほうだと思います。

国内盤出るみたいですね。

PYRAMAZE

2006年02月21日 | Weblog
PYRAMAZE / Legend of The Bone Carver 2006 2/22 キング

レジェンド・オブ・ザ・ボーン・カーヴァー

新作から1曲フルで試聴できます。

評価8.8/10

デンマ-ク6人組のプログレッシブ風味盛りだくさんなメロディックパワ-メタルバンド2nd。

ウェットな質感の中性的な歌声のボ-カル&コ-ラスに少々民族音楽系メロディ-&シンフォニックでダイナミックなサウンド、泣きのギタ-が特徴のドラマティック系メロディックプログレパワ-メタルサウンドが非常に心地よい。サビメロのインパクトも抜群だ。これは激メロと呼んでもいいだろう(笑)。

アルバム全体の楽曲も良く練られていて曲のテンポも程よく変化。完成度はかなり高く、捨て曲らしい曲も見当たらない。6曲目に女性ボ-カルとデュエットしている高品質バラ-ドがアルバムにメリハリを与えてくれるので最後まで飽きずに聞ける。プログレ風味はあまり気にならず、シンフォニックなメロディックパワ-メタル好きな方に特にお勧め。1stアルバムと比べると驚きの成長をみせてくれていて、まさしく期待以上の出来栄え。

本国デンマ-クではこの手の音楽はまったく流行していないらしいが、流行に左右されずに高品質サウンドを届けてくれる彼らに拍手。もっと評価しても良いバンドではないか?

EYES OF SHIVA

2006年02月20日 | Weblog
EYES OF SHIVA / Deep 2006 1/25 ビクタ-

ディープ


オフィシャルHP

試聴先


評価7/10

ブラジルの5人組民族音楽要素入りのメロディックパワ-メタル2nd。

前作がANGRA似だと言う事で気になって聞いたが、完成度はまだまだのバンドだった。でも面白い事をしてくれそうだったので期待。

新作はやはり民族音楽要素が入り、普通のメロディックパワ-メタルとの違いをアピ-ルしているが、個性がやや薄れた感じがする。ANGRA度も減少し、一般的なメロパワ風に近くなりつつあるように思える。アルバム全体を聞いた感じでは平均的な出来の曲は多いが、これ!といったキラ-チュ-ンがなく、ちょっと地味。やはり売り出そうとするならもっと大きなインパクトは必要だと思うんだがな~。センスと演奏能力は高いレベルにありそうなだけにちょっと残念。パ-カッションがいかにも南米らしさを演出しているところは○。

大きく化けそうな予感はするのだがな~、次に期待するか。

今月の目玉はElvenking か?祝国内盤

2006年02月20日 | Weblog
Elvenking / The Winter Wake 2006 2月
イタリアン6人組フォ-クメタルバンドの3rdアルバム。

Winter's Wake

評価8/10

新作から3曲試聴可

コテコテ民謡的要素満載な疾走メロディ-&合唱と同じくコテコテメロディアスに鳴り響くヴァイオリンが魅力的なイタリアン6人組フォ-クメタルバンドの3rdアルバム。

ボ-カルがイタリアンメロスピバンドによくありがちなB級臭い感じのため、B級クサメタルバンドの香り?も若干するが、アルバム全編楽曲の出来はかなり良い。サウンドクオリティ-もかなり上質の部類だ。CDはスピ-ディ-なコテコテフォ-キ-サウンドで幕を開ける。2曲目もいけいけどんどん。これでもかと言う感じの疾走メロディ-がとても嬉しい(笑)。3曲目はちょっと落ち着いてミドルテンポの曲。4、5曲目は再度疾走。ヴァイオリンが鳴りまくり。6曲目は雰囲気が変わり、女性ボ-カル入りのミドルテンポなフォ-キ-サウンドに泣きメロがすばらしい。7曲目以降も再度疾走サウンドが続き、聴く者を素直に楽しませてくれる。

なかなか面白いバンドで個人的には大好きだが、もう少しボ-カルのレベルが上がってくれると嬉しい。次も期待しているよ!

SECTION A

2006年02月17日 | Weblog
SECTION A / Parallel Lives 2006 1/25 アティック・ア-ケ-ド

オフィシャルHP

レコ社


説明
デンマーク人G:トーベン・エネヴォルドセン率いる、テクニカルなメロディック・メタル・バンドの2ndアルバム。メンバーは実力派Vo:アンディ・エングベリをはじめ、「スウェーデンの技巧派メロディック・メタル・バンド」として評価の高いLION'S SHAREの元メンバー達が集結! 更にマッツ・オラウソン(Key/元Yngwie Malmsteen)もゲスト参加! 日本先行発売。日本盤ボーナス・トラック1曲収録。


1stから聞いている。質は高いのだが、地味なプログレメタル風パワ-メタル。

新作もミドルテンポ主体で地味.......
数曲はまあまああんだけどな。


評価 存在感が薄くて何回も聞きません。

終了。

世界制覇へカウントダウン

2006年02月14日 | Weblog
以前にmixiでレビュ-し、2005MYベスト1に選んだ彼女達が本日USA発売。
まだ試聴&ビデオを見ていない皆様はぜひ!今日チョコレ-トをもらえなかった男性陣もぜひ ←俺のことか?保険のおばちゃんからもらったぞ(汗)。

ここから彼女達の世界制覇?が始まる。このアルバムがUSAで売れなかったらアメリカ人の音楽感覚を疑うぞ!日本も発売決定していないが、きっとタワ-レコ-ドあたりで輸入盤が大騒ぎになるだろう。発売しない日本のレコ社は?????

