ギルのヘヴィ-メタル、プログレ系音楽室

ヘヴィ-メタル、プログレ系、ハ-ドロック等、幅広く音楽CDの感想を書きます。

貫禄のIN FLAMES

2006年01月31日 | Weblog
IN FLAMES / Come Clarity 2005 2/1 トイズファクトリ-

カム・クラリティ

評価9/10

いきなり音が出ます。

スウェ-デンのメロデス最高峰バンド 8thアルバム。

いきなりインパクトの強いイントロで始まるオ-プニングチュ-ンは彼らが完全にメロディックデスメタル界を制覇してしまうのではないかと錯覚を起こさせるほど強烈なサウンド。この存在感は圧倒的で威厳さえ感じる。

初期に比べればモダンでメタルコアに接近した感じのする最近の作品に通じる所が非常に多いが、ここまで続くと彼らのサウンドの方向性が見えてくるのではないかと思う。2,3曲目がちょっと地味目な曲で退屈だが、4曲目のDead Endでスウェ-デンのかなり有名な女性歌手を起用。すばらしい女性クリ-ンボ-カルとのツインボ-カルがすばらしい!メロディアスな楽曲も抜群。意外な所でアルバムのハイライトとなっている。

ここまでアップテンポで進行してきたアルバムだが、タイトルトラックのCome Clarity はミドルテンポでメロディアス。楽曲の幅の広さを見せる。7曲目からはまたアグレッシブで畳み掛けるような楽曲群でまさに圧巻。北欧とUSAサウンドをかなりうまく融合させた完成形とも言える。まさしく王者の貫禄。

凄い.....

期待したANDROMEDA

2006年01月30日 | Weblog
ANDROMEDA / Chimera 2006 1/21 マ-キ-

キメラ

評価8/10

全アルバムから数曲試聴できます。

スウェ-デンの5人組プログレメタルバンドの3rd新作。

プログレメタル史に燦然と光輝く2001年発表の1stアルバムExtension of the Wishはスリリングでテクニカル&劇的メロディアスサウンドを我々に披露してくれた奇跡のアルバム。今でもこの作品は最高の水準であると信じて疑わない。2002年発表の2nd、II = Iは1stよりも少々地味になってしまい、多くの日本人ファンを獲得することに成功していない。日本デビュ-盤だっただけに残念だった。待ちに待った新作は1stの強いインパクトが欲しいところだ。

1曲目のPeriscope がスリリング&メロディアスで1stアルバムを思わせる予感。これはもしかして?と期待して聞くが、2、3曲目が地味。彼らに地味なミドルテンポの曲は似合わない。しかし4曲目で再度盛り返す。ギタ-とキ-ボ-ドがスリリングでお見事。これが彼らの醍醐味ではないか?1stアルバムらしさと2ndの地味な面が両立したような内容に少し戸惑う。彼らはいったいどちらの方向に進もうとしているのか?すばらしいバンドに変わりはないのだが。

奇跡の再現アルバムは次作に期待しよう。それだけの能力は彼らにある。誰も追いつけない領域へ。

かなりお勧めハ-ドシンフォ MAGIC PIE

2006年01月28日 | Weblog
MAGIC PIE / Motions Of Desire 2005

オフィシャルHP

試聴先(20分の曲がまるごと試聴可。頑張ってダウンロ-ドしましょう。右クリック保存)


評価9/10

~ノルウェー産、イエス~GG系メロディアス&テクニカル・シンフォ新鋭!~

いきなり20分の大作でアルバムが始まる(試聴曲)。曲が展開していくので最初は数曲だと思うほど。70年後半~80年代前半の黄金期アメリカン的な懐かしい感じのする優しいメロディ-がとても心地良い。イエスと言うよりも、最近のニ-ルモ-ズの作品に近いシンフォニック&ドラマティックサウンドで、プログレメタル的要素も大いにある。全編に渡りテクニカルな面も沢山見せてくれるが、決してテクニカルだけを前面には出していない。あくまでもメインはキャッチ-なメロディ-とハ-モニ-。彼らが新人だとは言われなければ解らないほどの秀作楽曲群とサウンドクオリティ-だ。音質もかなり良い部類。後半の組曲はゾクゾクさせるすばらしさ。最近のノルウェ-出身ロック系バンドはすばらしい。音楽教育&土着音楽がすばらしいからなのだろうな。これは北欧全般の共通点だと思っている。名前だけで売っているどこぞのベテランバンドもこのアルバムを聞いて見習って欲しい。

