「いせぶら」は「銀ぶら」の転用だろうか?
そもそも「銀ぶら」が、銀座にあるブラジルという喫茶店に行くことをいうと、まことしやかにいわれている。
やはり、ただ単に“銀座”を“ぶら”つくことでよさそうなものだが、いつの世も新事実がもてはやされるから、都市伝説も次々に生み出されていく。
横浜・伊勢佐木町にはブラジルという名の喫茶店があったのかな?
うちの近所に「瀬谷銀座」があるように、全国各地に「○○銀座」があるけれど「○○伊勢佐木町」というものを聞いたことがない。
ちょっと、ゴロが悪いのか、おかげで「伊勢佐木町」は、横浜の代表的な商店街として全国に名を知られる。
さて、キャンドルナイトの点灯まで時間があったので、文字どおり、伊勢佐木町をぶらつく「いせぶら」としゃれ込んだ。
すると6丁目のお茶屋さんの「いせぶらカフェ」という看板が目に入った。
外観からは、お茶や茶器を売っているどこの商店街にでもありそうなお茶屋さんだ。
「お気軽にどうぞ→」と表示はあるけれど、その上に「予約受付中」とある。
また別の張り紙には「表千家ミニお茶席開催中」とあり、「気軽にお手前体験できます」「本日15時半に空席あり、参加費千円」とも書いてある。
小さな木札「営業中」が下がっているけれど、ドアが閉められ、その内側に目隠しのように麻のれんが下りている。
やっているのか、やっていないのか、気軽に入っていいのか、予約しなければいけないのか、実に判断に困った。
困ったとき、迷ったときには、入ってみるのが、メタ坊流だ。
すると、お茶屋さんの一角を利用した「いせぶらカフェ」では、お手前体験の真っ最中。
気軽な割に、みなさん結構真剣にやっている・・・ぎこちなく、でも「ちょっと上手くいかなかったかな」なんて顔をすると、「それじゃぁ、もう一度やってみましょう」なんていいながら、茶筅をしゃかしゃかする所作を繰り返す。
しげたの和菓子をいただきながら、飲む一服は美味しかった。
ふだんは、健康茶のセットなどを500~700円ぐらいで飲みながら、和服を着た薬丸君似の若旦那と会話を楽しむお客さんが多いのだそうだ。
今回のような企画は、3回目とかで、今のところ月1開催している。
本来、和菓子の用意があるので企画のときだけは予約制なのだとか、だから飛び込み参加は限られるのでご注意を。
川本屋さんは、明治創業の100年を超える老舗なのだそう。
濃厚でまったりした抹茶のパウンドケーキは、楽天市場でもno.1になったという自家製のもの、お試しあれ!
日本大通りと富士山を被写体として、定点観測中です。
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