The Veronicas / The Secret Life Of  2006 2/14

Secret Life of the Veronicas

20歳のキュ-トな双子女性ポップス1st。

ビデオ2曲必見!まじで見てね☆

試聴先 3曲聴けます。

お時間のある方は見た、聞いた感想をお待ちしています。良かった、悪かった等なんでもどうぞ。

評価9.5/10 いや、10点満点!

最初に聞いた時は普通のキャンディ-ポップかな?と思って聞いてみたが、実はしっかりした女性ボ-カルのシンプルなポップス。メロディ-ラインに新鮮味はあまり感じられないが、上品でインパクトの強いサビのメロディ-がすばらしい。コ-ラスもGOOD!上質なポップスの基本を見事に押さえている楽曲郡には適度な変化もあり、アルバム1枚飽きさせないで聞かせてくれる。

ポップでキャッチ-な1曲目の4 Everや、哀愁メロディ-がとてもステキな6曲目のMouth Shut、7曲目のleave Me Aloneなどはとても心に染みる。アルバム全曲捨て曲なしの高品質。まるでベストアルバムを聞いているかのような錯覚さえする良作群。

ビ-トルズやカ-ペンタ-ズ等の誰でも親しみやすく、気楽に口ずさめるような音楽がこのアルバムにある。誉めすぎかな?と思ったりもするが、このアルバムは間違いなく世界を席巻するはず!1stアルバムとは思えないぞ!

さあ皆さん!ジャンルの壁など取り払って素直な気持ちでこのアルバムを聞いてみよう!すばらしいメロディ-がアルバムに凝縮されています。特に男性陣は彼女達にメロメロにされるはず!俺はもうメロメロ。ギタ-がどうとかドラムがどうとか語るのがバカバカしくなるほど良い唄満載。

ギルス-パ-ウルトラお勧め盤。聴かないと人生損しますよ(謎笑)。
久しぶりのPOPSス-パ-ヒット!世界制覇間違いなし!Tatu等とは比較対照にはなりません、彼女達は圧倒的。これぞ音楽の基本。これぞ音楽の醍醐味。

決して彼女達の美貌を気に入ったわけではありませんからね!先に音を聴きました。(言い訳???)

SILENT VOICES

2006年02月13日 | Weblog
SILENT VOICES / Building Up The Apathy 2006 1/21 マ-キ-

ビルディング・アップ・ジ・アパシー

旧作から試聴可

評価6/10

ソナタ・ア-クティカのヘンリク率いるプログレメタル風?パワ-メタルバンド3rd。

このバンドは何か面白い事をやってくれそうなので1stから聞いている。プログレ系メタルバンドはそれほど数が多くないので応援したいが、いつも中途半端なアルバムで終わってしまう。でも次に期待を持ってしまう。

新作もサウンドを聞いた瞬間、おお!と嬉しくなるようなkey入りプログレメタルの香りがするが、ボ-カルが雑でヘタ。歌メロも多くのプログレメタルバンドにありがちな中途半端でサビメロがあってないような物。メロディ-置き去りとはこの事だ。いや、メロディ-はそこそこあるようだが、ボ-カルがヘタクソでちゃんとプログレメタルの楽曲を歌えていない。大御所のドリ-ムシアタ-もメロディ-は豊富な訳ではないが、ジェ-ムス・ラブリエはこれを見事に歌いこなしている。この差は歴然。

アルバム全体を聞くと、プログレメタル色は薄くなり、平凡な楽曲が並ぶだけ。もう次に期待するのは止めよう。これが彼らの限界だな。

好きなジャンルだけに厳しい意見です。


定期的にここを見て頂いている皆様ありがとうございます。
できるだけ更新を頑張りますので今後もひいきにしてください。

NATSUMEN

2006年02月09日 | Weblog
NATSUMEN / NEVER WEAR OUT yOUR SUMMER xxx !!! 2006 2/8

NEVER WEAR OUT yOUR SUMMER XXX!!!