説明

近年ととみに充実してきているノルウェーより、注目の新鋭シンフォニック・バンドが登場しました。北欧らしい伸びやかなvo(英語)を交えたイエス系サウンドをベースに、ジェントル・ジャイアント風のコーラスや切り返しも交えた豪快なサウンドです。スポックス・ビアード等のアメリカ勢を思わせるイメージの中、確かな演奏と構成力で一気に聴かせるメロディアスかつテクニカルな高品質作!



東京事変 / 大人(アダルト)

2006年01月27日 | Weblog
東京事変 / 大人(アダルト) 2005 1/25

大人(アダルト) (通常盤)

オフィシャルHP

試聴先

もうひとつ


ラジオで聴いたブラックアウトと言う曲があまりもインパクトが強くて興味を持った。なにやら椎名林檎のバンドらしい。さすが椎名林檎はやることが違うなと。

でも、これ大人の歌物ジャズ風アルバムなのでは……..俺には向かない…..
修羅場も微妙。好きな曲はブラックアウトだけだったぞ。

クロスレビュ-がここに

説明

98年にソロ・シンガーとしてメジャー・デビューし活躍していた椎名林檎を中心に結成されたバンド、東京事変!2004年5月にシングル「群青日和」でデビュー。一部のメンバーチェンジを経て2005年11月にリリースしたシングル「修羅場」が大好評。1月25日リリース予定のセカンド・アルバム『大人(アダルト)』の収録曲を、こちらのページで期間限定の先行配信!2月には、日本武道館・大阪城ホール公演を控えるなど、ついに動き出した東京事変を大特集!


俺はどうもアメリカ臭い音楽は受け入れられない事に気が付いた。ジャズ、R&B、ラップ、ヒップホップ、ブル-ズ、サザン、LAメタル、メタルコア(メロディ-が薄い物)、カントリ-、etc。

同じような方はいらっしゃいますか?

TWILIGHT GUARDIANS

2006年01月25日 | Weblog
TWILIGHT GUARDIANS / Sintrade 2006 1/25 ア-トユニオン

評価6.5/10

前作から試聴可能

フィンランドのメロディックパワ-メタルバンドの3rdらしいが、彼らの音を初めて聴く。前作が日本国内デビュ-らしい。

1曲目のThrough the Stars がシンフォニック&ドラマティックでかなり良質なメロパワサウンドを聞かせてくれる。これは期待できそうだと思いながらアルバムを通して聞くと、いかにもありがちな没個性の平凡な楽曲群にちょっとがっかりしてしまう。もちろん楽曲の出来はメロディアスでそう悪くないが、どうにもインパクトが足りない。1曲目がかなり良いだけにとても残念。ボ-カルも演奏陣もかなり安定しているので、後は楽曲を煮詰めてくれれば大きく化けてくれるような気がする。
何気にキ-ボ-ドがかなり良い仕事をしてくれているので○。

80年代型北欧王道ハ-ドロック好きな人なら問題なく楽しめるのではないかと思うが、昨今の良質北欧メロパワ勢に比べて地味なのは惜しい。9曲目はどこかで聞いたことがあると思ったらマドンナのカヴァ-でした。あまりよろしくありません

