新治(にいはる)市民の森散策で見つけた電柱です。
見出し写真は、東電=「新治」、NTT=「三保支」と「篭場支」とあります。
「新治」は、新治市民の森一帯が「新治町」だから、
「三保」は、梅田川を挟んだ東側が「三保町」なので、
その路線のうち37番を基点として右に14本目の電信柱ということです。
では「篭場」って何でしょうか?
新治市民の森のガイドマップ(ここをクリック!)には、
古くから呼びならわされていた地名が書かれています。
百久保や穴谷戸、おんばく、むじな、やまんめ・・・
この中で字地名として残っているのが、
篭場のほか、旭谷、鎌立、稲荷谷、西谷で、
篭場は「ろうば」といい、ガイドマップに由来が書かれています。
「鶴見川・境川 流域文化考 小寺篤著」には、
『地名ロウバ考』という一説があり、
籠馬の字をあてたことによる「馬飼」説と、
風土記稿の字地名に記述されていない牢場が、
呼称地名として地域の伝承に多数残っているという「牢獄」説があり、
中世から近世にかけての刑罰制度と、
後北条氏の厳格な支配のために、
ロウバ地名が地域的に集中していると論説しています。
秋に行ったときには、
近代的な団地の中にもスズメバチの活動が見られました。
そのため、森に入るのは遠慮しました。みなさんも気をつけてください。
十日市場駅周辺をウロウロしてみると、
NTT=「東幹」、東電=「宝袋」というのがありました。
NTTの路線名で、東・西・南・北に、
幹線の「幹」や支線の「支」の付く例は多く見受けられます。
ところで、このおめでたい「宝袋」とは・・・
字地名を調べましたが、それらしいものはありませんでした。
憶測なのですが、
ヒントはこのブログの「武相寅歳薬師25番札所」にあるのではと思っています。
駅近くにこんな屋根のある家を見つけました。
「佐藤」さんの家であることは一目瞭然ですね。
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