ここのところ、ずっと「GYAO!」に見入っています。
今週、6月の29日まで「世界の中心で、愛をさけぶ(ここをクリック)」の、
前半部分を無料配信しているからです。
綾瀬はるかさんと山田孝之さんが共演のTBSドラマで、
原作はベストセラーにもなりました。
これを見るたびに、高校の夏を思い出します。
メタ坊の通う高校には応援団がありませんでした。
同級生に野球部のメンバーが多く、
ある日「お前、声がデカいから応援してくれないか?」と誘われました。
生徒会にも関係していたので、
仲間と語らい、にわか応援団を作りました。
にわかづくりとはいえ、毎日毎日見よう見まねで練習です。
メンバーのほとんどは、寄せ集め。
ある日、チアに参加したいという後輩の女の子が現われました。
参加させてみたものの、体力的に無理があるようでした。
練習が1時間を超え始めると、立っているのがやっと。
退校のアナウンスがあるまで練習して、学校を出ると、
校門の前か、駅のホームに彼女が必ず待っていました。
1人で帰れる自信がないので、家まで送って欲しいというのです。
夏の高校野球大会と秋の体育祭までが、
にわか応援団の結成期間。
その間の出来事は、ここでは省略します。
体育祭が終わると学校から彼女の姿はいなくなりました。
家まで送る毎日に、少しずつわかったことなのですが、
彼女はネフローゼを患っていたために、
両親(医師も含め)から様々な制約があり、
高校に通った思い出として、チア参加したのでした。
入院による転校と知ったのは、彼女からの手紙でした。
スマホやEメールなどない当時のことです。
高校生の思いを伝えるのは、手紙でした。
彼女からもらった何通かの手紙を、
数年後に読み返してみると、
彼女は真剣にSOSを発信していたんだと気づきました。
未熟な高校生だったといい訳しても、後の祭り。
もし、彼女のSOSにすぐ気づいていたら、
世界の中心で、愛をさけんでいたかもしれません。
ラブラブにしろ失恋にしろ、
胸がキュッとしてきますね。
今回の話は短編に仕上げてほしいな。
1日を26時間は稼働していたと自負しています。
彼女がひ弱な割に積極的だったので、
応援団と生徒会=硬派
な態度をとり続けたのを、
あとで後悔しなかったといえば、嘘になります。