ブラジルのSLEEPWALKER SUN

2006年01月24日 | Weblog
SLEEPWALKER SUN / タイトル同  2005
ワ-ルドディスクでゲット。


評価6.8/10

オフィシャルHP
全曲1~2分程度試聴可。

ブラジルの叙情派プログレメタルプロジェクトバンドの1st。

ヴァイオリンのイントロから女性ボ-カルがゆったり歌う。重いギタ-リフとキ-ボ-ドが入り、一気に盛り上がる。メロディアスな歌メロが印象的。全体の印象はプログレメタルと言うよりも、シンフォニックゴシックメタルに近い。叙情派プログレ+ゴシックメタルか?ちょっと注目。音質がワ-ルドクラスより少し落ちるが、あまり気にならない程度。時折見せるスリリングな部分が面白いが、もう少し大きなインパクトが欲しい所。母国語で歌う女性ボ-カルもうまいのかヘタなのか理解できない部分が多々ある。次に期待かな?やりたいことは面白いのではと思う。南米頑張れ!

ワ-ルドディスクの説明。
女性voをフロントにしたブラジル産プログレッシヴ・メタル系の新バンド1st。なんとサグラドのM.ヴィアナ(Vln)が2曲ゲストでプレイしているほか、TEMPUS FUGITのkbedも1曲参加しての録音です。いわゆるプログレ・メタルをベースとしつつも、その音像はメロディアスかつドラマティックなもので、ヴィアナのvlnが素晴らしい冒頭の大曲始め、シンフォニック・ロック色の強い仕上がり。派手なアナログ風kbd、ソフトな部分ではアニー・ハズラムを思わせるvo魅力十分。注目の快作!

PFM / Dracula Opera Rock

2006年01月23日 | Weblog
PFM / Dracula Opera Rock 2005

オフィシャルHP

イタリアのベテランプログレバンドのPFM新作が非常に微妙~なロックオペラで…………..歌詞の内容が理解できないから更に微妙。

やはり俺にはPFMは合わないかも?新作はヴァイオリンなしだし…..

ライブインジャパンのDVDは好きなのですが。

なんとYesのライブがタダ!で観られる

2006年01月21日 | Weblog
なんとYesのライブがタダ!で観られる。ファン必見!

ここ

このDVDと内容が同じかな?
シンフォニック・ライヴ

 2001年の新作『マグニフィケイション』発表に合わせ、敢行されたオーケストラとのシンフォニック・ツアーのアムステルダム公演(11月)の模様を収録した全167分に及ぶライブ映像。この時のメンバーは、ジョン・アンダーソン(vo)、スティーヴ・ハウ(g)、クリス・スクワイア(b)、アラン・ホワイト(ds)にアディショナル・ミュージシャンとして、トム・ブリズリン(key)を加えたラインナップ。共演するのは、ヨーロピアン・フェスティヴァル・オーケストラ。40名近くいるオーケストラ・メンバーのうち、半数以上が若い女性。多分、音楽大学の女子学生と思われるが、彼女たちの初々しさあふれる演奏も観ていて楽しい。
 演奏されるのは、「危機」(アルバム『危機』収録)、「錯乱の扉」(アルバム『リレイヤー』収録)、「儀式」(アルバム『海洋地形学の物語』収録)など、全盛期の代表作に加え、最新アルバム『マグニフィケイション』からのタイトル曲、「ドント・ゴー」、「イン・ザ・プレゼンス・オブ」など。いずれもドラマティックな迫力ある演奏で聴衆を圧倒する。息もつかせないような壮大なシンフォニック・ロックが繰り広げられるが、そんなコンサートの中盤に披露されるスティーヴ・ハウのアコースティック・ギター・ソロ「ムード・フォー・ア・デイ」にもホッとさせられる。アンコールは、1983年の大ヒット曲「ロンリー・ハート」。アンコール2曲目の「ラウンドアバウト」では、オーケストラの女性団員たち全員がステージに登場、ノリノリで踊りまくるという光景も。

01.Close To The Edge
02.Long Distance Runaround
03.Don't Go
04.In The Presence Of
05.Gates Of Delirium
06.Mood For A Day
07.Starship Trooper
08.Magnification
09.And You And I
10.Ritual
11.I've Seen All Good People
12.Owner Of A Lonely Heart
13.Roundabout