評価8/10

オフィシャルHP

日本人8人組プログレッシブ ハードコア ジャズ アグレッシブ インプロビゼーション ロックバンドの2ndアルバムだそうだ。

このアルバムで初めて彼らを知った。彼らを簡単に説明すると、ドラム、ベ-スにギタ-×2、キ-ボ-ド、アルト&テナ-サックス入りのアグレッシブなプログレッシブジャズセッションインストバンド。クレジットにはもう一人Cornet?と言うパ-トがある。音楽性はスリリングでテクニカル&アグレッシブなサウンドにメロディアスで絶妙なサックスとキ-ボ-ドがかなり大きなインパクトを与える。メロウなミドルテンポの曲もなかなかだ。誰の物真似でもない個性抜群のサウンドがあまりにも新鮮。得意な生演奏を生かすため、このアルバムは生々しいライブレコ-ディングとなっている。多くのライブアルバムは音質の悪い物が数多くて少々心配になるが、このアルバムはマルチトラックレコ-ディングされているため、音質もかなり良く、迫力満点。見事に生の興奮が伝わってくる。

このアルバムを聞きたくなってきませんか?ジャズと言ってもジャズ臭くはありません。ジャンルにまったく縛られないスリリングでテクニカル&メロディアスサウンド好きな方はお勧め。ゾクゾクしますよ。日本人でもこんな凄い音楽を演奏してくれる人達がいることに感激。

宣伝文句

2002年に元BOATのAxSxEとAiNeを中心に結成以来、精力的にライブ活動を続け観客にこれまでにない衝撃を与え続けてきた8人組、NATSUMEN。中村達也氏(LOSALIOS)や勝井佑ニ氏(ROVO etc)らも注目しているバンドとして噂が噂を呼び続ける。2005年3月にリリースされた1stアルバム「Endless Summer Record」が各方面で高い評価を得、ロングセールスを続けるなか遂にNATSUMENの大量本領であるLIVE RECORDINGから構築した、大本命盤といえるアルバムが完成!NATSUMENの魅力である刹那的な夏の終わりを感じさせるメロディーが楽曲のいたるところに詰め込まれており、大傑作と断言できる1枚に仕上がっています!

クサメタルなShining Fury新作

2006年02月08日 | Weblog
Shining Fury / Another Life  2005 1/16

Another Life

評価7.5/10

オフィシャルHP

試聴先

5人組みツインギタ-のメロパワ/スピバンド2nd新作。(俗に言うクサメタル)

抜群の疾走感と甘くなり過ぎない程度のキャッチ-でクサイメロディ-がとても心地よい。しかも1stよりかなり成長している感じのする楽曲群がなかな優れもの。1曲目から硬派系クサメタルサウンド全開でスタ-トする。ボ-カルは高音まで良く声が出ていて非常に安定している。サビのコ-ラスも熱く、すばらしい。ツインギタ-がとても気持ち良い具合に鳴り響く。

この手のバンドにありがちなB級臭さはまったく感じない。音質も良好で一安心。

アルバムは1曲目の勢いを落とさずに進行するが、なんと5曲目のTogetherがスピ-ディ-、テクニカル&プログレッシブメタル風の見事な楽曲。これは驚いた!彼らはありきたりのクサメタルバンドではないことを認識。私にとって好感度はかなり上昇。気持ちよくアルバム全編聴ける。ラストはDeep Purple / Highway Starのカヴァ-。これはちょっといまいちでないほうが良かったかも。

さあ!クサメタラ-諸君、ディスクユニオン入荷中です(笑)。買いに走れ!

なんとすばらしい若きシンフォ Overhead

2006年02月06日 | Weblog
Overhead / Metaepitome 2005 4/18

Meaepitome

評価8.5/10

オフィシャルHP

26歳以下のメンバ-5人組、若きフィンランドのプログレバンドの2nd。このアルバムで初めて彼らを知った。1曲目スタ-ト時はアコ-スティック風のメロディアスロックか?と言う印象だが、静かにメロトロンが入り、いきなり曲展開する。綺麗なサビのメロディ-だ。これはもしかしてすばらしいバンド?と驚いていると、今度はフル-トが入り、更に曲展開し、美しいハ-モニ-も聞かせてくれる。ギタ-、ベ-スの音も鮮明でメロディアスなプログレ好きにはたまらないサウンド。なんと1曲目から19分の大作だ。初期のジェネシスやピンクフロイド、マリリオンやキングクリムゾンを彷彿させるが、これらに北欧特有の美しいメロディ-が加わり、個性を存分に出している。全部で6曲入りのアルバムだが、それぞれの曲が表現力豊かで最後まで飽きさせずに聞かせてくれる。ラストの曲も16分の大作だ。若いボ-カルにやや不満が見られるが、かなり上質な部類だと思う。ボ-カルに深みが増せば現代シンフォ系プログレ大本命になるのでは?

LINEUP:

Tarmo Simonen - piano & synthesizers
Alex Keskitalo - vocals; flute
Jaakko Kettunen - guitars
Janne Pylkonen - bass
Ville Sjoblom - drums

とうせいさんのお勧めでした。
心に染みるすばらしいサウンドを聞かせてもらった。