瀬谷区・旭区で牛丼屋がどれだけあるのか、を考えた「神戸らんぷ亭」の一件があって、“吉牛”に懐かしさを覚えていた矢先、近所の旭区東希望が丘に吉野家開店という新聞チラシに目が留まった。
これで、限りなく緑区との境に近い、旭区上白根とを併せて2店舗目だ。
それでも、瀬谷区は「ゼロ」である。
これは神の啓示に違いないと、五月晴れの中、徒歩で出かけた。
それに、先着で吉野家てぬぐいがもらえるというのも、コレクター魂に火を点けた。
店内は、昼のピークを過ぎたとはいえ、満席状態。
それも、牛丼チェーンが不慣れな土地柄らしく、席が空いても、どうぞと案内されるまで座らないのだから、みんな未開人が初めて文明に出会ったかのように目を見張っているのには、ちょっと笑えた。
写真のとおり、漬け物と味噌汁に大盛りを頼んだのだが、久々なゆえか、ツユダクを頼まなかったゆえか、味が薄く、肉の盛りも少なく感じたのは気の迷いに違いない。
さて、満腹感に感謝して、帰路につく。
相鉄線・希望ヶ丘駅前の鳥正で、チキンメンチを買うのを忘れない。
これも小さくなったのかなぁ?と思えるのも、気の迷いだろう。
坂を上っていく途中、不意のマネキンに驚いた。
床屋の看板息子とでもいうのだろうか?犬の置物もまた変である。
希望が丘小学校から尾根道沿いに進むと、瀬谷区阿久和東の長屋門公園の裏手につく。
遊歩道を下りていくと小さな湧水池に出る。
柏尾川につらなる阿久和川の源流のひとつだ。
長屋門公園の大きな長屋門は、茅ヶ崎・大岡家に繋がるという阿久和・大岡家の長屋門と伝わる。
茅葺き屋根の主屋は、泉区和泉町にあった安西家で使われていたものを移築した。
家を建て替えることを聞きつけ、立派な古民家を廃材にしてしまうのは惜しいと話したことから、移築話がはじまったことを思い出す。
当初は、近隣の伝・泉小次郎馬洗いの池のある泉中央公園に移築することで交渉に入ったが、地盤面や工事車両導入路の関係から瀬谷区に移築された。
当時は忸怩たるものがあったが、今となってみれば、我が家の近くに移築されたのも何かの因縁だろう。
それにしても、土間で話し合いをして、蚊にそこらじゅうを刺されたことは、当事者しか知らない古民家ならではの逸話である。
五月晴れは、さすがに暑い。
それで、コメダで冷たいものを飲もうと入ったら、冷房がなくて、なおさら暑い。
それだからなおさら、クリームソーダ500円は、美味かった。
コメダからコープの角を細い路地に入っていくと、和泉川・東山の水辺に至る。
そろそろ、雑草の高さが目立ってきた。
緑も色濃く、眩しい季節。
吉野家から我が家までのルートを、南区弘明寺から座間市星谷寺まで至る板東三十三札所巡りの道を「ほしのやみち」ということになぞらえて、「よしのやみち」と名付けることにした。
私も手ぬぐい3枚もらいましたよ。
近くにお寄りの際はご連絡ください。
と言っても、どうやって連絡すればいいんだ。
名刺持ってますので、電話できます。
しばらくは移転案内のコールがされると思います。
某百貨店に勤める友人から2~3日中に電話が入ると思いますよ。