こんな雪の日はまったりと。

デイスクユニオンの宣伝文句

2006年01月18日 | Weblog
に騙された.......2枚。よくあることだ。

ドイツのエピックフォ-クペイガンメタル1st。エンシフェルムファンは必聴!みたいな感じのメ-ルあり。

これ見たら買いますな(笑)。13日DTライブ前に購入。

WOLFCHANT / Bloody Of Disgraced Lands 2005
2006年初頭に入荷。

オフィシャルHP

笛で始まるイントロに期待しながら聴くが、いきなりギタ-の音がかなり安っぽい。音質B級以下。やりたいことは理解できるがエンシフェルムにはほど遠い楽曲群。がっかり....デモ程度の出来。評価 4/10


マジェランのトレントガ-ドナ-がプロデュ-ス。メロディアスでマジェランのような壮大な世界が広がるみたいなメ-ルあり。年末に購入。

JACK FOSTER Ⅲ / Raptor Gnosis 2005

レコ-ド会社

AORだった........
好みではないので評価6/10

トレントガ-ドナ-不信。

皆様も騙されたことはありますか?沢山買っていればハズレの山になりますね.....

衝撃のSound Horizon

2006年01月16日 | Weblog
Sound Horizon / Elysion ~楽園への前奏曲~ 2004 10/27
オフィシャル
メジャ-デビュ-1st

Elysion~楽園への前奏曲~

試聴先 澪音の世界を聞いてみてください。ヴァイオリンが鳴り響くスリリングなサウンドです。


評価9.5/10

これは正直驚いた。ただのアニメソングかJ-POPだと思って軽い気持ちでアルバムを聞いたら1曲目から高音まで透明感抜群な女性ボ-カルのスピ-ドチュ-ン。凍りつくような電子音キ-ボ-ドの音とスリリング&ドラマティックな楽曲があまりにもすばらしい。

2曲目は綺麗なヴァイオリンやアコ-ディオンの音が印象的なファンタジ-色の強い曲。遊佐未森の楽曲を連想。続いてインパクトの強いサビメロから始まる美しい曲。ハ-モニ-が美しい。極めつけは試聴曲の澪音の世界。語りからいきなりヴァイオリンがスリリングにハ-モニ-を奏でながら鳴り響く。冷たい感じで歌うスピ-ドチュ-ンにゾクゾク。もちろんサビメロも抜群。

ここまで聞いてSound Horizonワ-ルドにどっぷり浸かってしまった。全ての曲中と曲間に語りやSEが入り、じゃまだなと思っていたが、聞きこんでいくと、これが楽曲にインパクトを与えている。物語と音楽を同時に楽しめるすばらしいコンセプトアルバム。こんなの聞いたことがないぞ!衝撃。

7曲目ではなんとジャズ風サウンドまで演奏している。いったい彼らは何者?只者ではありませんよ。ジャンル分けできないほどすばらしい前衛音楽。しかも何度聞いても飽きない。

こんな所にすばらしい音楽があった。驚き。

Sound Horizonの説明

海外でも目ざといマニアに評判のカルト深夜アニメ「ガンスリンガー・ガール」を元に作られた、アバンギャルドミュージック

Sound Horizon(サウンドホライズン)は Revo(レヴォ サウンドクリエーター)とAramary(あらまり ヴォーカリスト)を中心とした幻想楽団です。

幻想楽団[Sound Horizon]のメジャー・デビューCD。[Story CD]とも[Pleasure CD]とも銘打たず、ふたつの中間的な性格を持った作品で、より多くのリスナーにSHの幻想物語音楽を知ってほしいという願いが込められた楽曲がそろっている。大所帯の弦楽器セクションや、アイリッシュパイプ&ハープ等が加わり、よりゴージャスになった楽団の音に期待大。ジャケットはおなじみYokoyan氏による美麗なイラストを採用。